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2021.06.19 9:00

チェン・ヨウジエ監督『親愛なる君へ』日本版予告編&場面写真7点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

世界的評価を受けた『一年之初』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに長けたチェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取った最新作『親愛なる君へ』の日本版予告編と場面写真7点が解禁されました。

同性パートナーが亡くなった後も、間借り人として彼の母・シウユーと息子のヨウユーと一緒に住み、食事の支度など身の回りの世話をし続ける青年・ジエンイー。食卓を一緒に囲むことはなく、食事は屋上でとり、シウユーからは「私に尽くしたら、息子が生き返るとでも思っているの?」と嫌みを言われながらも、介護を続けていたある日、突然シウユーが急死します。“本当に病死なのか?”──パートナーの弟や警察までもが、ジエンイーに疑いの目を向けるように。セクシュアル・マイノリティへの偏見も加わり、ジエンイーからヨウユーが強制的に引き離されてしまいます。「これからたくさん嫌なことや理不尽なことに出会うだろう。でも覚えていてくれ。永遠にお前を愛している」とヨウユーへ“家族”としての想いを伝え、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイーでしたが…。

主演は『一年之初』でもヨウジエ監督とタッグを組んだモー・ズーイー。本作でも高い評価を受け、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)や第22回台北映画奨で最優秀主演男優賞を受賞。また、老婦の名演が光った“国民のおばあちゃん”の別名を持つ台湾の国宝級女優であるチェン・シューファンは、第57回台湾アカデミー賞で最優秀助演女優賞を獲得しました。

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『親愛なる君へ』(原題:親愛的房客)

老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、ふたりが今は亡き同性パートナーの家族だからだ。彼が暮らした家で生活し、彼が愛した家族を愛することが、ジエンイーにとって彼を想い続け、自分の人生の中で彼が生き続ける唯一の方法であり、彼への何よりの弔いになると感じていたからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには裁判にかけられてしまう。だが弁解は一切せずに、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。

監督・脚本/チェン・ヨウジエ
監修/ヤン・ヤーチェ
出演/モー・ズーイー、ヤオ・チュエンヤオ、チェン・シューファン、バイ・ルンイン
2020年/台湾/カラー/106分/シネマスコープ/5.1ch/英題:Dear Tenant

日本公開/2021年7月23日(金・祝)、シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開!
配給/エスピーオー、フィルモット
公式サイト
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