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2019.08.26 7:00

パオロ・ソレンティーノ監督『LORO 欲望のイタリア』11月15日公開決定!ティザーポスターが解禁

  • Fan's Voice Staff

イタリアの名匠パオロ・ソレンティーノの新作『LORO 欲望のイタリア』(原題:Loro)が11月15日(金)より日本公開されることが決定、日本版ティザーポスターが解禁されました。

『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』など、圧倒的な映像美で人生の甘美と悲哀を描き、21世紀の映像の魔術師とも呼ばれるパオロ・ソレンティーノ。待望の最新作は、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルにした、過激にして華麗なる“爛熟エンターテイメント”です。

時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す──。

「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノが、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出していきます。その過激にして華麗なる唯一無二の映像は圧巻。9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なる陶酔の157分です。

ベルルスコーニを演じるイタリアの名優トニ・セルヴィッロの怪演も本作の大きな見所。燃える尽きることのない野心、欲望を満たすためなら手段を択ばない狡猾さと圧倒的なパワーとともに、虚栄の先の孤独までも体現してみせます。一方ベルルスコーニに近づき成り上がろうとする青年実業家セルジョには、現代のイタリア映画界には欠かせない実力派リッカルド・スカマルチョ。妻ヴェロニカを演じるエレナ・ソフィア・リッチは、本作の演技が称賛され、2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、2018年ナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞に輝きました。

イタリア政治史上最大の“ミステリー”ベルルスコーニの驚愕エピソードの一部は以下の通り。

総資産額は90億ドル(約7,800億円、首相在任中の2010年当時の推定)
建設業での成功で不動産王となったのち、大手テレビ局、新聞社、出版社を次々に買収、メディア王としても君臨。

横領・脱税・不正会計・マフィアとの癒着疑惑
多くの汚職で捜査対象となっており、幾つかは立件にまで到っているものの、首相の立場を利用して刑事捜査を棚上げさせた。

趣味は身だしなみ
夏休み中に整形・植毛をし、シークレットブーツを愛用する自称身長171cmの伊達男。

失言オンパレード
「オバマ大統領は若くてハンサムで、日焼けしている」、ドイツのメルケル首相を指し「あの女とヤルなんて無理」、被災地を訪れ「週末のキャンプみたいだ」など、多数。

美女とブンガブンガ・パーティー
半裸の女性がストリップダンスを踊るパーティー「ブンガブンガ」を開いていたことをスクープされる。ブンガブンガはその年の流行語になるなど、女性問題は数知れず。

自身の応援歌「われらがシルヴィオに感謝」
劇中にも登場するベルルスコーニを称える応援歌は実際に存在し、パーティーの参加者に歌わせた。

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『LORO 欲望のイタリア』(原題:Loro)

スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。整形に植毛、女性問題に数々の失言など、失笑エピソードが有名な彼だが、首相の座に登りつめた手腕は只者ではなかった。セクシー美女を招き贅の限りを尽くした酒池肉林で生気を養い、政治とカネ、マフィアとの癒着、権力・職権乱用は朝飯前。その野心は燃え尽きることはなく、怪物ベルルスコーニは首相の座に返り咲こうと動き出す。今、狂乱の扉が開く──!

監督/パオロ・ソレンティーノ
出演/トニ・セルヴィッロ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョ
2018年/イタリア/イタリア語/157分/英題:Them/日本語字幕:岡本太郎/R-15+

日本公開/2019年11月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開
配給/トランスフォーマー
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