News

2022.09.13 7:00

ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』2023年冬公開決定!劇中歌が世界初披露!

  • Fan's Voice Staff

ディズニー100周年記念作品となるディズニー・アニメーション・スタジオによるオリジナル・ミュージカル作品『Wish』が、邦題を『ウィッシュ』として2023年冬に公開されることが決定!さらに、アメリカ現地時間9月9日にカリフォルニア州アナハイムで開催されたディズニーファンイベント“D23 EXPO“にて、劇中歌「More for Us(原題)」が世界初披露されました。

1923年10月16日ウォルト・ディズニーと彼の兄によって設立された、ディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオ。これが今日まで続く、ウォルト・ディズニー・カンパニーの始まりです。ミッキーマウスのスクリーンデビュー作品『蒸気船ウィリー』をはじめ、世界初のフルカラー長編アニメーションとなる『白雪姫』を誕生させました。その後、ディズニーは数々の長編アニメーション映画を世に送り出し、2022年11月23日に公開する『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』までで61作品に及びます。

『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品。これまでディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきましたが、本作はそんなどの作品の世界より前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている “ロサス王国”を舞台にした物語。その主人公となるヒロインが17歳のアーシャ。前向きで明るく、リーダーの素質を持ち、王国の人々を大切に思っているアーシャは、ある出来事によって王国に隠された秘密を知り、ディズニーの歴史で最も恐ろしい敵と対峙し、立ち上がることを決心します。

今回解禁となったファーストルックでは、ヒロインのアーシャと相棒となるヤギのヴァレンティノが木に座り、無数の“願い星”が輝く夜空に包まれた王国を、愛おしむように見つめている姿が描かれています。

今作の制作にあたり、ウォルト・ディズニーの初期の長編作を参考に、古典的映画とコンテンポラリーをミックスしたアイディアを取り入れ、タイムレスな水彩画と、3Gアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発したディズニー。ファーストルックからも既に懐かしくも新しい質感が感じられ、ディズニー100年の歴史の集大成でもあり、これからの方向性を指し示す新たなアニメーションの完成が期待されます。

監督は、『アナと雪の女王』1、2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、バックと同じく『アナと雪の女王』2作を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当。プロデューサーは『アナと雪の女王』を手掛けたピーター・デル・ヴェッコと、『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務め、レガシーを受け継いできた世代の違うメンバーが初のタッグを組み、ディズニーの総力を結集した渾身の一作を誕生させます。

ジェニファー・リー、ファウン・ヴィーラスンソーン、クリス・バック Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney

監督のバックは、「ウォルト・ディズニー・アニメーションの100周年を祝福する映画を作ることができるなんて、本当に特別なこと。この映画はとても独創的。独創的な音楽にキャラクター、そしてストーリー。でも、ウォルト・ディズニー・アニメーションの伝統はしっかり受け継いでいる。ウォルトが世界にもたらしたものや、いかにして僕たちがウォルトにインスパイアされてストーリーテラーになったかという点でね」とコメント。また、ヴィーラスンソーンは100周年を飾るタイトルでもあるウィッシュ“願い”について、「私たちはキャラクターが星に願いをかけるところが大好き。私たちは、あれは何なんだろう?と深く考えた。星に願いをかけるというのはどこから来たのだろう?夢を追うというのはどういう意味なのだろう?ってね」と、ディズニー・アニメーションの長い歴史から着想を得たことを明かしています。

本作は、先日開催されたD23 EXPOの最新映画プレゼンテーションでトリを飾り、ヒロイン・アーシャの声優に『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズがキャスティングされたことが発表。初披露となる劇中歌「More for Us(原題)」を生歌唱しました。

今回お披露目となった楽曲「More for Us」は、アーシャがロサス王国の危機を知った時、星に強く“願い”をかける重要なシーンで歌われる曲。バック監督はこの楽曲について「劇中で最初の方に登場する歌の1つで、“願い”について歌った華麗なバラード。愛する人たちのための“願い”の気持ちがアーシャの中でどんどん強くなっていく様を表現した歌。すごく美しいメッセージだと思う」と明かしており、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」や『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」などヒロインの心情を表現した数々の楽曲の中でも、今回は強い“願い”が込められた一曲になっています。

ヒロインの繊細な感情を表現した歌詞が、アカデミー賞女優アリアナ・デボーズの芯があり、美しく力強い歌声と共に音楽にのることで、心を揺さぶる壮大な仕上がりに。歌唱終えたと同時に、聞き入っていた観客からは割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こりました。

音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートし、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。「More for Us」がお披露目されたことで、ミュージカルナンバーにもますます注目が集まっており、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として礎を築く存在となりそうです。

==

『ウィッシュ』(原題:Wish)

監督/クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン
脚本/ジェニファー・リー
音楽/ジュリア・マイケルズ
製作/ピーター・デル・ヴェッコ、フアン・パブロ・レイジェス
声の出演/アリアナ・デボーズ(アーシャ役)
全米公開/2023年11月22日

日本公開/2023年 冬、全国公開
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2022 Disney. All Rights Reserved.