ジェシー・アイゼンバーグ主演『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』日本版予告編が解禁!
- Fan's Voice Staff
“パントマイムの神様”マルセル・マルソーの実体験に基づく感動作『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』の日本版予告編が解禁されました。
1938年、親をナチに殺されたユダヤ人孤児たち123人をフランス・ストラスブールで迎えるマルソー(ジェシー・アイゼンバーグ)。自身もポーランド系ユダヤ人のマルソーは、「戦時中だからこそ子どもたちを笑わせたい」という思いから緊張に包まれた孤児たちをパントマイムで和ませます。ところが世の中では、ユダヤ人迫害が激化。“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)が閉ざされた場所でユダヤ人やその協力者たちを拷問し、無慈悲に射殺していました。ナチに抵抗するために組んだ仲間の命を次々に奪われ、マルソーと共に行動してきたエマ(クレマンス・ポエジー)は「復讐してやる」とナチへの徹底抗戦を誓いますが、マルソーは諭すように語り掛けます。「武力じゃ敵わない。それよりも一人でも多く生かすべきだ」。ユダヤ人孤児たちをフランスからスイスへと逃がそうと提案しますが、それはある意味、武力で抗う以上に困難な決断でした。幼い子どもを引き連れての真冬のアルプス越えに加え、迫りくるバルビー率いるナチの追っ手たち。はたしてマルソーたちは無事にスイスにたどり着くことができるのか──。
2007年に84歳で亡くなるまで、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えたマルセル・マルソー。マイケル・ジャクソンの“ムーンウォーク”は彼のパフォーマンスからヒントを得たというエピソードは有名です。
マルソーを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ。自身もユダヤ人で母親がプロの道化師だったという生い立ちを活かし、人間味豊かな魅力的な人物に変わっていく姿を生き生きと演じています。マルソーが恋心を抱くエマには、『ハリー・ポッター』シリーズのフラー・デラクール役で広くその名を知られ、『TENET テネット』の科学者役も印象深かったクレマンス・ポエジー。当時、“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉には、『ワルキューレ』のマティアス・シュヴァイクホファー。『めぐりあう時間たち』などで4度アカデミー賞にノミネートされた名優エド・ハリスが、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン役で出演し、短いシーンながら作品の格を上げています。
監督はポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家、ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツ。代表作『ベネズエラ・サバイバル』は『タイタニック』や『パッション』を抜いて、ベネズエラ史上1位のヒットを記録し、ロバート・デ・ニーロ出演の『ハンズ・オブ・ストーン』はカンヌ国際映画祭に出品され、喝采を浴びました。
==
『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』(原題:Resistance)
1938年フランス。アーティストとして生きることを夢見るマルセルは、昼間は精肉店で働き、夜はキャバレーでパントマイムを披露していた。第二次世界大戦が激化するなか、彼は兄のアランと従兄弟のジョルジュ、想いを寄せるエマと共に、ナチに親を殺されたユダヤ人の子供たち123人の世話をする。悲しみと緊張に包まれた子供たちにパントマイムで笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセル。だが、ナチの勢力は日に日に増大し、1942年、遂にドイツ軍がフランス全土を占領する。マルセルは、険しく危険なアルプスの山を越えて、子供たちを安全なスイスへと逃がそうと決意するのだが──。
出演/ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジー、マティアス・シュヴァイクホファー、フェリックス・モアティ、ゲーザ・ルーリグ、カール・マルコヴィクス、ヴィカ・ケレケシュ、ベラ・ラムジー、エド・ハリス、エドガー・ラミレス
監督・脚本・製作/ジョナタン・ヤクボウィッツ
2020年/アメリカ・イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/120分/カラー/スコープ/5.1ch/日本語字幕:高内朝子/映倫G
日本公開/2021年8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
提供/木下グループ
配給/キノフィルムズ
公式サイト
©2019 Resistance Pictures Limited.resistance-movie.jp