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2021.01.21 12:00

『私は確信する』著名人からの応援コメントが到着!「まったく新しい法廷ドラマの誕生」

  • Fan's Voice Staff

ヒッチコック狂による“完全犯罪”と世間を騒がせた、フランスで実際に起こった“ヴィギエ事件”を映画化したサスペンス裁判劇『私は確信する』の公開に先立ち、著名人からの応援コメントが到着しました。

2000年2月、フランス南西部トゥールーズ。3人の子どもたちを残して忽然と姿を消した、38歳のスザンヌ・ヴィギエ。夫である法学部教授のジャックに殺人容疑がかけられますが、明確な動機がなく、決め手となる証拠も見つかりません。センセーショナルな報道が過熱するなか、ジャックの殺人罪を問う裁判が始まります。彼の無実を確信するシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン=モレッティに事件の弁護を懇願。自らも助手となり、250時間の通話記録を調べるうちに、新たな真実と疑惑に気付きます。冤罪か、有罪か。裁判の行方は──。

実在の敏腕弁護士デュポン=モレッティに、ダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』などで知られる名優オリヴィエ・グルメ。ヒロインのノラ役には、フランスではコメディエンヌとしても人気の高い演技派マリーナ・フォイス。フランスを代表する実力派の役者陣が、正義を追い求める姿を見事に熱演しています。

公開に先駆け、一足先に本作を鑑賞した著名人から、興奮と驚嘆の声が到着しました(順不同/敬称略)。

井上咲楽(タレント)
法廷シーンではどんな表情も声も逃したくなくて、目を見開いて見た。
私は正義が潰されない世界で生きていきたい。
今生きている世界もそんな世界であってほしいと思う。

佐野史郎(俳優)
「藪の中」がよぎる。
けれど、徹底的に事実と向きあい、たとえ孤立しようとも、
惑わずに凛として立つ姿に心打たれる。

中野信子(脳科学者)
大衆の「歪んだ正義」によって追い詰められた誰かを、
人はどこまで助けることができるのか。

林家正蔵(落語家)
最高のミステリー小説を読み終えた興奮と感動に似た快感が体を突き抜けた。
観逃したら損をするぞ。

坂上香(『プリズン・サークル』監督)
寡黙な容疑者、膨大な電話記録、食い違う証言……
「正義」に取り憑かれ、「真実」に翻弄され、息がつけない110分!

五十嵐律人(作家・弁護士)
国や文化によって法制度は異なる。けれど、真相を追い求める執念は共通することを本作は教えてくれた。

笠井信輔(フリーアナウンサー)
全国民が有罪と確信する完全犯罪。傑作推理小説をめくるような法廷劇の興奮。フランスにも「ロス疑惑」があったのだ。

牛窪恵(マーケティングライター・立教大学大学院客員教授)
すべてを犠牲にし真実だけをがむしゃらに追及するノラ。
無償の正義感とは何か?コロナ禍だからこそ見て欲しい1作!

有栖川有栖(作家)
名探偵がいないから、事実をつぶさに検証して真実に迫る。その挑戦はとてもスリリングで、そして尊い。

菊間千乃(弁護士)
「疑わしきは被告人の利益に」「証拠裁判主義」、
刑事裁判の大原則が時として侵されるからこそ、見ておくべき映画

金塚彩乃(弁護士・フランス共和国弁護士)
私たちはこの映画の単なる観客ではいられない。
息をのむ展開の中で私たち自身の「確信」が問われる。素晴らしい裁判映画!

名越康文(精神科医)
心はとにかく湿気を好む。
しかし真実は、もっと乾いた場所にある。
情報のウエットな装飾を引き剥がして真実に至る道を、この映画は教える。

貴志祐介(作家)
いっさいの無駄のない、スピーディーでファッショナブルな構成に驚嘆した。
まったく新しい法廷ドラマの誕生だろう。
本当に、これが現実にあった事件なのか。フランスの司法の闇に愕然とした。
これは、どう考えても、真犯人は……。
名優オリヴィエ・グルメ演じるエリック・デュポン=モレッティ弁護士には、
痺れた。まるで現代に甦ったエミール・ゾラだ。

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『私は確信する』(原題:Une intime conviction)

三人の子どもたちを残して姿を消したスザンヌ。夫である大学教授のジャックは妻殺害の容疑者となる。彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願、アシスタントになり事件の調査を始める。新たな真実と疑惑が浮かび上がる、スリリングな展開に息を吞む。冤罪か、有罪か。裁判の行方は──。

監督/アントワーヌ・ランボー
出演/マリーナ・フォイス、オリヴィエ・グルメ、ローラン・リュカ、フィリップ・ウシャン、インディア・ヘア ほか
110分/2018年/フランス語/フランス/日本語字幕:丸山垂穂/字幕監修:島岡まな(大阪大教授、フランス刑法専門) 

日本公開/2月12日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給/セテラ・インターナショナル
©Delante Productions – Photo Séverine BRIGEOT