News

2023.05.17 10:00

『ジェーンとシャルロット』8月4日公開決定!日本版ティザー予告&ポスター2種が解禁!

  • Fan's Voice Staff

シャルロット・ゲンズブールが母親ジェーン・バーキンの真実に迫り、監督デビューを果たしたドキュメンタリー映画『Jane par Charlotte』が、邦題を『ジェーンとシャルロット』として8月4日(金)より全国公開することが決定し、日本版ティザー予告とポスタービジュアル2種、場面写真8点が解禁されました。

天才アーティスト(映画監督&ミュージシャン)の故セルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた生粋のサラブレット、シャルロット・ゲンズブール。初監督を手掛けた本作は、母・ジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想いやパブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、二人の間に流れる優しい時間の中に紡ぎ出します。

特異な環境下で家族の形を築いてきたジェーンとシャルロットは、セレブリティの母と娘ということ以上に、1960〜70年代と1980〜90年代、二つの時代をセンセーショナルに彩ったシネマ&ファッションアイコンでもありました。ティザー予告は、そんな母と娘のバックボーンと、撮影に挑む際の緊張を伝える内容となっています。

到着したポスターのうち、二人が深くハグし合う“HUG版”では、二人にとって大きな存在だった長女ケイト・バリー喪失の哀しみから、癒える事のない心の葛藤を暗喩されるイメージを表現。ベッドの中で二人が対話するシーンが切り取られた“BED版”では、これまでの確執に向き合い、娘との距離を縮めようとする母ジェーンの眼差しが印象的なデザインとなっています。

第75回カンヌ国際映画祭のカンヌプレミア部門に選出され、海外メディアからは「母と娘の言葉にならない問題を、優しさ溢れる感動的な記録」(ELLE France)、「盗まれた一瞬の記録。優しくメランコリック」(Marie Claire France)、「娘が母に向ける不謹慎で優しいまなざし」(Le Monde)、「ジェーンが娘のカメラに不安や優しさを包み隠さず語る姿は、前代未聞であり、圧倒されるほど感動的である」(Positif)と高い評価を獲得。第48回セザール賞ではドキュメンタリー賞にノミネートされました。

==

『ジェーンとシャルロット』(原題:Jane par Charlotte)

2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始した。これまで他者を前にしたときに付き纏う遠慮の様な感情が、母と娘の関係を歪なものにしてきた。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになる。

出演:ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、ジョー・アタル
監督・脚本:シャルロット・ゲンズブール
撮影:アドリアン・ベルトール
編集:ティアネス・モンタッシー、アンヌ・ベルソン
美術:ナタリー・カンギレム 他
エンドロール曲:「私はあなたのために完璧でありたかった!(Je voulais être une telle perfection pour toi!)」ジェーン・バーキン
2021年/フランス/92分/英題:Jane by Charlotte

日本公開:2023年8月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給:リアリーライクフィルムズ
© 2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms