『見知らぬ隣人』4月14日公開決定！日本版予告編＆ポスターが解禁！

Fan's Voice Staff

2022年プチョン国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門に出品された密室サスペンス『Next Door』（英題）が、邦題を『見知らぬ隣人』として4月14日（金）に公開されることが決定し、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。

三十路を過ぎ、両親の援助のもとバイトもせず、未だなお警察官を目指し勉強を続けるチャヌは、親からも見放される寸前の“限界浪人生”。二日酔いが故全く記憶がない彼が目を覚ましたのは、日々騒音が激しかった隣人宅。床には血溜まりに突伏した死体…状況を見るにどう考えても自分が犯人だが、記憶は全くない…。そこへ来訪者が訪れいよいよ出られなくなったチャヌは、自分が犯人でないことを明らかにするため、現場に散らばる僅かな証拠を頼りに奔走することに──。

予告編では、見覚えのない死体、身体中の痣、泥酔して失った記憶、知っていそうで知らない隣人宅で、目に入るものを頼りに死体の謎を解こうと奔走するチャヌの様子が見て取れます。

脚本・監督を務めたヨム・ジホは、自主製作の短編『Equalizer』（15年）と短編2作目『Wait There』（16年）が海外映画祭で絶賛された注目の新鋭。初の長編では、誰にでも身近な「隣人」をテーマに、崖っぷち人生の男の先の展開が読めない謎解きサスペンスを描き出しました。

『見知らぬ隣人』は、世界中からジャンル系の注目作が集まる、プチョン国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門に正式出品されディストリビューション賞を受賞。国内映画祭だけにとどまらず、第40回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、第26回ファンタジア国際映画祭、第42回ハワイ国際映画祭など世界各地の映画祭にて観客を沸かせました。

＝＝

『見知らぬ隣人』（英題：Next Door）

チャヌは5度目の警察官試験を控え苛立っていた。これまで親のスネをかじりながら安アパートで下宿浪人をしていたが、親にも見捨てられ、今回の試験ばかりは失敗できない。明日に迫った受験申請期日を前にオンライン手続きを進めるが、無駄遣いのせいで受験費用が足りない…「金を貸すから出てこい」という友人の誘いに乗り夜の街へ繰り出すチャヌ。順風満帆な友人たちを前に思わず酒を煽り、悪態をつき、泥酔しブラックアウト──翌朝、目が覚めると鍵のかかった隣人の部屋。横には見覚えのない血まみれの死体…部屋は密室、第一容疑者は自分？果たして自分は罪を犯したのか、それとも──。

脚本・監督／ヨム・ジホ
出演／オ・ドンミン、チェ・ヒジン、イ・ジョンヒョン
2022年／韓国／韓国語／93分／シネマスコープ／5.1ch／原題：옆집사람／字幕翻訳：本田恵子