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2019.09.17 17:48

『ジョジョ・ラビット』タイカ・ワイティティ監督よりトロント観客賞受賞コメントが到着

  • Fan's Voice Staff

タイカ・ワイティティ監督『ジョジョ・ラビット』の第44回トロント国際映画祭〈観客賞〉受賞を受けて、同監督と配給元のFOXサーチライトより喜びのコメントが到着しました。

タイカ・ワイティティ監督 © George Pimentel/Getty Images

タイカ・ワイティティ監督
「『ジョジョ・ラビット』は寛容と理解を失った時代を舞台にした、寛容と理解の物語です。そして私はこの映画を製作するにあたって、私達が最も混乱した状況にあっても、どんな年齢、宗教、人種、性別であれ、まだお互いが繋がりあうことができることを思い出せるよう願います。この映画を作ることは素晴らしい体験でしたし、世界がトロント映画祭を皮切りにこの映画を見る機会を持ってくれたことを幸せに思います」

ナンシー・アトリー&スティーブ・ギルラ(FOXサーチライト共同会長)
「私たちはトロント映画祭で『ジョジョ・ラビット』への観客の反応を目の当たりにしました。私たちはこの上なく、この映画、タイカ、すべての製作スタッフ、そして愛が悪を超えるのだというメッセージを誇りに思います。私たちは『ジョジョ・ラビット』を世界中に紹介することが待ちきれません!」

トロント国際映画祭では、一般観客の人気投票によって選ばれる〈観客賞=ピープルズ・チョイス・アワード〉がアカデミー賞の有力候補となるケースが多く、毎年高い注目を集めています。過去には、今年3月に日本公開された『グリーンブック』を始め、『それでも夜は明ける』(13年)、『英国王のスピーチ』(10年)、『スラムドッグ$ミリオネア』(08年)などが観客賞を受賞し、その後のアカデミー賞で作品賞を受賞しています。

『ジョジョ・ラビット』の舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していました。しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまいます。そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマシン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気付きます。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか──。

監督・脚本、そしてジョジョの空想上の友だちであるヒトラー役を務めたタイカ・ワイティティは、俳優として活躍するだけでなく、メガホンを取った『マイティ・ソー バトルロイヤル』を大ヒットへと導き、そのマルチな才能により世界中から注目を浴びている“天才”。独特のセンスと創造力で次々と傑作を生み出しているワイティティが、4度アカデミー賞作品賞に輝き、創立25周年を迎えるFOXサーチライト・ピクチャーズの元、戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を、弾けるユーモアとともに描き、現代に生きる私たち全てを感動に包み込む、かつてなかった壮大なヒューマン・エンターテイメントを完成させました。

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『ジョジョ・ラビット』(原題:Jojo Rabbit)

監督・脚本/タイカ・ワイティティ
キャスト/ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン、ほか
全米公開/10月18日

日本公開/2020年1月より全国公開!
配給/20世紀フォックス映画
© 2019 Twentieth Century Fox