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2020.07.14 11:00

『パブリック 図書館の奇跡』ラッパーのライムフェストが長編映画デビュー!本編シーンが解禁

  • Fan's Voice Staff

生きるために声をあげたホームレスと、図書館員の勇気が希望を届けるエミリオ・エステベスの最新監督作『パブリック 図書館の奇跡』より、ラッパーのライムフェストが複雑なキャラクターを見事に演じる本編シーン映像が解禁されました。

カニエ・ウエストと「ジーザス・ウォークス」(04年)を共同制作しグラミー賞最優秀ラップ・ソングを受賞、『グローリー -明日への行進-』(14年)の主題歌「Glory」をジョン・レジェンド、コモンと共作し、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、グラミー賞受賞を果たしたライムフェストが、本作でホームレスのビッグ・ジョージ役として長編映画デビュー!自分の頭の中には政府によって“レーザー・アイ”が仕込まれていて、長く見ると相手が死んでしまうというと思い込んでいる、メンタルヘルスの問題を抱えた複雑なキャラクターを見事に好演しています。

映像にあるホームレスの集団が公共図書館を占領し始めるシーンでは、駆けつけた警備員を通すまいと皆が協力してドアを押える中、ジョージは我関せずマイペースに読書。籠城に巻き込まれ、ホームレスと行動をともにすることを決意した図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)は、ジョージと目をあわさないよう意識しながら「その棚でドアを塞いでくれないか」とお願い。「警備員が入ってくると困る」と説得しても、ジョージは目線を下げたまま「なぜだ」と繰り返します。痺れを切らしたグッドソンは「レーザー・アイさ」とこたえると、途端に慌てはじめ、「奴らも政府の犠牲者か」と尋ね、グッドソンも「そうだ 見られたら死ぬ」とジョージの会話にあわせると、すっくと立ち上がり、近くの大きな本棚を唸り声をあげながら動かし始めます。

劇中では、ライムフェストが書き下ろした、格差やメディアの偏向報道についてのリリックが心に刺さる「Weaponized」もかかり、物語へ引き込まれること間違いなし!複雑なキャラクターを見事に演じたライムフェストの演技と、メッセージ性あふれるラップにも注目の『パブリック 図書館の奇跡』は7月17日(金)公開。

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『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)

米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

製作・監督・脚本・主演/エミリオ・エステベス
出演/アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:髙内朝子

日本公開/2020年7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
提供/バップ、ロングライド
配給/ロングライド     
公式サイト
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