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2021.06.02 8:00

柳楽優弥・有村架純・三浦春馬共演『映画 太陽の子』予告編&ポスターが解禁!福山雅治が主題歌!

  • Fan's Voice Staff

”日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像劇『映画 太陽の子』の予告編、ポスター、主題歌情報が解禁されました。

「いっぱい未来の話しよう」と笑顔で固く手を結びあう3人の姿から始まる予告編。「今研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未来への可能性を信じ、未知なる世界への研究に目を輝かせ「実験しましょう!」と夢中になる修(柳楽優弥)、「戦争が終わったら仕事する。結婚はその後や!」と現実をしっかり見つめ、未来への強い意志を持つ世津(有村架純)、「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と戦場への恐怖をさらけ出す裕之(三浦春馬)、そして「俺らがやってることは正しいことですか?間違ってるんですか?」と物理学の魅力を感じながらも、一方で多くの命を奪う兵器開発を担うという葛藤に抗う修の姿など、等身大の表情が次々と映し出されています。

一方で、研究を続けようとする修に向かって、「科学者とはそんなに偉いんか」と諌める母親のフミ(田中裕子)、「(戦争に)勝っても負けても何も変わらん!」と強い怒りを顕にする世津、命を顧みず戦場へ向かおうとする研究生に「生きるんや」と強いまなざしで研究室へ残るように促す荒勝教授(國村隼)の姿も。福山雅治が歌う主題歌「彼方で」が、葛藤を抱えながらも懸命に日々を生きようとしている彼らの想いを優しく包み込み、3人の想いがリアルに伝わってくる映像に仕上がっています。

主題歌には、故郷長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い、生命の逞しさ」を発信する“KUSUNOKIプロジェクト”のプロデューサーを務める福山雅治の楽曲を製作陣が熱望。若者たちが時代に翻弄されながらも懸命に生きていく姿と、愛する者への思いを描いた本作に共感した福山は、鑑賞後に製作陣の本作に込めた思いとテーマをヒアリングし打ち合わせを重ねていったそう。そして、作品と製作陣の思いへの理解を深めていく中で、本作の世界観と合致する「彼方で」が主題歌に決定しました。

「彼方で」は、昨年12月に発売された、父親の名前をタイトルに冠したアルバム「AKIRA」のラストに収録されており、サビをすべてファルセット(裏声)でトライしていることもファンの間で話題となった楽曲。映画主題歌に決定したことについて福山は、「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り逢えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」と話しています。

2020年に放送されたパイロット版と言うべきテレビドラマとは異なる視点と結末が描かれ、ついに物語が完結する本作。監督・脚本は、『青天を衝け』などの多くの話題作を手がける黒崎博。彼が10年間温め続けたこの企画に共鳴し、音楽にはアカデミー賞5部門ノミネート『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/ スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。キャストには、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也などの豪華俳優陣のほか、海を越えピーター・ストーメアも名を連ねています。

以下、福山雅治のコメント全文です。

「僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。『映画 太陽の子』は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く『平和な世界への願い』という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています」

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『映画 太陽の子』

1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々の中、建物疎開で家を失なった幼馴染の朝倉世津(有村架純)が修の家に居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人。ひとときの幸せな時間の中で、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見る修と世津だが、一方で物理学に魅了されていた修も、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた。それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、運命の8月6日が訪れてしまう。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とは──?

出演/柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメア、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、土居志央梨、國村隼、田中裕子
監督・脚本/黒崎博
音楽/ニコ・ミューリー
主題歌/「彼方で」 福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
制作/KOMODO PRODUCTIONS
製作/「太陽の子」フィルムパートナーズ
Presented by ELEVEN ARTS STUDIOS / NHK

日本公開/2021年8月6日(金)
配給/イオンエンターテイメント
公式サイト
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