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2022.02.10 12:00

ジャック・オディアール監督『パリ13区』日本版特報&新場面写真8点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたジャック・オディアール監督作『パリ13区』の日本版特報と新場面写真8点が解禁されました。

モノクロで映し出されるのは、再開発の進むパリ13区。都会的な高層ビルと工場の煙が立ち込める夜のパリで、「どんなセックスライフ?」「誰にも拘束されたくない」と男女が囁き合い、そして音楽の高まりとともに街は陽の光を浴び、この街で出会う若者たち4人の魅力的なカットが交差していきます。これまで知られていなかったフレッシュな“新しいパリ”で彼らの恋愛ドラマの幕が開ける、そんな高揚感に満ちた25秒間になっています。

場面写真では、高層ビル群のあいだを闊歩する台湾系フランス人エミリーや、伝統的なスタイルの部屋の窓を開く不動産会社で働くノラの姿、カムガール(ウェブカメラを使ったセックスワーカー)のアンバー・スウィート、カフェでお茶をするエミリーとルームメイトのカミーユなど、パリ13区で暮らす登場人物たちの何気ない日常が切り取られています。

音楽は、フランスでカルト的人気を誇るエレクトロニカ・アーティストのRoneが手掛け、第74回カンヌ国際映画祭においてサウンドトラック賞を受賞。第47回セザール賞でも音楽賞にノミネートされました。

今回パリ13区をテーマに描いたことについて、ジャック・オディアール監督は「パリでは何度も撮影をしてきましたが、13区を選んでモノクロで撮影することによって、より生き生きとしたものを提供できる可能性が生まれ、パリへの期待感が変わりました。」とコメントしています。

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『パリ13区』(原題:Les Olympiades)

監督/ジャック・オディアール
脚本/ジャック・オディアール、セリーヌ・シアマ、レア・ミシウス
出演/ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン、ジェニー・ベス
原作/「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」エイドリアン・トミネ著(「キリング・アンド・ダイング」「サマーブロンド」収録:国書刊行会)
2021年/フランス/仏語・中国語/105分/モノクロ・カラー/4K 1.85ビスタ/5.1ch/英題:Paris, 13th District/日本語字幕:丸山垂穂/R18+

日本公開/2022年4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開
提供/松竹、ロングライド
配給/ロングライド
©︎ShannaBesson
©PAGE 114 – France 2 Cinéma