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2020.07.11 9:00

『パブリック 図書館の奇跡』新場面写真4点が解禁!ブレイディみかこさんよりコメントも到着

  • Fan's Voice Staff

生きるために声をあげたホームレスと、図書館員の勇気が希望を届けるエミリオ・エステベスの最新監督作『パブリック 図書館の奇跡』の新場面写真4点が解禁!また、ブレイディみかこさんよりコメントが到着しました。

アレック・ボールドウィン、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライトなど男性陣だけでなく、女性キャストも魅力的なキャラクター揃いの本作。エミリオ・エステベス演じる図書館員スチュアート・グッドソンの同僚マイラ役は、ジェナ・マローンが好演。『冷たい一瞬(とき)を抱いて』(96年)で映画デビュー後、ヤング・アーティスト・アワードなどを受賞し注目され、『ドニー・ダーコ』(01年)、『イノセント・ボーイズ』(02年)、『16歳の合衆国』(03年)などでキャリアを重ね、『セイブド!』(04年・未)で初主演を務めました。主な出演作に、『コールド マウンテン』(03年)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(07年)、『エンジェル ウォーズ』(11年)、エミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされた人気TVシリーズ「宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ」(12年)、『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『インヒアレント・ヴァイス』(14年)、『ラブソングに乾杯』(16年)、ニコラス・ウィンデング・レフン監督『ネオン・デーモン』(16年)、Amazon製作のドラマ『トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング』(19年)、新作には、オンライン上映が報じられ話題になった、デヴィッド・ボウイを描いた『Stardust(原題)』(20年)やジャネール・モネイが主演、『ゲット・アウト』『アス』のプロデューサー陣がおくるスリラー『Antebellum(原題)』(20年)などの注目作が控えています。本作では、本好きの図書館司書として、館内で裸で(!)歌う男性を率先してたしなめたり、ホームレスの籠城で集まった警察や検事の尋問にも臆せず自分の考えをはっきりと主張したりとまっすぐな性格の持ち主を演じています。劇中では、グッドソンとの息のあった名コンビぶりも見所のひとつとなっている。解禁された場面写真では、ホームレスの集団の立てこもり対し葛藤する姿を見せています。

スチュアートが住むアパートの管理人アンジェラ役には、テイラー・シリングが抜擢。幼い頃から演技を始め、TVシリーズ「マーシー・ホスピタル」(09〜10年)へのレギュラー出演を皮切りに、多くの映画やTVで活躍する。Netflix製作の人気ドラマシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(13〜19年)の主人公パイパー・チャップマン役で一躍有名になり、同作でエミー賞、2度のゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たしています。主な出演作に、ザック・エフロン共演『一枚のめぐり逢い』(12年)、ベン・アフレック監督『アルゴ』(12年)、ケイト・マッキノン共演『ファミリー』(18年・未)、『フィルのフィロソフィー』(19年・未)、『プロディッジー』(19年・未)など。先日、LGBTQ+のプライド月間にはカミングアウトし、恋人のエミリー・リッツとラブラブなツーショットをインスタにアップし、ファンの間で祝福の声があがりました。劇中では意表を突かれる豪快な登場シーンから、グッドソンとの会話の中では、アルコール依存症や他の依存症のリハビリを重ねている姿もみせます。場面写真ではグッドソンのアパートの部屋で、故障した暖房を大胆にもハンマー片手に修理し、逆に壊れるのではないかとヒヤヒヤさせるカットが。

公共図書館の外で、ホームレス立てこもり騒動を封じるテレビ・レポーターのレベッカ役は、ガブリエル・ユニオンが熱演。学生時代はサッカー、バスケットボール、陸上でスター選手として活躍。名門のカリフォルニア大学ロサンゼルス校に通いながらインターンをしていたモデル事務所の誘いをきっかけに役者を始め、TVシリーズに出演の後に、『シーズ・オール・ザット』(99年)で映画デビュー。以降、多数のTVドラマや映画で活躍。NAACPイメージ・アワードに5度ノミネートされており、2014年にはTVシリーズ「Being Mary Jane(原題)」(13〜19年)でドラマ部門主演女優賞を獲得。主な出演作に、『恋のからさわぎ』(99年・未年)、『チアーズ!』(00年)、『ブラック・ダイヤモンド』(03年)、『バッドボーイズ2バッド』(03年)、『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』(08年)、『スリープレス・ナイト』(17年)など。自身の製作会社I’ll Have Another Productionsではプロデューサーとしても活躍。LGBTQの活動家による回顧録をドラマ化することが報じられ話題に。俳優だけではなく、コスメブランドのスポークスパーソンやアンバサダー、自身のファッションブランドの運営や、Black Lives Matterでも声をあげたりと、幅広い活動で注目を浴びています。場面写真では、図書館前からのレポート姿や、アンジェラがグッドソンから何か新情報を入手していないかアタックする姿が切りとられています。

また、2019年の本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞など、数々の賞を受賞し大反響の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」や、新刊「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」が早くも話題を呼んでいるブレイディみかこさん(ライター・コラムニスト)からのコメントが到着。「立ち上がっても意味がないとか、結局は何も変わらないと言う人たちもいる。ほんとうに自分たちのために声をあげることが無駄かどうかは、この映画を見たあなたが決めてください」と、観客に向けて問いかける内容となっています。

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『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)

米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

製作・監督・脚本・主演/エミリオ・エステベス
出演/アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:髙内朝子

日本公開/2020年7月17日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
提供/バップ、ロングライド
配給/ロングライド     
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