ゴダール監督・脚本・出演『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』日本版特報が解禁!
- Fan's Voice Staff
ジャン=リュック・ゴダールの遺作となった監督・脚本・出演作『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』の日本版特報が解禁されました。
特報で、ショスタコーヴィチによるスコア(弦楽四重奏曲第8番)と共に、刹那的な荒々しさを感じさせる赤と黒の鮮烈なイラストをはじめ、ノートのページを思わせる白い紙に展開されるのは、ゴダール自身が書き記し、色付けした紙や写真、文章によって構成されたコラージュの数々。「感情(sentiment)」「情熱(Passion)」など断片的なワードが散りばめられたコラージュや、「暗い部屋で黒猫を探すのは難しい」から始まる独白が音符のように配置された一枚まで、彼自身にしかなし得ない総合芸術の一端が垣間見えます。
ゴダールに託された正確な指示をもとに本作を完成させたのは、撮影・編集を手掛けたファブリス・アラーニョ。「2020年1月、ジャン=リュックが仕事を進めるのに合わせ、私はテクニカルテストを行っていましたが、新型コロナウイルスによるパンデミックやロックダウンが進展に強くブレーキをかけました。そんななかでもジャン=リュックは紙の上での仕事を進めます。脚本を何稿も書き直し、この映画について告げようとしていました。そこには作るべき映画の神髄が見え、また原点に立ち戻る作業であり、その過程を通してすでに映画は存在していました!」
サンローランプロダクションの製作による本作は、ペドロ・アルモドバル監督、イーサン・ホークとペドロ・パスカル出演の『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』に続く短編作品。第76回カンヌ国際映画祭クラシック部門でワールドプレミアを迎え、世界の国際映画祭を席巻しました。
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『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』(英題:Trailer of the Film That Will Never Exist: ‘Phony Wars’)
監督・脚本・出演:ジャン=リュック・ゴダール
2023/フランス・スイス/フランス語/カラー/20分/G
原題:Film annonce du film qui n’existera jamais : « Drôles de guerres »
2024年2月23日(金・祝)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー
提供:コムストック・グループ、ファインフィルムズ
配給:ファインフィルムズ、コムストック・グループ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
© SAINT LAURENT – VIXENS – L’ATELIER – 2022