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2021.10.12 17:00

『リトル・ガール』新場面写真7点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

“女の子”として生きたいサシャの幸せを守るためのゆずれない闘いを映したフランスのドキュメンタリー映画『リトル・ガール』の新場面写真7点が解禁されました。

解禁された写真では、サシャの何気ない日常が繊細なカメラワークで切り取られています。女の子用の衣装を着る事ができなくても、大好きなバレエのために一途にレッスンに励む姿のほか、シャボン玉で遊んだり、新しく買ってもらった水着で海に遊びに行ったり、お人形で遊んだり。子どもらしい姿を見せると同時に、大人びた表情も覗かせる、彼女の魅力が詰まったシーンの数々となっています。

監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツ。トランスジェンダーのアイデンティは肉体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、本作が生まれました。

2020年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭のピープルズ・チョイス賞やシカゴ国際映画祭国際ドキュメンタリーコンペティション部門 シルバー・ヒューゴ賞など、世界中で様々な映画賞を受賞。新型コロナウイルス感染拡大の影響により劇場が封鎖されたフランスでは、同年12月にTV局ARTEにて放送され、視聴者数137万5,000人、その年のドキュメンタリーとしては最高視聴率(5.7%)を獲得。オンラインでも28万回以上の再生数を記録するなど大きな反響を呼び、ドキュメンタリストとして確かな地位を築いたリフシッツ監督の洞察に満ちた繊細なカメラは、家族の喜びの瞬間、直面する多くの課題を捉え、幼少期の“性別の揺らぎ”に対する認知と受容を喚起する貴重な映画となりました。

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『リトル・ガール』(原題:Petite fille)

監督/セバスチャン・リフシッツ
2020年/カラー/フランス/フランス語/85分/英題:Little Girl/字幕翻訳:橋本裕充/字幕協力:東京国際映画祭

日本公開/2021年11月19日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給/サンリスフィルム
公式サイト
© AGAT FILMS & CIE – ARTE France – Final Cut For real – 2020