『ブレット・トレイン』来日中のブラッド・ピットらが東海道新幹線での“動く”レッドカーペットイベントに登場!
- Fan's Voice Staff
伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を映画化した『ブレット・トレイン』の公開に先立ち来日中の主演ブラッド・ピット、アーロン・テイラー=ジョンソン、真田広之らが、東海道新幹線内で開催された“動くレッドカーペット”のグリーティングイベントに登場しました。
JR東海の全面協力の下、東京発京都行きの「のぞみ」全車両を貸し切りにした史上初となる映画のレッドカーペットイベントとなった今回。昨日の厄除けイベントに続き、3年ぶり14回目の来日となるブラッド・ピット、初来日を果たしたアーロン・テイラー=ジョンソン、デヴィッド・リーチ監督に加え、キャストの真田広之が、特別に装飾された車内に姿を見せました。
──映画の中では皆さんは車内で大変な目に遭ってしまうわけですが、実際に新幹線に乗ってみて、乗り心地はいかがですか?
ブラッド・ピット 撮影のセットのような感じがして面白いです。懐かしい感じがしますね。また撮影の日が来たようで、デジャヴのような感じです。撮影で使った列車はもう少し高さがありましたがね。まさに“この”列車の中にいるはずの映画を、ロックダウン中に撮影しなければならないということで、この旅全体を撮影したものを、3両分くらいの大きな長いLEDの壁で投影していました。だから撮影現場でも今日と同じような景色が見えました。今は不思議とそんな感じがします。
アーロン・テイラー=ジョンソン 本当に、こうして温かく日本で迎えられ、史上初という新幹線での(映画のレッドカーペット)イベントに招いていただけたことは本当に光栄で幸せなことです。非常に光栄で、誇りに思っています。この映画は、幸運と不運、信念、そして運命の行方について描いたものですが、今この場にいてこのような体験ができることを、私たち全員がとても幸運に思っています。(日本語で)ありがとう。
真田広之 本当に、「現場に戻ってきたようだね」と話していたのですけども、一緒に作ってきたメンバーでこうしてキャンペーンができる、そしてこの新幹線の中でレッドカーペットが出来るというのは本当に夢のようで、こうしてお見せできる日が来て、本当に幸せです。
──ブラッド・ピットさん、新幹線の中で快適にお過ごしですか?
ピット はい、とても。(車内の記者の)みなさんはどうですか?快適ですか?楽しんでいますか?
テイラー=ジョンソン 楽しんでいますか?不思議な感じ?
真田 前代未聞ですからね。
(車内拍手)
テイラー=ジョンソン お越しいただきありがとうございます。
──伊坂幸太郎さんの原作を映画化となる作品ですが、出演の決め手となったポイントは?
ピット この映画の脚本は、(新型コロナウイルス感染拡大による)ロックダウン中に私のもとに届きました。ロックダウンが始まって5ヶ月経った頃だったかと思いますが、先も見えず、みんながちょっとおかしくなってきている頃でした。『ファイト・クラブ』以来、私のスタントダブルを務めてくれている旧友のデイヴ・リーチが監督を務めるということで、それだけでも素晴らしいことですが、脚本を読んでみると、キャラクターが素晴らしい。だから最高の俳優たちが集まってくるのは分かっていたし、そして何よりも、私を笑わせてくれました。当時の私は笑いを必要としていたし、他の人たちもそうだろうなと思いました。
テイラー=ジョンソン ブラッドが言ったように、この映画の撮影はロックダウン中の暗雲が立ち込める中で撮影しました。脚本を読むと、本当に大きなアンサンブルの力強いキャラクターたちが素晴らしくて、とにかく俳優としては、この楽しいキャラクターたちの中に飛び込んで、ページから飛び出させてあげたいと思いました。この作品をスタジオで撮影できたのは、非常に幸運でした。最初は日本に行くと思っていたのですが、残念ながら渡航制限があり、そうとはいきませんでした。そのため、クリエイティブに他の方法を考え、撮影できたことはとても幸運だったと思います。でも、このキャラクターは本当に楽しくて、このチームの一員になれたことは、本当に大きなチャンスでした。
真田 日本の小説が原作のものが世界公開に向けて素晴らしい国際的なキャストを迎えて、全世界に発信できるというその喜びと、非常にうまくアダプト(脚色)されたこの脚本を読み、何度かお仕事をしたデヴィッドが監督ということで、面白くならないわけがないという直感にかられて、もう即答しましたね。「乗車しま〜す!」という感じで。
──ブラッド・ピットと真田広之さんへ。二人が運命について語るシーンがとても印象的でしたが、初めて共演されてみて、いかがでしたか?
