石井裕也監督『アジアの天使』予告編が解禁!
- Fan's Voice Staff
『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞した石井裕也監督の最新作『アジアの天使』の予告編が解禁されました。
韓国で新しい生活を始めようとしている日本人兄弟と、偶然出会ったある韓国の家族との旅を描く本作。予告編は、心機一転、兄を頼って幼い息子を連れてソウルへやって来たシングルファーザーの剛(池松壮亮)と、「シャレだろ」と一笑に付しながら二人を迎える兄(オダギリジョー)のやりとりから始まります。韓国語も話せず新天地での生活を不安に思っている剛に、「この国で必要な言葉は「”メクチュ・チュセヨ”と”サランヘヨ”」と説く兄。あるとき剛は、一人で泣き伏せている韓国の歌手ソル(チェ・ヒソ)と出会い、日本語で励ましますが、その善意は伝わらず……。2つの家族は偶然の出会いをきっかけに旅に出て、道中起こる様々な出来事を共に体験。そしてある“奇跡”を目の当たりにすることに──。
お互いに“天使”に会ったことがあるという剛とソル。その天使は東洋のおじさんのような姿で、人の肩を噛むという、一風変わったものでした。石井監督は、オダギリジョー主演のTVドラマ『おかしの家』(15年10月/TBS系)でも使用していたこの人を噛む天使というキャラクターを、本作の二つの家族をつなぐ要素として登場させています。この“ヘンテコな天使”は、「天使というのはこうあるべきだ」という決められた価値観や固定観念に囚われなくてもいいという作品全体のメタファーになっています。
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『アジアの天使』
8歳のひとり息子の学(佐藤凌)を持つ小説家の青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。ほとんど韓国語も話せない中、自由奔放な兄の言うがまま怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。
元・人気アイドルのソル(チェ・ヒソ)は、自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、亡くなった父母の代わりに、兄・ジョンウ(キム・ミンジェ)と喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、細々と芸能活動を続けていた。
しかし、その時彼らはまだ知らない。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち──どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩む時、ある“奇跡”を目の当たりにすることを……。
出演/池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ、キム・イェウン、佐藤凌
脚本・監督/石井裕也
製作/五老剛、竹内力、ハン・ドンヒ、浜田稔、森田 篤、永田勝美、宮前泰志
エグゼクティブプロデューサー/飯田雅裕
プロデューサー/永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン
製作/『アジアの天使』フィルムパートナーズ
制作プロダクション/RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM
日本公開/2021年7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開
配給/クロックワークス
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