「マギー・チャンレトロスペクティブ」Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下にて6月開催決定！

Fan's Voice Staff

世界的な映画女優であるマギー・チャンの魅力をスクリーンにて再発見する日本初の本格的回顧上映「マギー・チャンレトロスペクティブ」が、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下のこけら落としとして6月に開催されることが決定し、ティザービジュアルが解禁されました。

デビュー当初はアイドル映画に多く出演していたものの、ウォン・カーウァイ監督作『いますぐ抱きしめたい』（88年）、『欲望の翼』（90年）への出演をきっかけに演技開眼し、一躍、香港映画を代表する女優としての地位を確立したマギー・チャン。以降、香港のアカデミー賞と呼ばれる香港電影金像奨で最優秀主演女優賞を最多受賞（5回）したほか、『ロアン・リンユイ阮玲玉』（91年）でベルリン国際映画祭女優賞、『クリーン』（04年）でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞するなど世界中から称賛を集めるも、残念ながら『クリーン』以降はスクリーンから遠ざかっています。

今回のレトロスペクティブでは、そんな“生きる伝説”であるマギー・チャンの代表作から7作品をピックアップ。レスリー・チャン演じる主人公の“永遠に忘れることのできない最愛の女性”として登場し強い印象を残した『欲望の翼』（90年）『楽園の瑕終極版』（08年）や、2001年にル・シネマで封切公開されロングランヒットを記録し、昨年の「WKW4K」特集でも人気を集めた『花様年華』（00年）といったウォン・カーウァイ監督作品をはじめ、長らくスクリーンで上映される機会のなかった傑作『ロアン・リンユイ阮玲玉』の4Kリマスター版、世界的な評価を決定づけた『クリーン』、『イルマ・ヴェップ』（96年）が上映されます。

中国大陸から香港にやってきた男女が織りなす十年愛を描いた名作『ラヴソング』（96年）は、封切り当時の35mmプリントでスクリーンに帰ってきます。

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下は、昨年12月4日（日）をもって閉館した渋谷東映プラザ内「渋谷TOEI」跡地にて6月にオープン予定。