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2020.11.13 21:00

【全文レポート】『水上のフライト』中条あやみ、杉野遥亮らが初日舞台挨拶に登壇!

  • Fan's Voice Staff

実話から着想を得た驚異のサクセスストーリー『水上のフライト』の初日舞台挨拶が11月13日(金)に都内の劇場で開催され、中条あやみをはじめとした主要キャストおよび制作陣が登壇しました。

『水上のフライト』は、不慮の事故に遭い二度と歩くことができなくなってしまったヒロインが、カヌーと出会い新たな夢を実現させていく、実話から着想を得た驚異のサクセスストーリーです。

登壇したのは、主人公・遥を演じた中条あやみ、遥を影から支える寡黙な義肢装具士の颯太を演じた杉野遥亮、厳しく熱く遥を導くコーチの宮本役を務めた小澤征悦、兼重淳監督、企画・脚本の土橋章宏の5名。

本記事では舞台挨拶の内容を全文レポートします(※司会:伊藤さとり)。

──まずはご挨拶をお願いします。
中条
 本日はこんなにたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。本当に嬉しいですね。本来は6月12日に公開されるはずだった映画『水上のフライト』が、こうやって劇場で公開されることが本当に嬉しくて、今うるってしそうです。心が温かくなる映画なので、一人でも多くの方に早く観てほしいなと思います。今日は楽しい時間にしていけたらと思います。よろしくお願いします。

杉野 本日はお越しいただきありがとうございます。いま中条さんが話した通り、本来公開される日から延期されましたけども、本当に主演の中条さんをはじめとしていろんな方の頑張りとか努力がたくさん詰まっている映画なので、ぜひ大切に観ていただければなと思っています。本日はよろしくお願いします。

小澤 本日はお越しいただきありがとうございます。この『水上のフライト』は家族愛であったりとか、友情だったりとか、師弟愛だったりとか、優しい気持ちがたくさん詰まった映画となっております。皆さんに観ていただいて、そういう人とのつながりってやっぱり大切なんだなと思っていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

兼重 ご来場いただきましてありがとうございます。兼重です。よろしくお願いします。

土橋 こんなにいっぱい(の方に)来ていただいて本当に幸せです。これから始まりますのでよろしくお願いします。

──今日まで、いろいろな思いがあったのではないでしょうか。
中条
 本当に胸がいっぱいですね。でもちょっと緊張してるなって感じです。

中条あやみ

──本当におめでとうございます。(場内拍手)
一同 ありがとうございます。

──印象に残っているシーン、おすすめのシーンがあれば教えてください。
小澤
 まず最初に言っていいですか。さっきからずーっと気になっていたんで、言っていいですか。これ(登壇者のマイクに付いている透明のシールド)、顔にかぶんないようにってさっき言われたよね?出る前に。

小澤征悦

中条 かぶってます?

小澤 かぶってるよ!(場内笑い)

中条 (笑)

小澤 かぶんないようにして、ここ!

中条 透明だから見えないんですよ(笑)

小澤 そうなの。気をつけて!

中条 はい!

小澤 業務連絡、終わり!

中条 はい、お父さん、わかりました(場内笑い)

杉野 気をつけます、すいません。

小澤 (相変わらずかぶっている杉野に向かって)かぶっとるっちゅうねん。杉野さっきからずーっとかぶってるって(場内笑い)。

杉野遥亮

──では改めて、おすすめのシーンを。
中条
 観てほしいところはたくさんあるんですけど、うーん、悩むな。でも今日は杉野くんファンがいっぱいいらっしゃるから、遥が川で沈したところを、小澤さんと杉野くんがダイブして助けに来てくれるっていう胸キュンポイントをぜひ。すごい二人ともカッコいい顔で助けに来てくださるので。

小澤 カッコいい顔でって、なんでわかるの?自分水の中…

杉野 そうそう、溺れてる。

中条 私も映画観てますから。こんなカッコいい顔で助けに来てくださったんだなって、後で観てキュンキュンしてしまいました。

兼重 ちょっと溺れてた?

