ギレルモ・デル・トロ新作『ナイトメア・アリー』ワールドプレミア開催！日本版ポスターも到着！

Fan's Voice Staff

鬼才ギレルモ・デル・トロが前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続きサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新監督作『ナイトメア・アリー』のワールドプレミアイベントが現地時間12月1日（水）にニューヨークで開催され、ブラッドリー・クーパー、ルーニー・マーラら豪華キャストが登場！あわせて、日本版ポスターが解禁されました。

会場となったリンカーンセンターのロビーには、劇中に登場するサーカスをイメージした装飾が施され、錚々たるキャスト陣のキャラクターポスターも貼り出されるなど豪華絢爛な雰囲気に。

一面ブラック＆ゴールド仕様のカーペットに、ギレルモ・デル・トロ監督をはじめ豪華キャストが登場すると、四方八方からフラッシュの嵐が！主演のブラッドリー・クーパーとルーニー・マーラは久々の再会を喜んでハグを交わし、世界的パンデミックの影響で一時は撮影が中断された本作の、長期撮影を乗り越えたキャスト陣の仲の良さを垣間見せました。

デル・トロ監督はこの題材にチャレンジした理由について、「（この映画は）ウィリアム・リンゼイ・グリシャムの素晴らしい小説に基づいている。ノワール小説は時折、社会不安の時代に現れるドラマなんだ。時代を反映している。私たちは時代ドラマであると同時に、ノワールを今、再解釈する映画を作ろうと思ったんだ」とコメント。続けて、ストーリーについて「この映画は真実、嘘、大衆迎合や詐欺、何かにすがりつきたい人々を描いている。ひとつの不安の時代の形なんだ。少なくとも我々が感じた、今の時代の不安が反映されている」と語ると、脚本を手かげ、公私ともにデル・トロ監督とパートナーのキム・モーガンが「アメリカン・ドリームに関しての映画ね。まだ存在しているけれど、実現がとても困難な“何か”ね」と明かし、デル・トロ監督が「それは常に悪夢（ナイトメア）だ」と笑顔を見せました。

カーペットには、デヴィッド・ストラザーン、リチャード・ジェンキンス、マーク・ポビネッリ、ホルト・マッキャラニー、ティム・ブレイク・ネルソン、クリフトン・コリンズ・Jr、美術のタマラ・デヴェレルらも登場。一同はその後ワールドプレミアの舞台挨拶に登壇し、客席から大きな声援で迎えられました。

ギレルモ・デル・トロ監督やキャスト陣による挨拶等も行われ、ますます熱気に包まれていくなか、プレミアに出席できなかったケイト・ブランシェットがロンドンからライブビデオで飛び入り参加し、会場のボルテージはMAXに！終始笑顔の絶えないトークイベントが展開し、イベント終了時には万雷の拍手が巻き起こるなど、大盛況のイベントとなりました。

日本版ポスターでは、ショービジネスでの成功を目指すスタンを演じるブラッドリー・クーパー、スタンの前に現れる謎めいた女性精神科医を演じる、2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェット、ショービジネスの階段を駆け登っていくスタンを支えようとする健気な女芸人モリーを演じるルーニー・マーラ、スタンが自らの師とする、かつての一流読心術師ジーナ演じるトニ・コレットらの姿が写し出されています。スタンを始め、4人のキャラクターが怪しげな表情を漂わせているさまが印象的な、ギレルモ・デル・トロ監督らしいその世界観と、劇中で広がっていく美しい悪夢に引き込まれるような雰囲気を纏った仕上がりとなっています。