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2021.01.26 18:00

【独占】『ビバリウム』ジェシー・アイゼンバーグの新場面写真2点が解禁!キャスティング理由を監督が明かす

  • Fan's Voice Staff

謎の住宅街から抜け出せず精神崩壊するカップルを描いた極限のラビリンススリラー『ビバリウム』で主人公を演じたジェシー・アイゼンバーグの新画像2点が解禁されました。

ジェシー・アイゼンバーグが演じたトムは、謎の住宅街「Yonder」(ヨンダー)から抜け出せなくなる主人公カップルの一人。作中では極限状態の中で徐々に精神が崩壊していく様を、迫真の演技で魅せており、新画像では、嫌味の交じる表情を見せるトムや、何やら思い詰めた様子で車の鍵を見つめる様子が切り取られています。

アイゼンバーグを起用した経緯について、監督のロルカン・フィネガンは、「用意したキャスティングリストの中から彼女(イモージェン・プーツ)が推薦したのがジェシーだった。ぼくは『イカとクジラ』を観て以来彼のファンだったし、面白いチョイスかもしれないなと思った。特にイモージェンとのコンビはね。2人とも特徴ある、表情豊かな顔立ちをしている。通常ジェシーが演じているのとは全然違う役柄だけど、彼ならトムという登場人物に、脆さやユーモアを与えてくれると思った。それこそこの映画が必要としている要素だった」と語っています。

1983年、ニューヨーク生まれのアイゼンバーグは、『ソーシャル・ネットワーク』(10年)でアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞など多数の賞で主演男優賞にノミネート。他にも『イカとクジラ』(05年)、『ゾンビランド』シリーズ(09年、19年)、『グランド・イリュージョン』シリーズ(13年、16年)などと数々の話題作に出演しており、今後の待機作には『ジャスティスリーグ ディレクターズカット版』(原題/21年予定)が控えています。

俳優以外でもその才能を発揮しているアイゼンバーグは、劇作家、作家としても高く評価されています。2011年には「Asuncion」(原題)で作家デビューした後、これまでに4作の戯曲を執筆しており、「The Spoils」(原題/13年)のウエストエンド公演は、劇場の歴代興収記録を塗り替える大成功を収めました。

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『ビバリウム』(原題:Vivarium)

新居を探すトム(アイゼンバーグ)とジェマ(プーツ)は、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地<Yonder>を紹介される。内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った二人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。二人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ──。そこへ送られてきた一つの段ボール。中には誰の子かわからないうまれたばかりの赤ん坊。果たして二人はこの住宅地から出ることができるのか?不動産屋の狙いはいったい何なのか──?

監督/ロルカン・フィネガン
脚本/ギャレット・シャンリー
出演/ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ、ジョナサン・アリス ほか
2019/ベルギー・デンマーク・アイルランド/英語/98分/シネマスコープ

日本公開/2021年3月12日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国公開
提供/パルコ、オディティ・ピクチャーズ、竹書房
配給/パルコ
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film