北欧イノセントホラー『ハッチング-孵化-』新場面写真10点が解禁!
- Fan's Voice Staff
少女が孵化させた卵が、幸せな家族のおぞましい真の姿をさらしていく北欧イノセントホラー『ハッチング-孵化-』の新場面写真10点が解禁されました。
解禁された写真では、主人公のティンヤ(シーリ・ソラリンナ)と母親(ソフィア・ヘイッキラ)の仲睦まじそうな姿を捉える一方で、母から押さえつけられたティンヤが見せる恐怖の形相、ティンヤが持ち帰ってきた不思議な卵を自室のベッドで誰にも内緒で大事に育てていく様子、そしてティンヤが育てた卵が巨大化して‘それ’がついに姿を現した衝撃的な瞬間、ティンヤが母親の恋人と向かい合う様子などが切り取られています。母からの過度な期待に応えることに囚われているティンヤの内面や混乱がストーリーに大きく関わっていきますが、‘それ’とは何者なのか、その出現によりティンヤと一見洗練された家族を襲う恐怖の行方が気になるカットとなっています。
本作のプロジェクトの始まりは、監督が2014年に開催されたイベントでの本作の脚本家イリヤ・ラウチとの出会いだったといいます。そこで少年が鳥の卵を孵化させるというアイデアを聞いた監督は、主人公を少女にすることを提案し、二人は脚本開発にとりかかりました。監督は、「物語は母と娘の2人の強い女性を中心に描いていて、この映画は鎧をまとい、対面を保つことをテーマにしています」と語り、さらに、「多くの観客、特に女性の方は、映画を通して誰かをコントロールしたい、喜ばせたいという衝動と、不完全な自分の姿を見せることへの恐怖に気づくことになると思います」と、本作が描き出すものを示唆するコメントを寄せています。
サンダンス映画祭でワールドプレミアされた本作には、海外メディアから「北欧発ボディ・ホラーの傑作」(Variety)、「精密に構築された恐怖に締め上げられる」(The Playlist)、「美しくおぞましい」(Thrillist)、「とてつもなく独創的なホラーが誕生した」(The Hollywood Reporter)などと絶賛評が寄せられ、第29回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭(フランス)ではグランプリを受賞しました。
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『ハッチング-孵化-』(英題:Hatching)
北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた‘それ’は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく…。
監督/ハンナ・ベルイホルム
出演/シーリ・ソラリンナ ソフィア・ヘイッキラ ヤニ・ヴォラネン レイノ・ノルディン
2022年/フィンランド/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/91分/字幕翻訳:中沢志乃/PG12/原題:Pahanhautoja
日本公開/2022年4月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にて全国順次ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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