杉野 俺も中条さんを助けに行きたいと思ってたんですけど、小澤さんが一人で助けられてて、俺は横で泳いでました(場内笑い)。

兼重 そうそう、それで切っちゃった。

小澤 ただ飛び込んだだけだったよね(笑)

杉野 そうそう、ただ飛び込んだだけだった。

中条 言わないでくださいよ〜(笑)ちょっと台無しな感じが。

小澤 いやいや、でも、良いシーンですよね。

──杉野さんはどうですか?
杉野
 中条さんのカヌーですね。競技用のカヌーって難しいじゃないですか。さらに(カヌーが)すごく細くなってるんですよね。それをものの数ヶ月でこのレベルまでっていくので、それはやっぱり胸を打たれますよね。

──小澤さんはどうですか?
小澤 忘れてもらっちゃ困るのが、大塚寧々さんがお母様を演られてて、この母親の愛情がもう素晴らしいんですよ。そこもぜひ注目して観ていただけたらと思っています。本当に、表には見せないけれども、深く愛情を持って支えているっていうのが伝わるので、観ていただきたいなと思います。

──監督は、撮影中に印象が残っているシーン等はありますか?
兼重 ゆきちゃん…小澤ゆきちゃんが…

小澤 あー俺ですね。監督、いきなりどうしたんだって思われるので、気をつけてくださいね(笑)

兼重 (ゆきちゃんが)妙なパワーを持ってまして、小澤さんが来ると天気が良くなるんです。最後の決勝戦のロケ場所は、午前と午後で必ずがらっと天気が変わって午後になると曇るんですが、小澤さんが来てパドルを持ってこう空に向かってパドルをかくと、雲が割れて太陽が…

杉野 うわー、そうだった!

中条 晴れの舞だ!

小澤 そんなことありましたね。

兼重 メイキングにも入ってると思うんで、DVDも買ってください

一同 ぜひよろしくお願いします

小澤 さすが監督、うまいな。ゆきちゃんを使っての宣伝、うまいですね。

兼重 ありがとうございます。

兼重淳監督

──この映画は土橋さんの企画によるものですが、どんな思いで映画化しようと思われたのですか?
土橋 最近まで知らなかったんですけど、僕が住んでいる近所の川ではカヌーがすごい盛んで、僕は釣りが趣味で、釣りをしてたら急にカヌーが来たんですね。あれ、魚が逃げるじゃんと思ってたら、あっと言う間に(カヌーが)消えていったんですね。それが競技用のカヌーだったんです。むちゃくちゃ速い。なんだあれはと思い調べてみたら、なんとパラリンピックに出てる選手が練習してたカヌーだったんですよ。それで、これは釣りをしていて悪かったなと思ってすごい反省したんですけど…

小澤 いや、ほんとですよね。

土橋 邪魔者だったんですけどね。

中条 じゃあ釣りをしていなかったらこの映画はなかったということですよね。

土橋 それで早速取材してみたら、身体障害者の方は可愛そうだなっていう先入観があったんですけど、話してみたらすごい明るくて、前向きでハキハキしていて、友達もいっぱいいて。「土橋さん、間違えてますよ」「パラリンピックはすごい世界的なスポーツですから」「1億、2億稼いでいるプレイヤーもザラにいますから」「むちゃくちゃ良いスポーツなんですよ」と。すごい、いろんな場所で活躍できるんだなと思って、そのカルチャーショックはぜひ伝えたいなと思った。それと、周りにいる人がすごい支えていたり協力したり、楽しくみんなで和気あいあいとやってて、こういったムードを映画にできたらなと思って、企画を出しました。兼重監督のおかげで、すごい良い映画に仕上がりました。

土橋章宏(右)

小澤 キャスティングはどうですか?

土橋 キャスティングは…素晴らしかったですね!

