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2020.10.29 12:00

ギャスパー・ノエ監督『ルクス・エテルナ 永遠の光』新場面写真7点&監督コメントが到着

  • Fan's Voice Staff

ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』の新場面写真7点&監督コメントが到着しました。

到着した画像は、緑と赤の印象的な背景に悶え苦しみ顔を隠すベアトリス・ダルと、柱に縛り付けられたシャルロット・ゲンズブールを捉えたものや、撮影前の二人の会話、魔女狩りを描く映画の撮影現場でのプロデューサー&撮影監督&モデル&エキストラ達、魔女が火あぶりにされるシーンなど、カラフルでカオスなカットの数々です。

幻覚のような映像とストロボ効果がSNS上で話題沸騰中の本作について、ノエ監督は、「おとぎ話のような映画で、光が切られる、それは神が望んだ為。光は私達を第二状態にし、ストレスを感じさせます。まるで突然シャーマン体験に陥るようです。学校で歴史の授業を受けるようには映画館に行く事はありません。日常を忘れる為に行くのです。映画を撮る事は、まるでオズの魔法使いのようです。想像し得るあらゆる事を使って夢を信じさせる事です」とコメントを寄せています。

主演を務めるのは『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダル。『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』より女優業にも進出したモデルのアビー・リー・カーショウや、ミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンといったトップモデルらも出演しています。

アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド、サンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロが「様々な個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」。『ルクス・エテルナ 永遠の光』はそのプロジェクト作品として制作され、2018年カンヌ国際映画祭監督週間にて芸術映画賞を受賞した『CLIMAX クライマックス』に続き、2019年同映画祭ミッドナイトスクリーニングにて上映。絶賛・酷評の賛否両論を巻き起こし、ギャスパー・ノエはあらためて唯一無二の個性を見せつけました。

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『ルクス・エテルナ 永遠の光』(原題:Lux Æterna)

女優ベアトリス・ダルの監督デビュー作の撮影現場。魔女狩りが主題の映画で主演を務めるのはシャルロット・ゲンズブール。この日は磔のシーンが撮影される予定だが、ベアトリスを監督の座から引き下ろしたいプロデューサーと彼らと結託する撮影監督、更にはシャルロットを自身の作品にスカウトしようとする新人監督や現場に潜り込んだ映画ジャーナリストなど、それぞれの思惑や執着が交錯し、現場は次第に収拾のつかないカオス状態へと発展していく。しかも、問題のシーンの撮影直前に、シャルロットには子守に預けている娘から不穏な内容の電話までかかってきて…。

監督・脚本/ギャスパー・ノエ
製作/アンソニー・ヴァカレロ、ギャスパー・ノエ、ゲイリー・ファルカシュ、クレマン・ルプートル、オリビエ・ミュラー

出演/シャルロット・ゲンズブール、ベアトリス・ダル、アビー・リー・カーショウ、クララ3000、クロード・ガジャン・マウル、フェリックス・マリトー、フレッド・カンビエ、カール・グルスマン、ローラ・ピリュ・ペリエ、ルー・ブランコヴィッチ、ルカ・アイザック、マキシム・ルイス、ミカ・アルガナラズ、ポール・ハメリン、ステファニア・クリスティアン、トム・カン、ヤニック・ボノ
2019年/フランス/フランス語・英語/51分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/DCP

日本公開/「のむコレ2020」にて2020年11月20日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋で公開!
配給/ハピネット
配給協力/スターキャット
公式サイト
©2020 SAINT LAURENT-VIXENS-LES CINEMAS DE LA ZONE

※光に対して敏感なお客様がご覧になられた場合、光の点滅が続くなど、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーンが含まれております。ご鑑賞頂く際には予めご注意下さい。