トニー・レオン＆ワン・イーボー主演『無名』日本版予告編が解禁！

Fan's Voice Staff

トニー・レオンとワン・イーボーが共演を果たしたスパイノワール『無名』の日本版予告編と新場面写真5点が解禁されました。

舞台は、“魔都”と呼ばれた第二次世界大戦下の上海。予告編は、汪兆銘政権の諜報員フー（トニー・レオン）と部下イエ（ワン・イーボー）が、銃撃戦を繰り広げるシーンから始まります。セリフが一切なしの厳かな雰囲気の前半から一転、後半では、突如返り血を浴びるイエが映し出され、「正体を見破られるなよ」「失敗するぞ」と、フーとイエそれぞれが謎めいたセリフを放つなど、ミステリアスな雰囲気が加わります。

現在では失われてしまった古き良き上海の街並みを再現し、撮影では、光と影を巧みに使うことで、どのカットも人物がくっきりと浮かび上がるように計算されており、美しくノスタルジックな世界観を感じさせます。また、トニー・レオンとワン・イーボーによる、スタント無しで挑んだ迫真のアクションシーンも必見です。

到着した場面写真では、汪兆銘政権の諜報員メンバー3人と日本軍のある人物が対面する様子や、拳銃を構えながら険しい顔で涙を浮かべる女性のシーン、夕焼けに照らされながら真剣な顔で一点を見つめるフー、髪が乱れたまま一息つくようにタバコを吸うイエの姿などが収められています。

監督は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』（16年）を手掛けたチェン・アル。脚本と編集も担当し、わずか長編4作目にして手がけたこの脚本にトニー・レオンも惚れ込み出演を決めました。去年11月に行われた第36回中国映画金鶏賞では作品賞、主演俳優賞など8部門にノミネートされ、トニー・レオンが主演俳優賞、チェン・アル監督が監督賞と編集賞を獲得しました。