橋本愛 × 仲野太賀 × 木竜麻生『熱のあとに』2024年2月公開決定！

Fan's Voice Staff

主演に橋本愛、出演に仲野太賀、木竜麻生を迎えた山本英監督最新作『熱のあとに』が2024年2月に全国公開されることが決定しました。

過去に愛した恋人を刺し殺そうとした沙苗（橋本愛）が、数年の服役後、別の男との結婚を経て、もがきながらも愛し方を模索していく物語。主人公・沙苗のキャラクターは、2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアを受けています。

沙苗役を演じるのは、『桐島、部活やめるってよ』（12年）などで第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』（13年）、『ホリックxxxHOLiC』（22年）などに出演した橋本愛。罪を背負いながらも、自分の愛し方を貫き通そうとする女性を鮮烈に演じきりました。

沙苗の過去を知りながらも結婚に踏み切る夫・健太役には、『ゆとりですがなにかインターナショナル』（23年）、『笑いのカイブツ』（24年）など公開作が続々と控える仲野太賀。沙苗の言動に翻弄されながらも、彼女の愛を理解しようと奮闘する男を体現しました。

沙苗たちに親し気に接してくる謎めいた女性・足立役を演じるのは、主演作『わたし達はおとな』（22年）で北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門女優賞を受賞し、『Winny』（23年）、『福田村事件』（23年）など話題作からのオファーが止まらない木竜麻生。

監督は、東京藝術大学大学院で諏訪敦彦、黒沢清らに師事し、修了制作『小さな声で囁いて』（18年）がマルセイユ国際映画祭、全州国際映画祭などで上映された新進気鋭の若手・山本英。山本が脚本のイ・ナウォンと長年あたためていた本作の企画は第21回東京フィルメックスにてNew Director Awardを受賞。4年の歳月を経て、完成にこぎつけました。

本作は10月4日に開幕する第28回釜山国際映画祭のニューカレンツ部門でワールドプレミアされる予定。ニューカレンツ部門はアジアの新進気鋭の映画監督の1～2作目が対象となる部門で、近年は『はちどり』（18年）、『由宇子の天秤』（20年）、『さがす』（22年）などが選出されています。

以下、コメントが到着しています。

橋本愛
監督からいただいたお手紙と、ナウォンさんの脚本を初めて読んだとき、
この映画を私に委ねようと思ってくださったことに、喜びで胸がいっぱいになりました。

この映画に出会えたこと、スタッフキャストのみんなに出会えたこと、かけがえのない日々を過ごせたことは、生涯の宝物です。

釜山国際映画祭、おめでとうございます。
観客の皆さんがどのように受け取ってくださるのか、すごく楽しみです。

仲野太賀
「熱のあとに」が釜山国際映画祭でお披露目できる事、非常に嬉しく思います。　
オファーを頂いた時、あまりにも強烈な脚本に驚きました。
この作品がどんなカタチで映画になるのか、ページを捲るたびに興奮したのを覚えています。振り返ってみたら2週間ほどの短い撮影期間でしたが、山本英監督をはじめとする映画を愛するスタッフ、そして主演の橋本さん、木竜さんとの映画作りはあまりにも豊かで、僕にとってかけがえのない作品になりました。

木竜麻生
映画「熱のあとに」釜山国際映画祭出品おめでとうございます。
山本英監督の初長編監督作品を、監督をはじめ今回のキャスト、スタッフの皆さんと多くの時間を共有しながら撮影に臨みました。
濃密で、心地いい温度と緊張感のある、そして学びのある時間でした。
映画が皆さんに届くこと、とても嬉しく思います。

山本英（監督）
愛すること、生きること。
この二つが一直線に繋がって密接に関わり合う。そんな燃え盛る激情のような愛を映画にしたい、その一心で長い時間をかけて紡いできた作品です。
社会や他者など関係なく、それら全てを敵に回したとしても自分の信じる愛を守り通そうとする沙苗の姿に、私は見果てぬ夢を託したのかもしれません。
自分にとって『熱のあとに』は撮らなくては前に進めなかった映画です。
共に歩んでくださったキャスト、スタッフの皆様に心より感謝致します。

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