News

2021.06.08 18:00

『スザンヌ、16歳』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

2020年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションに選出されたフランス映画『スザンヌ、16歳』の日本版予告編とポスタービジュアル、新場面写真13点が解禁されました。

監督・主演のスザンヌ・ランドン自らが作ったエンディングの詞「スニーカーと生意気な白いシャツ… 夏がはじまる」というコピーとともに、ランドンの横顔を瑞々しく切り取った爽やかな印象のビジュアル。予告編では、思春期時代のヒリつくような感情や、青春ならではキラキラとした日々がエモーショナルに映し出されています。

脚本の基になったのは、ランドンが15歳の時に執筆した、パリ・モンマルトルを舞台に高校生が年の離れた大人の男性に恋をする、ひと夏の物語。当時、誰にも打ち明けられず、自身の内側に抱えていた思春期の憂うつな感情や恋愛への憧れを脚本へと昇華させ、19歳で映画制作に着手。主演として複雑で不安定な少女の内面を体現し、監督としてその繊細さを瑞々しくスクリーンに描き出しました。

この若き才能に惹きつけられ集結したのは、『BPM ビート・パー・ミニット』のアルノー・ヴァロワや、『おもかげ』のフレデリック・ピエロほか、コメディ・フランセーズの役者など実力派俳優たち。音楽をヴィクトワール賞(フランス版グラミー)の最優秀アルバム賞を獲得した経験を持つ実力派シンガー・ソングライター、ヴァンサン・ドレルムが担当。

ダンスを介した男女のやり取り、現代演劇の演出ほか、映画、文学、舞台、音楽といったあらゆるカルチャーの名作へのオマージュを盛り込みながら、新世代のやわらかくも鋭い感性で綴られた本作。時代を超え、年齢や性別を超えて誰の心にも通じる普遍性と斬新さをあわせ持つ、まったく新しいフランス映画が完成しました。

==

『スザンヌ、16歳』(原題:Seize printemps)

スザンヌは16歳。多感な年ごろの彼女は最近、同年代の友人たちに退屈している。恋に憧れてはいるが、学校の男子たちにもあまり魅力を感じない。ある日彼女は、通学途中にある劇場の前で、年の離れた舞台俳優ラファエルと出会い、彼に夢中になる。ラファエルもまた繰り返される舞台や仲間たちとの付き合いに退屈さを感じていた。互いの中に共通点を見つけた2人は、年の差があるにもかかわらず恋に落ちる。しかしスザンヌは、彼に夢中になればなるほど、自分が人生を見失っているのではないかと恐れはじめる。あれほど苦労して同級生と同じように楽しもうとしていた16歳のときを…。

キャスト/スザンヌ・ランドン、アルノー・ヴァロワ、フレデリック・ピエロ、フロランス・ヴィアラ、レベッカ・マルデール
監督・脚本/スザンヌ・ランドン
編集/パスカル・シャヴァンス
音楽/ヴァンサン・ドレルム
2020年/フランス/73分/英題:Spring Blossom

日本公開/2021年8月21日(土)より渋谷ユーロスペースほか
公式サイト