ベネチア最高賞『美と殺戮のすべて』3月29日公開決定!日本版ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
写真家ナン・ゴールディンの生き様を追い、第79回ベネチア国際映画賞金獅子賞を受賞、第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたローラ・ポイトラス監督作『All the Beauty and the Bloodshed』が、邦題を『美と殺戮のすべて』として3月29日(金)より全国公開されることが決定し、日本版本ポスタービジュアルと場面写真6点が解禁されました。
1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク、ニューウェーブシーン……当時は過激とも言われた題材を撮影し、その才能を高く評価され一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2023年にはイギリスの現代美術雑誌ArtReviewが発表するアート界で最も影響力のある人物の1位に選出されるなど、今日に至るまで世界にインパクトを与え続けています。
2018年3月10日、多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れたゴールディン。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもなく、目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースです。
到着した彼女たちは、「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら、「オキシコンチン」という鎮痛剤の容器を一斉に放り始めます。「オキシコンチン」はオピオイド鎮痛薬の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる合法的な麻薬。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に一人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりが、今明かされます──。
本ビジュアルには、ナン・ゴールディンが1978年にロンドンで撮影したセルフポートレイトを使用。ひっかき傷だらけの背中が生々しく、孤独感ややるせなさを漂わせながら、窓から入る光に希望が感じられます。絶望を抱えながらアートの力で世界を変えようとするゴールディンの、切実で強い想いが伝わる仕上がりとなっています。
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『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)
監督・製作:ローラ・ポイトラス
出演・写真&スライドショー・製作:ナン・ゴールディン
2022年/アメリカ/英語/121分/16:9/5.1ch/字幕翻訳:北村広子/R15+
日本公開:2024年3月29日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほかロードショー!
配給:クロックワークス
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