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2021.09.10 8:00

『ONODA 一万夜を越えて』日本版予告編&新場面写真15点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

1974年3月、終戦後約30年の時を経て帰還し“最後の日本兵”と呼ばれた旧陸軍少尉・小野田寛郎の潜伏期間の史実を元に着想・映画化された『ONODA 一万夜を越えて』の日本版予告編と新場面写真15点が一挙解禁されました。

予告編は、仲野太賀が演じる鈴木青年が、小野田への任務解除の命令を出すよう、小野田の元上官で古本屋を営む谷口(イッセー尾形)に相談する1974年のシーンから始まります。遡ること約30年前、1944年に若干22歳にしてルバング島に着任し秘密戦の実行の命を受けた小野田寛郎(遠藤雄弥)が、日々晒される命の危険と友の死に傷つき精神を蝕まれながらも、「玉砕は一切まかりならん」という谷口の命令を守り続けた、“過酷”などという言葉では表しきれないほどの日々が垣間見えます。ついに最後の仲間も亡くし、真の孤独にさらされた成年期の小野田(津田寛治)の虚無をも感じさせる瞳が、彼の命がけの潜伏を物語ります。彼は何を信じ、何と戦い、どう生き抜いたのか──本編に続く物語に期待が膨らむ映像となっています。

小野田の青年期を演じるのは、2000年、13歳の時に映画『ジュブナイル』でデビューし、近年はドラマ・映画と活躍中の遠藤雄弥。上官の命令により作戦を決行する為ルバング島に上陸するも、指揮権も与えられないまま敵に襲撃され、攻撃や飢え、病に倒れていく仲間たちを前に苦悩する若かりし小野田を全身全霊で演じました。

小野田の成年期を演じるのは、これまでに250本以上の映画に出演し、北野武監督ら日本映画界の巨匠たちから絶大な信頼を得る津田寛治。25年以上も共にジャングルを生き抜いた唯一の友である小塚を亡くし、真の孤独に苛まれる小野田を体現する為、約1年かけて減量し撮影に臨みました。

小野田にルバング島でのゲリラ戦を決行するよう命じた上官の谷口役には、一人芝居の第一人者と呼ばれ海外でも巡業を行い、国内外での評価も高いイッセー尾形。小野田が帰国するきっかけになった旅人 鈴木紀夫には、ドラマや映画の出演オファーが絶えない仲野太賀。ほか、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、嶋田久作ら実力派が集結し、カンボジアの地で約4ヶ月の撮影に挑みました。

監督はフランス映画界で今最も注目されている新鋭のアルチュール・アラリが務め、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の国際共同製作映画でありながら、ほぼ全編が日本語のセリフで紡がれた異色作が完成。第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品に選ばれ、現地では約15分ものスタンディング・オベーションを受けました。

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『ONODA 一万夜を越えて』(原題:ONODA)

出演/遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、嶋田久作、イッセー尾形
監督/アルチュール・アラリ
制作/bathysphere productions

日本公開/ 2021年10月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給/エレファントハウス
公式サイト
©2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)