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2021.06.09 12:00

『明日に向かって笑え!』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』(09年)の脚本家エドゥアルド・サチェリと主演リカルド・ダリンが再びタッグを組んだ痛快リベンジストーリー 『明日に向かって笑え!』の日本版予告編が解禁されました。

予告編は、小さな田舎町でガソリン・スタンドを営むフェルミンと妻リディアが、寂れた町を立て直すため、町はずれに放置されていた農場施設を買い取って、農協を作ろうと動き出す場面から始まります。古い友人のタイヤ修理店主や列車も止まらない駅の駅長たちなど、町民たちはなけなしの貯金から出資に協力し、銀行に預けますが、その直後アルゼンチン金融危機が勃発!しかもその騒動に乗じて、出資金が奪われてしまいます。動揺し争う彼らでしたが、悪徳弁護士マンシーが農場の地下金庫に奪った金を隠していることを知り、奇想天外なリベンジ作戦を決行します。「決して希望を捨てない」彼らの奮闘は、果たして大逆転の未来に繋がるのか──?

主人公の元サッカー選手フェルミンを演じるのは、『瞳の奥の秘密』(09年)やアスガー・ファルハディ監督『誰もがそれを知っている』(18年)、『人生スイッチ!』(14年)などで名高いアルゼンチンの至宝リカルド・ダリン。妻のリディア役には、本作でアルゼンチン・アカデミー助演女優賞を受賞したベロニカ・ジナス。息子役ロドリゴを演じるのは、リカルドの実の息子で、2018年に日本でも公開され話題となった『永遠に僕のもの』(18年)で主人公とともに犯罪に手を染めていく友人ラモンを演じ注目されたチノ・ダリン。リカルド・ダリンとチノ・ダリンは本作が親子初共演で、アルゼンチンでも話題となりました。

監督を務めたセバスティアン・ボレンステインは、「2001年の経済危機で、アルゼンチンでは実際何百万人もの人々が破産し窮地に追い込まれました。本作では危機の最中、経済的地位の異なる人々が一丸となり、弁護士のマンシーら”エスタブリッシュメント”(体制)に挑戦状を突きつけます。彼らの目的は奪われた夢を取り返すこと。そこで彼らは未知なる領域に踏み入れ、無謀な作戦を実行に移そうとします。心が浮立つ計画ではありますが、ほぼ不可能に近く、それはまるでファンタジーです。でもそこに独特な磁力が生じ、この町の人々が社会の既存システムと立ち向かうために辿る旅が、この物語の核なのです」と語っています。

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『明日に向かって笑え!』(原題:La Odisea de los Giles)

監督・脚本/セバスティアン・ボレンステイン
原作・脚本/エドゥアルド・サチェリ
出演/リカルド・ダリン、ルイス・ブランドーニ、チノ・ダリン、ベロニカ・ジナス 他
2019/アルゼンチン/スペイン語/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/116分/字幕翻訳:原田りえ/英題:Heroic Losers

日本公開/2021年8月6日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他全国順次公開
配給/ギャガ
後援/アルゼンチン共和国大使館
協力/インスティトゥト・セルバンテス東京
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