A24『インスペクションここで生きる』8月4日公開決定！日本版本予告＆ポスターが解禁！

Fan's Voice Staff

A24が見出した新鋭が自らの半生を描いたヒューマンドラマ『The Inspection』が、邦題を『インスペクションここで生きる』として8月4日（金）に全国公開されることが決定し、日本版本予告とポスタービジュアルが解禁されました。

イラク戦争が長期化していた2005年のアメリカ。ゲイであることで母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送っていたエリス・フレンチ（ジェレミー・ポープ）は、自らの存在意義を追い求め、海兵隊への入隊を志願します。ところが、訓練初日から教官の過酷なしごきに遭い、さらにゲイであることが周囲に知れ渡るや否や、激しい差別にさらされてしまいます。理不尽な日々に幾度も心が折れそうになりながらもその都度自らを奮い立たせ、毅然と暴力と憎悪に立ち向かうフレンチ。孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、徐々に周囲の意識を変えていき──。

海兵隊に在職中だった20代で初めてカメラを手にし、そこから映像記録担当としてキャリアを始めたエレガンス・ブラットン監督の長編デビューにして、彼の体験に基づく実話である本作。社会からも除外され、“透明だと思っていた”自分を癒すために映画を撮ろうと決意したブラットンは、「この映画で主人公が感じる欲望、恐れ、そして最終的に抱く目標まで、すべて本物です」と語っています。

主人公のエリス・フレンチを演じるのは、俳優・歌手として活動し、2019年のトニー賞では別々のパフォーマンスで2部門（演劇主演男優賞、ミュージカル助演男優賞）にノミネートされるという史上6人目の快挙を成し遂げたジェレミー・ポープ。本作では第80回ゴールデングローブ賞で主演男優賞（ドラマ部門）にノミネートされるなど、世界各国で高い評価を受けました。

音楽はアニマル・コレクティヴが担当し、逆境に屈せず前を向く主人公フレンチの姿をエモーショナルに彩っています。

今作は第47回トロント国際映画祭でワールドプレミアされ、「傑作！すべてのシーンに真実が宿っている」（AwardsWatch）、「心の痛みを感じる、なのに希望に満ちた結末を迎える、爽やかで優しい映画」（The Hollywood Reporter）、「今まで見たこともないような光景が広がる」（SHADOW & ACT）と評されました。

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