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2020.12.24 18:00

スティーヴン・ユァン主演『ミナリ』2021年3月19日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く『Minari』が、邦題を『ミナリ』として2021年3月19日(金)に日本公開されることが決定しました。

『ムーンライト』や『レディ・バード』など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、『それでも夜が明ける』でエンターテイメントの定義を変えたブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだ本作。2020年1月開催の第36回サンダンス映画祭で観客賞とグランプリの2冠に輝いたのを嚆矢に、各国の映画祭の観客賞を総なめにして快進撃中です。

「普通の小さな家族が巻き起こした特別で巨大な熱狂!」「『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞で波乱を起こす作品」「小津安二郎監督作品のような繊細な人間模様を描いている」とメディアや批評家は大絶賛。Rotten Tomatoesでは100%フレッシュを記録し(記事掲出時点)、ハリウッド・リポーター誌、ヴァラエティ誌ほか有力誌はこぞってアカデミー賞有力作として挙げています。

父親、ジェイコブに役には『バーニング 劇場版』『ウォーキング・デッド』のスティーヴン・ユァン。監督は、米映画メディアIndieWireでデヴィッド・フィンチャーやスパイク・リーと並び「今年最高の監督10人」に選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督の『君の名は。』のハリウッド版の監督として抜擢された大注目の新鋭です。

「ミナリ」とは、韓国語で「芹(セリ)」の意。水辺に育ち、独特の香りと歯ごたえに特徴がありますが、2度目の収穫のほうがおいしいとされています。成長した子ども世代の幸せを願う親の気持ちをこめたダブルミーニングのタイトルです。

理不尽かつ不条理な運命に翻弄されながらもまた立ち上がり、一歩一歩、大地を踏みしめるように困難を乗り越えていく一家の姿は、誰もが困難な現実に直面している今こそ求められる希望の物語。新たなる<家族映画>のマスターピースとして人々の記憶に残るでしょう。

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『ミナリ』(原題:Minari)

1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。

脚本&監督/リー・アイザック・チョン
出演/スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ ほか
全米公開:2021年2月12日/上映時間:116分 

日本公開/2021年3月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24