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2019.08.16 12:00

90歳のカリスマセラピストがAIスピーカー”アレクサ”に対面『おしえて!ドクター・ルース』本編シーン映像公開!応援コメントも続々到着

  • Fan's Voice Staff

アメリカでカリスマ的な人気!90歳の現役セラピスト、ドクター・ルースの波瀾万丈な人生を描いた映画『おしえて!ドクター・ルース』より、AIスピーカーのAlexaとドクター・ルースがコミカルな会話を交わす本編シーン映像が到着しました。

80年代のニューヨーク。日曜深夜、ラジオから流れる「セクシュアリー・スピーキング」に人々は夢中になりました。誰も教えてくれない性のお悩みをズバリと解決する、身長140センチ、ドイツ訛りの”ドクター・ルース”ことルース・K・ウエストハイマーは、そのチャーミングなキャラクターでたちまちお茶の間の人気者に。性の話はタブーだった時代に、明瞭かつ学術的に、ニコニコとユーモアをきかせながらリアルな性を語り、悩める大勢の人々を救ってきた彼女は、エイズへの偏見を無くすべく立ち上がり、中絶問題で女性の権利向上を後押しし、LGBTQの人々にも寄り添ってきました。

一方でルースには、少女時代に家族をホロコーストで失い、30歳で運命の出会いをした最愛の夫も失ったという辛い過去も。「痛いほど分かったの。触れられ、愛されることの大切さをね」。逆境から生まれた人生哲学を持つ彼女の言葉には、“自分らしく生きるヒント”がたっぷり詰まっています。

今回映像が到着したAIスピーカーのAlexa(アレクサ)を初めて自宅に迎えたドクター・ルースが、なんともコミカルな会話を交わす様子を捉えたシーンでは、電源を入れながら「彼女の名前は“アレクシス”?待って、“アレクサ”ね?」と、早くも親しくおしゃべりする準備万端のルース。いきなり「私に彼氏はできる?」と茶目っ気たっぷりに、AIのお手並み拝見といった調子の質問を投げかけます。するとアレクサは、「それは分かりません」と冷静な一言を返し、ルースは「私もよ!」「役立たずね、教えてくれないなんて」と大笑い。

続いて「“ドクター・ルース”はどんな人?」と投げかけると、少し迷ったアレクサは、何を聞き間違えたのか「タオル」の説明を始めます。再度ルースがフルネームで問い直すと、今度は「通称“ドクター・ルース”。ドイツ生まれのユダヤ系移民。深夜番組から人気者になった、セックス・セラピスト、タレント、著述家」と完璧な回答!ルースも「聞いた?彼女、私を知ってる」とびっくり。「いいわ、うちに置いてあげる」と嬉しそうに笑い、AIスピーカーアレクサとの初顔合わせは無事成功したようです。

アレクサも知っているほど有名なドクター・ルースの認知度を再認識できるとともに、どんな相手でもすぐに親しい友人のように感じさせる、人懐っこいルースのキャラクターを垣間見られるワンシーンとなっています。

加えて、ドクター・ルースの生き様に惚れ込んだ多数の著名人から、応援コメントが続々到着しています(敬称略・順不同)。

一徹(女性向けAV男優)
女性が性をもっと楽しめるようお手伝いさせていただいてる僕にはとても刺激を受けました。エロとして茶化すだけじゃなく、性の話は自分らしく生きることと地続き。この映画をみて日本版ドクター・ルースに憧れる人が出てきますように。

トミヤマユキコ(ライター/東北芸術工科大学講師)
人生の参考書を探しているあなたにこの映画を贈りたい……男でも、女でも、セックスに興味があろうと、なかろうと!

西野芙美(株式会社TENGA 広報)
ドクター・ルースの言葉は、性別や思想の対立を超えて人間に語りかけてくる。ユーモアを交えて、とても真摯に。「性」という人の根源的な苦楽に寄り添い、悲しみの多い人生を軽やかに生きる彼女の姿に心が震えた。

工藤まおり(フリーランス ライター)
誰よりも明るく、誰よりも美しく、そして誰よりも力強く、性を肯定し続けてきた戦士。彼女の人生を知り、私ももっとあらゆる人に、性の素晴らしさを伝えていきたいと思いました。ドクター・ルースに背中を押されたような感覚です。

片岡鶴太郎(俳優・画家)
何とチャーミングで、知的で、ユーモラスで、明るいおばあちゃまなんでしょう。90歳現役で、沢山の人達の悩みを聴き、的確な解答を捧げるドクター・ルース。彼女の明るく前向きな生き方に、私も「かくあるべき!!」と、心から想うのであります。何より、純粋で明るい私の人生の師となる方でした!!

瀧波ユカリ(漫画家)
私の心の中にある、ずっと前から緊張してる場所。物語が進むにつれて、そこが柔らかくゆるんでいくのを感じた。人生を恐れないために大切なのは愛と知識、笑顔、そしてユーモア。彼女の生き方がそれを教えてくれた。

大九明子(映画監督)
ドクター・ルースは太陽のような笑顔で闘い、ガラスの天井を飴のように熔かす。この映画で、こんなにイカす先達と出会えた私はついている。

星野概念(精神科医など)
人の相談に乗る、ということを仕事にする人間として、ドクター・ルースのパンクで快活な信頼のされ方に、大きな尊敬と少なくない嫉妬を覚えました。フロイトおばあちゃん、すごい!僕の相談にも乗って欲しいです。

小林エリカ(作家、マンガ家)
性について語ることは、自分や相手の身体を、ひいてはこの世界に生きるひとりひとりの身体を、社会を、考えることに繋がるんだ!という圧倒的な体感。ナチ・ドイツを逃れ、孤児として生き延びた彼女の、チャーミングで賢くてまっすぐな発言と生き様に胸うたれます。

武田砂鉄(ライター)
どうすればこんなに人間のことを丸ごと好きになれるのだろう。ずっと笑って、ずっと怒っている。ずっとカッコいい。

トミムラコタ(漫画家)
愛と悲しみを伴いつつ、混乱した時代の中を常に前を向きながら歩いてきたドクター・ルース。彼女の姿に勇気づけられ、励まされました。ルースの笑顔のように、温かくて優しい映画です。

ブルボンヌ(女装パフォーマー/ライター)
時代も国も違うけど、ルースねえさんを師匠と呼びたい!みんなの性を閉じ込めて、こじらせ苦しめる本当の「いかがわしさ」を笑い飛ばしてやりましょ!

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『おしえて!ドクター・ルース』(原題:Ask Dr. Ruth)

家族をホロコーストで失った少女時代、終戦後はパレスチナでスナイパーとして活動し、女性が学ぶことが難しかった時代に大学で心理学を専攻。アメリカに渡り、シングルマザーとなり娘を育てた。そして、30歳の時に、3度目の結婚で最愛の夫フレッドと出会う。自分らしく生きるために学び、恋し、戦い、働く。いつだって笑顔で前を向く“ドクター・ルース”はいかに誕生したのか。

監督/ライアン・ホワイト
出演/ルース・K・ウエストハイマー
2019年/アメリカ/英語/100分/アメリカンビスタ/カラー/日本語字幕:髙内朝子

日本公開/2019年8月30日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給/ロングライド
公式サイト