News

2022.04.01 18:00

『私だけ聴こえる』5月28日公開決定!日本版ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

耳の聴こえない両親を持つ耳の聴こえる“コーダ”の子どもたちが、揺らぎながらも自らを語り、成長していく物語を描いたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』が5月28日(土)より全国順次公開されることが決定!日本版メインビジュアルが解禁されました。

耳の聴こえない両親から生まれた、耳の聴こえる子どもたち。コーダ(CODA:Children Of Deaf Adults)という言葉が生まれたアメリカで、コーダ・コミュニティを取材した初めての長編ドキュメンタリーとなる本作は、15歳というアイデンティティ形成期の多感な時期を過ごすコーダの子どもたちの3年間を追います。家では手話で、外では口話で話し、学校に行けば“障害者の子”として扱われ、ろう者からは「耳が聞こえるから」と距離を置かれ、聞こえる世界にもろう者の世界にも居場所のない彼らは、一年に一度の“CODAサマーキャンプ”の時だけ、ありのままの自分を解放し無邪気な子どもに戻ります──。

監督は、“社会の周縁に生きる人々の知られざる物語”をテーマに映像作品を制作してきた松井至。本作は2016年TokyoDocsにて最優秀企画賞を受賞。その後取材を続け、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭HotDocsに選出されるなど、現在世界各国で上映を行っています。

==

『私だけ聴こえる』(英題:Only I Can Hear)

15歳。サマーキャンプは終わり、進路を決める大切な時期に入る。「私はろうになりたい」という深い欲望に突き動かされ、聴力に異変をきたすナイラ、自分を育ててくれたろうの母から離れて大学に行こうと葛藤するジェシカ、コーダである自分の人生を手話で物語ることで肯定し友達を作ろうとするMJ、さらに日本とアメリカを行き来し手話通訳士をするアシュリーが妊娠を機に「お腹の子がろうになるか聞こえる子になるか」という悩みを抱えながら出産に向かう──。

監督/松井至 
出演/Ashley Ryan、Nyla Roberts、Jessica Weis、MJ、那須英彰 
製作/テムジン、リトルネロフィルムズ
共同製作/Filmoption International
プロデューサー/平野まゆ
コープロデューサー/Paul Cadieux
音楽/テニスコーツ
2022/日本/カラー/DCP/5.1ch/76分/日本語字幕:安宅 典子

日本公開/2022年5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給/太秦
協力/TOKYODOCS
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会 
©TEMJIN / RITORNELLO FILMS