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2020.07.13 17:00

『パブリック 図書館の奇跡』全裸の男性が図書館内で歌うシーンが解禁

  • Fan's Voice Staff

生きるために声をあげたホームレスと、図書館員の勇気が希望を届けるエミリオ・エステベスの最新監督作『パブリック 図書館の奇跡』より、図書館内で全裸の男性が突如歌い出すシーン映像が解禁されました。

普段は静かなシンシナティの公共図書館。ところが、どこからか大ボリュームの歌声が聞こえはじめ、館内は笑いを伴いつつも騒然とし始めます。異変に気づき、声の元を辿る図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)とマイラ(ジェナ・マローン)が見つけたのは、外を望む大きな窓のそばで熱唱する全裸の男性でした…!歌っている曲は、『クール・ランニング』(93年)の挿入歌でおなじみの大ヒットソング「I Can See Clearly Now」。

目の前の光景に唖然とした表情を見せるふたり。呆れて苦笑いのグッドソンの肩を私に任せてとばかりに叩き、マイラは果敢に「服を着てください」と注意しますが、お構いなしで歌い続ける男性。騒ぎをきき駆けつけた図書館の警備員と、常連のホームレスたち。グッドソンは「頼む エルネスト」と、警備員に対処をお願いしますが、「裸の男との絡みは職務に含まれない」とあっさり断られてしまいます。それでも全裸の男は歌い続け、続々と駆けつけた警備員も、「裸なんて聞いていない」と予想外の事態に呆然。意を決して、警備員のひとりが「あの…すみません」と話しかけると、男性は意識を失い倒れてしまいます……。

記録的な大寒波の到来により、行き場のないホームレスが図書館のワンフロアを占拠し大騒動に発展していく本作。この後の笑いと涙たっぷりのストーリー展開にも注目です。

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『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)

米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

製作・監督・脚本・主演/エミリオ・エステベス
出演/アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:髙内朝子

日本公開/2020年7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
提供/バップ、ロングライド
配給/ロングライド     
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