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2022.05.18 11:00

『PLAN 75』磯村勇斗&河合優実の新場面写真3点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出された倍賞千恵子主演による映画『PLAN 75』に出演する磯村勇斗と河合優実の新場面写真3点が解禁されました。

舞台は、75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認め、支援する制度、通称〈プラン75〉が施行された近い将来の日本。市役所職員のヒロム(磯村勇斗)は、福祉担当として公園の設備管理や〈プラン75〉の加入促進の窓口を担当しています。また、コールセンターに勤務する瑶子(河合優実)は、〈プラン75〉加入者への定期的な電話連絡を担当。二人はいたって真面目に勤務し、制度を疑うことなく、淡々と職務を全うしていますが、ヒロムは加入者として再会した伯父の岡部幸夫(たかお鷹)により、瑶子はサポート対象の一人として出会う角谷ミチ(倍賞千恵子)との出会いにより、心情に変化が訪れます──。

『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』の磯村勇斗と『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』の河合優実を“若い世代”の役に抜擢した理由について、早川千絵監督は「様々な作品で毎回異なる顔を見せる磯村さんなら、私が想像する以上のヒロムを見せてくれるのではないかという期待を持ってオファーしました。河合さんは、写真を見て一目惚れです。瑶子役は当初はもう少し年上の人物を想定していたのですが、河合さんにと考えた時から、生き生きとしたキャラクターが動き出しました」と明かしています。

さらに、ヒロムと瑶子というキャラクターについては「2人とも自分たちが非人間的なシステムの一端を担っていることに無自覚です。〈プラン75〉を選択する人のその先に待っていることについて、考えることをやめてしまっているのです。そんな彼らがこの物語でどんな気付きを得るのか。それが本作の希望のひとつでもあります」と語っています。

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『PLAN 75』

世界でも速いスピードで高齢化が進んできた日本では、超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援する制度〈プラン75〉が施行されることになった。制度の運用開始から3年──〈プラン75〉を推進する様々な民間サービスも生まれ、高齢者の間では自分たちが早く死ぬことで国に貢献するべきという風潮がにわかに広がりつつあった。
夫と死別後、ホテルの客室清掃の仕事をしながら、角谷ミチ(78歳)は⻑年⼀⼈で暮らしてきた。市役所の〈プラン75〉申請窓⼝で働いている岡部ヒロムや申請者のサポート業務を担当する成宮瑶子は、国が作った制度に対して何の疑問も抱かずに、業務に邁進する日々を送っていた。また、フィリピンから出稼ぎに来ていたマリアは高待遇の職を求め、〈プラン75〉関連施設での仕事を斡旋される。ある日、ミチは職場で高齢であることを理由に退職を余儀なくされる。職を失い、住む場所さえも失いそうになったミチは〈プラン75〉の申請手続きを行うか考え始め──。

出演/倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美
脚本・監督/早川千絵
脚本協力/Jason Gray
企画・制作/ローデッド・フィルムズ
製作/ハピネットファントム・スタジオ、ローデッド・フィルムズ、鈍牛俱楽部、Urban Factory、Fusee

日本公開/2022年6月17日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
製作幹事・配給/ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee