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2021.05.27 9:00

『イン・ザ・ハイツ』日本版予告編&ポスターが解禁

  • Fan's Voice Staff

トニー賞4冠とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』の日本版予告映像とポスタービジュアルが解禁されました。

予告映像は、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が「昔々、ここから離れたニューヨークにワシントンハイツという場所があった」と回想するシーンから始まり、歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が次々と映し出されます。ミュージカル作品というと物語が歌で進行しますが、原作は保守的なブロードウェイで初めて本格的にラップを持ち込み評価されたミュージカルで、映画版でもパワフルなラップソングを堪能できそうです。

映像の後半には、建物の外壁で垂直に踊るアッと驚くシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスがふんだんに盛り込まれています。また楽曲の歌詞には力強いメッセージが込められており、閉塞感漂う今だからこそ響く、エネルギーに満ち溢れた作品を予感させます。

日本版ポスターは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、ウスナビとヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、ベニー(コーリー・ホーキンズ)とニーナ(レスリー・グレース)がそれぞれ手を取り合い踊る姿が切り取られています。

本作を鑑賞した歌手のアリアナ・グランデは「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」とSNSでコメント。俳優のヒュー・ジャックマンも、「舞台のミュージカルは観ていなかったけれど、映画を観て圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も信じられないくらいに素晴らしい。自分がミュージカルをやっているからって全てのミュージカルを見ているわけじゃないし、すべてのミュージカルが好きなわけじゃないけど、この映画は圧勝だ」と大絶賛のコメントを投稿しています。

週末にはレビューが解禁され、「『イン・ザ・ハイツ』の抑えきれないエネルギーは、夏のヒット作の季節の幕開けにふさわしい」、「新旧の偉大なミュージカル映画を想起させつつ、このジャンルの大きな飛躍を感じさせてくれる」、「『イン・ザ・ハイツ』には今必要とされている希望のメッセージが込められている」、「『イン・ザ・ハイツ』は映画館への見事な凱旋だ。私たちがなぜ大スクリーンで映画を見ることが好きなのか、その理由を何度も何度も思い出させてくれる」、「オスカー間違いなし。10年に1本の傑作ミュージカル。いま世界に必要なのはこの感動だ」など、本国ではすでに絶賛評で埋め尽くされています。

メガホンを取ったのは、キャストがほぼ全員アジア人にも関わらず全米3週連続第1位を記録し異例の大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。

以下、日本で本作をいち早く鑑賞した映画評論家や演劇ライターなどからコメントが到着しています(※敬称略・順不同)。

渡辺祥子(映画評論家)
ラテンの血がたぎる熱気に煽られ、圧倒的興奮に夢中になった。
ここにはNYに生きるヒスパニック系の人々のこみあげる思いがダンスと音楽になって噴出している。

大原薫(演劇ライター)
ミュージカルの聖地ブロードウェイで観た『イン・ザ・ハイツ』は熱く燃えていた。映画はさらにホット!
ラテン・ラップ・バラード……、あらゆる音楽とリズムが渦巻き、アメリカの「今」を映し出す。「大切なHOMEで夢を追いかけよう」と心に明かりが灯った。

立田敦子(映画ジャーナリスト)
ラテン・サウンドってなんでこんなに人を元気にするのだろう?
夢と仲間がいれば、人生はどうにかなる。そう信じさせてくれるエンパワーメント・ムービー!

稲垣貴俊(ライター)
こんなミュージカル映画を待っていた!
ラテンのリズムに身体が揺れ、圧倒的な歌とダンスに心ふるえる、王道の魅力と現代のスピード感が融合した傑作。
彼らの夢と青春は、厳しい日常の中で希望を求める“今”の世界に深く刺さるはず。

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『イン・ザ・ハイツ』(原題:In the Heights)

ワシントン・ハイツ──そこはNYの片隅にある取り残された街。祖国を遠く離れた住民たちで賑わう大通りはいつも、歌とダンスであふれている!暑さが激しい真夏に起こった大停電。その夜、仕事や進学、恋にもがきながら、夢に踏み出そうとする4人の若者の運命が、大きく動き出す──。

監督/ジョン・M・チュウ
製作/リン=マニュエル・ミランダ
出演/アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ
全米公開/2021年6月11日

日本公開/2021年 7月30日(金) 全国ロードショー!
配給/ワーナー・ブラザース映画
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