池松壮亮主演『白鍵と黒鍵の間に』予告編＆メインビジュアル2種が解禁！

Fan's Voice Staff

二人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を池松壮亮主演で描く冨永昌敬監督最新作『白鍵と黒鍵の間に』の予告編とメインビジュアル2種が解禁されました。

舞台は昭和末期、夜の街・銀座。予告編は、半年間の猛練習を経て習得した池松壮亮本人による“あの曲”「ゴッドファーザー愛のテーマ」の演奏シーンから始まります。界隈を牛耳るヤクザの会長・熊野（松尾貴史）のお気に入りのこの曲を銀座で演奏できるのは、高級クラブ「スロウリー」と「リージェント」を掛け持ちする敏腕ピアニストの南（池松壮亮）ただ一人だけ。熊野会長しかリクエストできない“あの曲”として、一帯のクラブ・キャバレー・スナックでは“あの曲”だけは弾いてはならないという暗黙の掟が守られていました。

ところがある夜、銀座の夜の世界に足を踏み入れたばかりの若きピアニストの博（池松壮亮）がその掟を破ってしまいます。「ゴッドファーザー、弾いちゃった？リクエストしていいのは一人だけなんだ。銀座で一番エラーイ人」、「その指、ぜ〜んぶ切り落とされちゃうよ？」と銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木（高橋和也）や先輩ピアニストの千香子（仲里依紗）らに脅される博。博に“あの曲”を弾かせたのは、刑務所から出所してきたばかりの謎の男“あいつ”（森田剛）でした。

一方、南は千香子に「俺さ、ボストンに行くんだ。ここでピアノを弾くのは今夜が最後だ」と打ち明けると、千香子は「今夜の問題をどうするかだ」と不吉な予感を匂わせます。“あの曲”が鳴らされたことでクセ者たちが銀座に集い、狂騒の“一夜”が幕を開けることに──。

ポスタービジュアルでもあるメインビジュアルA〈人生の隙間を音楽が埋める〉は、切なげにピアノを弾く池松の横顔ともう一人のピアノを弾く手元が交わる、青のグラデーションが幻想的な仕上りに。

メインビジュアルB〈人生が交わる“一夜”のジャズ・セッション〉は、池松演じるピアニストと本作で映画初出演を果たしたサックス奏者の松丸契演じるK助が、路上に捨てられていたピアノでジャズセッションを響かせる姿が切り取られています。

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『白鍵と黒鍵の間に』

出演：池松壮亮、仲里依紗、森田剛、クリスタル・ケイ、松丸契、川瀬陽太、杉山ひこひこ、中山来未、福津健創、日高ボブ美、佐野史郎、洞口依子、松尾貴史、高橋和也
原作：南博「白鍵と黒鍵の間に」（小学館文庫刊）
監督：冨永昌敬
脚本：冨永昌敬、高橋知由
音楽：魚返明未
製作幹事：ポニーキャニオン、スタイルジャム
制作プロダクション：東京テアトル、スタイルジャム
制作協力：ARAKINC.
製作：「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年／日本／94分／カラー／シネスコ／5.1ch