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2022.02.07 9:00

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ主演『ニトラム/NITRAM』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが第74回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した『ニトラム/NITRAM』の日本版予告編とポスター、新場面写真8点が解禁されました。

1996年、オーストラリア・タスマニア島の観光地ポート・アーサーで起こった無差別銃乱射事件。20代半ばの青年が、いかにして同国史上最多の被害者を出した銃乱射事件の犯人となったのか。事件当日に至るまでの犯人の日常と生活を描き出し、その半生を破格の臨場感と緊張感で描き出します。

予告映像では、花火が大好きで、サーフィンに憧れる青年の日常と、“普通”の若者として息子に人生を謳歌してもらいたいと思っている母親、できる限りのケアをしようと努める父親、芝刈りの訪問営業を通して出会った女性など、周囲の人々が映し出されています。

主人公の青年を演じるケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、『ノーカントリー』でデビュー以降、『アンチヴァイラル』『ゲット・アウト』『スリー・ビルボード』『デッド・ドント・ダイ』など現代の名匠たちの作品に相次いで出演。レイフ・ファインズ、ジェシカ・チャスティンらと共演したジョン・マイケル・マクドナー監督『The Forgiven』の公開も控え、リュック・ベッソン監督の新作『Dogman』への主演決定が発表されたばかり。本作では、鬼気迫る演技を披露し、各国メディアを席巻。カンヌ国際映画祭、シッチェス・カタロニア映画祭などで男優賞を受賞しました。

母親役には、デヴィッド・クローネンバーグ監督作『裸のランチ』への出演でも知られ、『インドへの道』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた名優ジュディ・デイヴィス。父親役には、エグゼクティブプロデューサーとしても名を連ねるアンソニー・ラパリア。さらに、『ベイビーティース』(19年)でオーストラリア・アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど、世界各国の映画、演劇において多数の賞を獲得しているエッシー・デイヴィスが出演し、オーストラリアを代表する名優たちが脇を固めています。

監督は、「現代オーストラリア最高の映画作家」と称されるジャスティン・カーゼル。ベネディクト・カンバーバッチ、ローラ・ダーンらが出演する『Morning』や、マーゴット・ロビー主演『Ruin』の公開も予定されています。

事件から25年しか経過しておらず、当初オーストラリアでは映画化に当たって否定的な声も大きかったにも関わらず、犯人の青年の人物像を、多角的・多層的・多極的に描き切った倫理的な姿勢、その比類なき映像美学と圧倒的なリアリティが高く評価され、第11回オーストラリア・アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞ほか主要8部門で最多受賞に輝きました。

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『ニトラム/NITRAM』(原題:Nitram)

いつまでも花火遊びをやめられず近所からは厄介者扱いされているニトラム。母は彼を「普通」の若者として人生を謳歌してほしいと願う一方、父は彼の将来を案じ出来る限りのケアをしようと努めている。サーフィンに憧れ、ボードを買う資金を買うために芝刈りの訪問営業を始めた彼は、ある日、ヘレンという女性と出会う……。

監督/ジャスティン・カーゼル
脚本/ショーン・グラント
製作/ニック・バッツィアス
撮影/ジャーメイン・マックミッキング
美術/アリス・バビッジ
編集/ニック・フェントン
音楽/ジェド・カーゼル
音響/スティーブ・シングル
出演/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナン ほか
2021年/オーストラリア/英語/1.55:1/112分 /字幕:金関いな

日本公開/2022年3月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
配給/セテラ・インターナショナル
公式サイト
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