杉野 ありがとうございます。

中条 やった〜(場内拍手)

杉野 なんか言わせちゃったムードで…

土橋 いえ、思ってますから。中条さんが、(カヌーを)漕ぐシーンがあるんですが、選手と遜色ないくらい速い。競技用カヌーで、転覆もせず。選手でも全然やっていけるなというくらい素晴らしい運動神経を持たれていて。

小澤 中条さんだけなんですね(笑)

土橋 話が長くなりますので(笑)。小澤さんも私の別の映画にも出ていてただいて…

小澤 まあまあ…お世話になります。

土橋 杉野さんは僕の近所では見かけないようなすごいイケメンで、こんなに身体が縦に長い人がいるのかという(場内笑い)。アニメの海賊王の人と会ってるような。のびのびのなんかこう…。挨拶する時は笑ってしまって。

杉野 土橋さん、何言ってるんですか(笑)

──遥と颯太には恋の予感さえ感じるところがありますが、演じたお二人自身はこの二人の関係が今後どうなると考えていらっしゃいますか?
中条
 う〜ん、どうだろうね。私は、遥としては誰ともあまり心を打ち解けることができなかったのに、颯太さんがいろいろな身体障害者の方を見てきてすごくわかる部分があったりとか、幼馴染を亡くしていたっていう部分もあって、すごく人の痛みだったりとかがわかる男性なので、遥もそこに頼れる部分があったんじゃないかと思ったので、個人的には、そのまま結婚して欲しいなって思いますね。

小澤 俺が全力で阻止します(場内笑い)

中条 なんで〜〜

杉野 僕だったら、恋してるなって思いました(場内拍手)

小澤 (マイクシールドが)かぶってるよ、顔に!(笑)

杉野 いや、恋じゃないですかね。恋というか、恋愛というか。結婚したい…ですね。

中条 なんか恥ずかしいね(笑)

杉野 うん、なんかちょっと恥ずかしい、なんかよくわかんない気持ち…

小澤 ちょっと待って、ちょっと待って、いまこれ役柄の話してるんだよね?恥ずかしいってどういうこと?(場内笑い)

兼重 結婚したいっすねってなによ(笑)

杉野 いや違う、結婚すればいいのになっていう。

中条 願望です。遥と颯太さんの願望です。

杉野 はい。

──ここで、皆さんへの共通の質問をしてみたいと思います。皆さんの、他の人には絶対に負けない、これだったら金メダルをもらえそうな特技はなにかありますか?
兼重
 先に言います、僕なにも無いです。

中条 えーーー

小澤 ずるいなー、あなたには素敵な映画を撮るという特技があるじゃないですか!

中条 そうですよ〜(場内拍手)

兼重 ありがとうございます。

──続いて、土橋さん。
土橋
 ネットサーフィンをするのが好きで、40時間したこともあるんです。ネット上のサーフィン、ネット上のフライトですかね(場内拍手)!今日もネットをまわりますので、Twitterとかに「#水上フライト」ってタグ付けして書いてもらえたら全力でレスしますんで、よろしくお願いします。今日の感想を聞くのが楽しみです。

──キャストのお三方が残りましたね。
中条
 私は、特技というのかわからないんですけど、目が良い方なので、結構遠くまで見ることができるんですよ。以前お話した、「肩ショルダー」って書いてるボードが(客席の)後ろの方にあったり…

一同 ほんとだーー

※肩ショルダー=杉野がロケ地近くの遊園地のジェットコースターで、安全バーのことを「肩ショルダー」と呼んで周囲を困惑させたというエピソード。

中条 ピンポイントで言っちゃったんですけど、あとは、お名前が見えたりとかして嬉しいのと、あと、”4と1233″っていうのがどういう数字なんだろうかと。いろんな思いが見えてすごい楽しいなって。

小澤 俺もさっきそこでね、「遥」ってピンク色のカワイイやつを持ってる方いて、俺が話し始めると、それを裏返して白い紙で、漢字で「小澤」って書いてある(場内笑い)。「遥」からいきなり「小澤」ってなってすごい面白かった。ありがとうございます。

中条 しかもこれ、遥(はるか)じゃないんですよ。杉野遥亮さんの、遥(よう)なんですよ。

小澤 あ、そうなんだ!だから俺ね、いつも杉野って呼んでんだけど、杉野のファンの方がたくさんいるから、今日は杉野様って呼ぼうと思っています(場内笑い)

杉野 マジか…。さっき(観客が持参したボードの中で)”肩ショルダー”って見えて、兼重監督が「肩ショルダーあるよ」って言ってくれたのに、”肩ショルダーってなんだっけ”って思って。

中条 いや、自分が…

杉野 こないだのあれか!って。

小澤 お前が言うたやつよ!

