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2024.04.10 12:00

奥山大史監督『ぼくのお日さま』9月公開決定!初予告が解禁!

  • Fan's Voice Staff

史上最年少で第66回サンセバスチャン国際映画祭の新人監督賞を受賞した奥山大史監督の商業デビュー作『ぼくのお日さま』の公開月が9月に決定し、新予告と場面写真、新キャスト情報が解禁されました。

到着した新予告は、田舎町のスケートリンクで、コーチの荒川(池松壮亮)が、タクヤとさくらにペアでアイスダンスを練習しようと提案するところから始まります。吃音をもつホッケーが苦手な少年、選手の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少女。3人の雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を映し出し、ハンバートハンバートによる主題歌「ぼくのお日さま」があたたかく包み込む映像に仕上がっています。

主人公で、すこしばかり吃音をもつホッケーが苦手な少年のタクヤ役に大抜擢されたのは、本作が映画主演デビューとなる越山敬達。ドラマ『天狗の台所』(23年)にメインキャストとして初出演し、アーティスト・演劇集団のEBiDAN(恵比寿学園男子部)の研究生「EBiDAN NEXT」としても活躍する14歳のフレッシュな才能です。スケートは4歳から経験があったが、劇中で披露するアイスホッケーとアイスダンスは初挑戦。ホッケーはスケートと靴が違い、アイスダンスも音楽に合わせ多種の滑走を伴いますが、もちまえの運動神経で、どちらも習得に必要とされる時間の半分以下の日数で習得しました。

フュギュアスケートを学ぶ少女・さくら役には、本作が演技デビューとなり、フランス語、英語も堪能のマルチリンガルでもある12歳の中西希亜良。4歳から現在までフィギュアスケートを習い、シングルの他に、アイスダンスでは全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験を持ちます。本作のキャスト募集を知ったスケートのコーチからの勧めで応募し、100名以上が参加したオーディションを経て大抜擢されました。

さらに、さくらの母親役として山田真歩、タクヤの友人役として潤浩が出演しています。

監督を務めた奥山大史監督は、是枝裕和総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務め、大学在学中に制作した『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の新人監督賞を受賞した新鋭。

以下、コメントが到着しています。

越山敬達(タクヤ 役)
タクヤ役を演じさせていただきました、越山敬達です。「ぼくのお日さま」は、僕にとって初の主演映画だったので、クランクインした時はこれまでにないほど緊張していました。ですが、すごく明るい現場で、キャストの皆さんやスタッフさんも優しい方ばかりだったので、一瞬で馴染めたし、撮影期間もあっという間に過ぎていきました。スケートをしながら何テイクも重ねたことは大変でしたがそれが報われる素敵な映像になっています。僕にとって「ぼくのお日さま」という作品が忘れられないように、皆さんにとってもきっと忘れられない作品になると思います!是非劇場に足を運んでみてください!!

中西希亜良(さくら 役)
こんなすてきな作品に参加できて、本当に幸せで、ありがたくて、今でも信じられない気持ちです。演技もはじめてで緊張しましたが、奥山監督や池松さん、越山くん、そしてスタッフのみなさんがいつも助けてくれました。でもその分、スケートでは誰よりも頑張ろうと撮影に臨みました。とっても寒い冬の撮影現場でも、いつも心はあったかくて、この映画はそんな気持ちにさせてくれる作品だと感じています。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。

奥山大史(監督・撮影・脚本・編集)
主役となる二人を探すため、繰り返しオーディションを行い、スケートリンクにも度々足を運びました。その末に越山くんと中西さんに出会えたことは、本作にとって、この上なく幸せな出来事でした。スイッチを入れるべきシーンでは、グッと集中して役に入り込み、自然体でいて欲しいシーンでは、嘘のない無邪気さを見せてくれた越山くん。吹替やCGでは決して表現できない優雅な滑りを魅せ、初挑戦となるお芝居にもまるでスポーツのように粘り強く取り組んでくれた中西さん。この2人と池松さんの組み合わせだったからこそ生まれた奇跡のようなシーンが、本作には映っています。

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『ぼくのお日さま』

吃音をもつホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、「月の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少女・さくら(中西希亜良)の姿に、心を奪われてしまう。ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを見つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。

監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩 ほか
主題歌:ハンバート ハンバート
90分

日本公開:2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国公開
配給:東京テアトル
公式サイト
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