ピット 他でも話したことですが、真田さんが映画に出ると、エレガントになるんです。作品の格が上がるので、私たちにとっては本当に光栄なことでした。真田さんはこの仕事を50年?45年も続けていらっしゃいますが、本当にすごいことです。アクションのジャンルにおいてはアイコンで、45年間も続けることができるのは信じられないことです。本当に偉業だと思います。彼が出演してくれたことは、私たちにとって本当に名誉なことで、幸運だったと思います。
もうちょっと付け加えさせてください。でも天狗にならないで(笑)。エルダーはとても重要な役柄で、重厚感のある人が必要でした。デイヴとは、部屋に入ったら皆が動きを止め、すぐに尊敬を集めるような人がいいという話をして、ヒロに加わってもらいました。彼の役は、この映画の核となるものを示す、とても重要な存在です。彼と彼の息子が、物語全体の中心です。だから、この配役が決まった時には、嬉しく思いました。
真田 撮影前に聞かなくてよかったですね。もうプレッシャーが(笑)。実は55年でしたけども…、
(一同笑い)
ピット “エルダー!”55年!ワオ(※真田を崇めるようにお辞儀)
真田 長老(=エルダー)なもんですからね。でも(ピットは)最初にお会いした時から気さくでとてもフレンドリーで、そして映画にかける情熱が素晴らしいので、その空気感に包まれて撮影できたのが本当に幸せでしたし、毎日現場に行くのが楽しみでした。監督と彼の信頼関係というのがスタッフにじわじわ伝わってきて、それが本当に良いチームワークを初日から作り出してくれました。その中で仕事をできたのは、本当に感謝でしかないですね。ブラッドのこの笑顔が、カメラがオンの時もオフの時も含めて全体を包み込む、良い雰囲気を醸し出してくれたので。もちろん、主演としてみんなを牽引していく、優雅な、そして温かい、なんかこう、機関車のような…トーマスかどうかはわかりませんが(笑)、そういったやわらかいオーラで全員を力強く引っ張っていくという特殊なエネルギーを感じましたね。
──日本のファンへ向けてメッセージをお願いします。
ピット この映画をお届けできることをとても嬉しく思います。この場にいられることは、私たちにとって本当に特別なことです。この映画を観ると、私たちの日本という国への愛、日本の文化への愛を感じていただけると思います。素晴らしい旅路でした。アクションも素晴らしいし、とても楽しんでもらえると思います。この映画をご覧になるすべての方が、素晴らしい時間をお過ごしいただけることを祈っています。(日本語で)ありがとう。
京都駅長とご対面
京都駅に到着した『ブレット・トレイン』御一行は、映画にちなんだ特別展示が行われるJR東海ツアーズ京都支店へ向かい、宮川信太郎京都駅長とご対面。約2時間15分の新幹線の旅を終えたばかりのブラッド・ピットは、新幹線の乗り心地やスピード感を絶賛し、「特別な乗り心地だった!続編があったらまたぜひ乗りたい!」とのコメントまで飛び出すほど。
終始和やかなムードで進んだMeet&Greetの終わりには、展示パネルにサインを入れ、フォトセッションでは京都駅長と敬礼のポーズを決め、固い握手を交わしました。
ブラッド・ピットとアーロン・テイラー=ジョンソン、デヴィッド・リーチ監督、ケリー・マコーミックの貴重な直筆サインや主人公レディバグの劇中衣装、劇中プロップスも見られる特別展示は、8月24日(水)から10月10日(月・祝)まで開催されます(詳細はこちら)。
以下、イベントでのほか写真です。
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『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train)
原作/伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川文庫刊)
監督/デヴィッド・リーチ
脚本/ザック・オルケヴィチ
キャスト/ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック
US公開日:2022年8月5日予定
2時間6分/R15+
日本公開/2022年9月1日(木)全国の映画館で公開!
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
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