中条 そや。

小澤 じゃあ僕いいですか。杉野の後に言うと大変そうなんで。やっぱり金メダルというか、さっきも言いましたけど、家族を思う気持ちがすごく大事だと思ってて、僕も自分の両親だったりお姉ちゃんとかが、もし半分鬼みたいになってもですね、もう全力で助けようと思ってますから。口にこういう竹みたいなのを付けてね…(場内笑い)。それぐらい僕は家族思いで、金メダル級ということですね。

兼重 さっきバスの中で話してたやつですよね。

小澤 そんなこと言わなくていいじゃない(笑)

中条 杉野くんがネタばらししたっていうくだりですよね(笑)

小澤 そうなんですよ!杉野が、ある映画で、名前は言いませんけど、今流行ってるアニメのやつで、僕まだ観てないんですよ。ちょっと鬼と戦ったりするやつで、まだ観てないのに、杉野が「えっ、あの映画、最後あそこがあーなってあれがあーなるんですよ」っていきなり言うんですよ。いきなりネタバレ。びっくりしました。

杉野 いや、本当に悔しくて、それを共有したかった…

小澤 (マイクシールドが)かぶってるよ、かぶってる(場内笑い)!だから、家族思いが金メダル(場内拍手)

──杉野さんは?
杉野
 人の良いところをすぐ言えるところ。

中条 例えば?

杉野 そうですよね、そうなる(笑)

中条 監督!

兼重 俺はもういいよ、ほら、もういい、やめてくれ。大丈夫。

杉野 監督は、お父さんみたい。本当に、愛情がこもってます。ずーっとデビューから一緒なんですけど。

中条 じゃあ、土橋さん。

杉野 土橋さんは、天然だなって思って。

小澤 お前に言われたくない、という気持ちだと思いますよ(場内笑い)

杉野 キュートだな、と思って。

土橋 (照れた様子で)ありがとうございます。

──小澤さんは?
杉野 小澤さん…(小声で笑いながら)おざわさん…(場内笑い)

小澤 なんかあるだろ!なんか言ってくれよ!

杉野 こういうところなんですよ、全部助けてくれるっていう。

中条 あ〜、包容力。

杉野 包容力。寄りかかっちゃいたくなるような包容力。中条さんはもう、笑顔ですね。

中条 ありがとうございます。じゃあ自分は?

杉野 俺も割と笑顔かなと思って(場内笑い)。

──続いての質問。遥は挫折する前と後、それぞれの道でライバルがいますが、皆さんにとってライバルはいますか?
小澤 こうやってお話しさせてもらってますけど、面白いこと言えたら良いなみたいな気持ちもあるんですけど、やっぱり天然の人には勝てないんですよ、どうしても。だから俺のライバルは天然の人というか、まあ杉野ですね(笑)。

杉野 ありがとうございます。

小澤 こちらこそどういたしまして。

──杉野さんはどうですか?
杉野
 僕は自分です。

小澤 なんで?

杉野 今日は俺に勝てるかなーって。

小澤 誰が?

杉野 俺が。俺が俺に勝てるかなーって思って毎日生きてるんで、割と。

兼重 ちなみに今日はどうなの?

杉野 今日は今のところ負けてるかなーって(場内笑い)。

兼重 負けてるんだ…いつか勝つとこみたいっすね。

杉野 そうですねーいつか勝てればいいな…

兼重 緊張してるよね。

杉野 緊張してますね。

小澤 全然勝ててると思うよ。ね、ポーちゃん、そう思うでしょ?

中条 うん。

小澤 いけてるって。

──皆さん、そう思いますよね?(場内拍手)
小澤
 俺は勝つ!って言ってみなよ。

杉野 それって拒否権とかってあるんですか(笑)

小澤 今んところ無いけど、とりあえず言ってみなよ。

杉野 (拳を振り上げながら)俺は勝つ!

(場内拍手)

杉野 ひどいよ、これ!

