第34回東京国際映画祭コンペ部門審査員長にイザベル・ユペール！

Fan's Voice Staff

10月30日（土）より開催される第34回東京国際映画祭のコンペティション部門審査員長に、イザベル・ユペールが決定しました。

フランス・パリ出身のイザベル・ユペールは、舞台やテレビを経て1972年に映画デビュー。『レースを編む女』（77年）で英国アカデミー賞新人賞、『ヴィオレット・ノジエール』（78年）、『ピアニスト』（01年）でカンヌ国際映画祭女優賞、『主婦マリーがしたこと』（88年）、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』（95年）でベネチア国際映画祭女優賞をそれぞれ受賞。セザール賞をはじめ多数の受賞を獲得した『エル ELLE』では、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。第62回カンヌ映画祭では審査員長を務め、2016年にはフランス映画祭の団長として10年ぶりに来日を果たしました。

東京国際映画祭においては、一昨年のチャン・ツィイーに続く女性の審査員長となり、他の審査員（全5名予定）については、後日発表されます。今年のコンペティション部門は全15作品で構成される予定です。

以下、コメントが到着しています。

イザベル・ユペール
第34回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員の委員長に選ばれたことを光栄に思います。東京国際映画祭は世界で最も重要な映画祭の一つであると、私は大いに尊敬してきました。素晴らしい文化と堂々たる映画史を誇る国、日本に再び迎え入れてもらえる喜びを感じています。これまで世界各地の映画祭で審査委員長を務めてきましたが、様々なバックグラウンドを持ちながら映画への愛でつながった才能ある仲間たちと自分の視点を共有する経験はいつも刺激的です。今回の映画祭の成功をお祈りするとともに、他の審査員の皆さんと一緒に劇場で今年の入選作を拝見することを楽しみにしています。本当に何と幸運なことでしょう。

安藤裕康（東京国際映画祭チェアマン）
イザベル・ユペールさんは、知性と見識を備えたフランスの大女優であるばかりか、広く国際的な活躍により、今や世界を代表する映画人です。しかも大の日本ファンでもあります。コロナ禍にも拘らず審査委員長として来日して頂けることになり、私たちの映画祭に大きな花を咲かせてくださるでしょう。

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