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2023.01.27 11:00

『オマージュ』日本版予告編&新場面写真が解禁!

  • Fan's Voice Staff

ヒット作に恵まれない映画監督が、60年代に活動した女性監督の映画の修復作業を通して自身の人生を振り返る感動作『オマージュ』の日本版予告編と新場面写真4点が解禁されました。

キャリアも母としても中途半端で、息子からも「母さんの映画つまんない」と酷評される映画監督のジワンが、韓国初の女性判事が毒殺された実話を映画化した『女判事』の修復作業にかかわることになる場面から始まる予告編。検閲でカットされたシーンがあることに気づき、失われたフィルムを探す旅に出たジワンは、かつて映画の編集に携わっていたという女性から「編集担当の私でさえ“縁起が悪い”と塩をまかれるような扱いだった」と、映画業界で女性が活躍することが今よりずっと困難だった時代の話を聞き出します。ジワンはすでに廃館となった古い映画館を訪れますが──。

到着した写真では、8mmフィルムを発見したジワン(イ・ジョンウン)と息子ボラム(タン・ジュンサン)の姿などが切り取られています。

主人公ジワンを演じるのは、『パラサイト 半地下の家族』(19年)など韓国を代表するバイプレイヤーのイ・ジョンウン。年齢を重ねて感じる心と体のゆらぎを、きめ細やかな芝居で表現し、単独初主演にしてアジア太平洋映画賞最優秀演技賞を受賞しました。夫を演じるのは、『あなたの顔の前に』(21年)をはじめホン・サンス監督作品の常連としても知られるクォン・ヘヒョ。息子役にドラマ『愛の不時着』(19年)のタン・ジュンサン。韓国映画、ドラマファンにお馴染みの幅広い年代の実力派俳優が集結しました。

監督は、『マドンナ』(14年)、『ガラスの庭園』(17年)のシン・スウォン。悩みながらも映画を撮ることを諦めないジワンに自身を投影させ、女性たちが時を超えて手をつなぎ、連帯していく物語に昇華させました。

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『オマージュ』(英題:Hommage)

ヒット作に恵まれず、新作を撮る目処が立たない映画監督のジワン。彼女が引き受けたのは、60年代に活動した韓国の女性監督、ホン・ジェウォンが残した映画『女判事』の欠落した音声を吹き込む仕事だった。作業を進めながらフィルムの一部が失われていることに気づいたジワンは、ホン監督の家族や関係者のもとを訪ねながら真相を探っていく……。映画を撮り続けたいという思いを抱きながらも、ジワンには母、妻としての日常生活がある。キャリアの曲がり角で立ち往生しそうになっている彼女がはじめた、失われたフィルムをめぐる旅。そこでジワンは女性が映画業界で活躍することが、今よりもずっと困難だった時代の真実を知る。夢と現実、現在と過去。その狭間を行きつ戻りつしながらも、ジワンはフィルムの修復とともに自分自身を回復させるようかのように人生を見つめ直し、新しい一歩を踏み出していく──。

監督/シン・スウォン
出演/イ・ジョンウン、クォン・ヘヒョ、タン・ジュンサン
2021年/韓国/韓国語/108分/5.1ch/シネスコ/原題:오마주/字幕翻訳:江波智子

日本公開/2023年3月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次公開!
提供/ニューセレクト
配給/アルバトロス・フィルム
公式サイト
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