小澤 いやいや、だってそれは映画の中の遥も、負けそうな自分に勝っていこうとするわけですよ。そういう気持ちって大事だから。

杉野 いやもう恥ずかしくてたまんない(笑)。ありがとうございます。

──中条さん、どうでしょう?
中条
 私のライバルは、眠気ですね。冬になると、すごい眠くなりません?寒いところから暖かいところに入るとすごい眠くなるので。

小澤 確かにね、変温動物とか、寒いところで止まっちゃうからね。

中条 だから、冬眠とかしちゃいがち…

──どこでも寝れちゃうんですか?
中条 はい、どこでも寝れますね…。本当に地面でも寝れるし…

杉野 地面(笑)

中条 どこでも寝れちゃうので、いつも眠気と戦ってます。

──最後にもう一問。皆さんには、支えてくれる方はいらっしゃいますか?
土橋 僕は自分の作品を観てくれるお客さんですね。「良かったー」って書いてくれるとやったーって思いますし、「金返せ」って書かれると、目が見えなくなりますね(場内笑い)。

兼重 僕は皆さんとか、その作品の仲間たちが全部支えてくれて、それで作品が出来ると思っています。

杉野 そうですね、僕も同じです。作品を作る上では、本当に共演者の方とか監督とか脚本家の方とか、プロデューサーさんとか、支えられているなっていうのは毎回すごい、特にコロナ禍でもすごく感じましたね。今もやっぱりそう思ってます。

──やっぱり作品づくりは楽しいですよね?
杉野 楽しかったですね。特にこの作品はずっと楽しかったです。ロケで遠くに行った時もそうだけど、常に笑ってた気がしますね。そこがすごく支えられてて、特に去年一年を通して、一番思い出に残っている作品だなと思ってます。

小澤 一人でも笑ってたもんね。

杉野 そうですね、思い出し笑いとか(笑)

小澤 見たら一人で笑ってる時とか…

中条 確かにあった!

小澤 なんで笑ってんだろうって思ったことが。

──小澤さんはいかがですか?
小澤
 もちろん家族とか、作品とかあると思うんですけど、もしかすると、動物。飼っているペットとか。実家にボーダーコリーがいるんですけど、時々帰ると一番に来てくれるし、人間と動物のつながりみたいなものも、今回コロナ禍ということもありますけども、改めてその大切さは感じた時がありましたね。言葉が通じなくとも気持ちでつながるというのは、動物もそうじゃないですか。だからそれはやっぱり、良い関係なんじゃないかなと思いました。ちょっと真面目な話ですいません。

中条 私も家族ですね、やっぱり。大阪出身なんですけど、実家に帰ると家族がご飯を作ってくれたりだとか、姉に子供がいるので甥っ子姪っ子に会ったりとか、そういう時間が素の時間を取り戻せると言うか、帰ってきたなって気持ちになるので、家族に会うのを楽しみにお仕事をがんばろうとかとも思えます。現場もそうなんですが、こうやってご一緒させていただくと、皆さんと家族みたいになってくるので、本当にこのファミリーに会うためにまたがんばろうとか、それが楽しみだから現場に行けるなって思ったりするので、家族ですね。

──また皆さんと映画づくりがしたいですね。
中条
 うん、したいです。

──それでは最後に、ご来場の方、これからこの映画を観る方に向けて、メッセージをお願いします。
中条
 本日はお越しいただいてありがとうございました。この映画を観ていただけたら、なにか感じてもらえる部分があるんじゃないかと思います。最後、少しでも笑顔になっていただけると嬉しいなって思います。これからも『水上のフライト』をよろしくお願いします。ありがとうございました(場内拍手)。

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『水上のフライト』

監督/兼重淳
企画/土橋章宏
脚本/土橋章宏、兼重淳
主題歌/「ひとりで生きていたならば」SUPER BEAVER
出演/中条あやみ、杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙、大塚寧々、小澤征悦
製作幹事/カルチュア・エンタテインメント  
制作プロダクション/C&Iエンタテインメント

日本公開/2020年11月13日(金)全国公開
配給/KADOKAWA
TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017 審査員特別賞受賞作品 
Ⓒ2020 映画「水上のフライト」製作委員会