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2019.07.08 15:28

『ライオン・キング』主要吹替キャストが発表!シンバ役には賀来賢人

  • Fan's Voice Staff

壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描かれたアニメーション映画を、超実写版として映画化した『ライオン・キング』の”プレミアム吹替版”声優発表イベントが7月8日(月)に都内で開催され、シンバ、スカーら主要キャラクターを演じる総勢5名の吹替キャストが明かされました。

シンバ:賀来賢人
スカー:江口洋介
プンバァ:佐藤二朗
ティモン:亜生(ミキ)
ナラ:門山葉子

サバンナを治める偉大な王ムサファを父に、“未来の王”としての運命に生まれ立ち向かっていく主人公シンバ役には賀来賢人、ムサファの弟で、王座を狙うべく策略を巡らし暴君と化すスカー役には江口洋介、自由気ままに生活し、「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」の精神で陽気に生きるプンバァ役には佐藤二朗、ちょっぴり口が悪くて怒りっぽくも、実は仲間思いで世話好きのプンバァの相棒ティモン役には亜生(ミキ)、シンバの幼馴染で、スカーの支配により危機が迫った王国を救うべく奔走するナラ役には門山葉子と、日本を代表するエンターテイナーたちが魅力溢れるキャラクター達に命を吹き込んでいます。

イベントは予告編の上映で開始され、その後ゴスペルコーラスと菅井美和が登場。劇中歌「サークル・オブ・ライフ」の歌唱を披露しました。

間奏中、今回のキャスト5名が順に発表され、一人ずつ壇上に姿を現しました。

ナラ役、門山葉子

ティモン役、亜生(ミキ)

プンバァ役、佐藤二朗

スカー役、江口洋介

シンバ役、賀来賢人

“超実写版”として描かれる本作について、江口は「CGがスーパーリアル。本当にリアルなライオンに自分の声を入れていくという、なんて難しいんだと思いながら、やらせてもらいました。非常にスケール感がある、この夏、家族とでも友だちとでも、いろんな人と楽しめる、ライオンキングの集大成みたいな映画」と本作を表現。「だんだん映像の中に自分が入っていくかのように、気分がわかってくるんですよね。ちょっとした瞬き一つでも、”あ、そういう意味じゃないかな”とか、自分でいろいろ想像していって、言葉を置いていきました。一つの映画でこの役を演じたかのようなぐらい、エネルギーを使いましたけど、達成感もありました」。

賀来も「表情がすごく繊細。やっぱりアニメーションにはできない技術だし、それを見ながら、自分のセリフで感情をのせていくのは、どんどん入り込んでいくというか、後半に連れてどんどんシンバの感覚が自分にも入ってきて、すごく不思議な感覚でした。やっていてすごく面白かったです」とコメントしました。

江口は「声優は難しかった」と振り返り、「英語のタイミングに日本語をあわせていくのが難しく、5日間くらいで録ってもらったんですけど、結構大変な作業で。洋画に日本語をあてていくという歴史があると思いますが、その人たちの上手さをつくづく思いましたね。芝居とは違う、歴史があって今のこういうスタイルがあったんだっていう、なかなかおもしろい体験をさせてもらいました」と、収録の苦労を語りました。

江口のコメントには、佐藤も「声優スゲーなと思うんですよ」と同調。「咳払いとか、つばを飲むとか、喘ぐとか、息とか。本当に難しいし、それをやる声優さんって、やっぱりすごいんだなと思います」とコメント。

一方で、7歳の息子がいるという佐藤は、普段は「あんまり子どもの教育上良いような役はあまりやったことがない」ということで、本作への出演により「また息子と映画館に行ける」と会場の笑いを誘いました。

ティモン役に決定した知らせを、タクシーの中で受けたという亜生。マネージャーが「亜生さん、ティモン、声優決まりました!プンバァが、佐藤二朗さんです!」と言ったら、同乗していた亜生のコンビ相手の”兄”昴生が「なんでや!!!」と叫んだことを明かすと、会場からはドッと笑いが。それでも「頑張ってこい」と言う昴生に亜生は練習を付き合ってもらったそうで、「お前はティモンの本質をわかってない」と、”兄”からの厳しい稽古があったことを明かしました。

「小さい時から本当にディズニーの世界が大好きで、ディズニーの映画を何度も何度も観ていた」という門山は、「ライオンキングは特に好きな作品だったので、実写化されるのをすごく楽しみにしていたし、本当にビヨンセさんに憧れているので、そのビヨンセさんがナラ役をされるというので、またさらにさらにこの映画の公開を楽しみ待っていました。そんな時にオーディションの話があると聞いて、もう絶対にこのナラ役をやりたいと思って、気合を入れて、オーディションに挑みました。合格の知らせを聞いた時に、”ほんとに〜〜〜!!”と叫んでしまったのですが、次第にこれは私が嬉しい、ドッキリなんじゃないかとか、本当に信じられない気持ち」と、嬉しそうに語りました。

「ドッキリかもよ。まだわかんないよ」「落とし穴あるかもよ」と佐藤と亜生からイジられながらも、門山は「芸能の仕事をすると決めてから、一番目標にしていたのが、ディズニー映画の声優をするということでした。本当にずっと夢だったので、その夢が叶って、すごく幸せな気持ちで吹替に臨みました」と続けると、佐藤と亜生は「良いコメントだね」「一番使いやすくて良いコメント」と再びツッコミを入れ、会場は笑いに包まれました。

ドナルド・グローヴァーとビヨンセが歌う曲の吹替について、賀来は「門山さんの歌を先に聞かせていただいた。それを聞いた瞬間にもう、これは日本版ならではの”愛を感じて”を歌えると確信したので。自分もそこにのせて歌えたので、勝手な自信があります」とコメント。そんな歌声を聞いたという亜生は「あら惚れてまうで〜〜。あんなええ声で歌われて…。すごい良いです。会えて嬉しいです」とベタ褒め。

門山も「ビヨンセさんに憧れていて、自分のライブとかでもビヨンセさんの楽曲を歌うくらい、本当に昔から大好きな方だったので、同じ役をさせていただけて、本当に嬉しかったです」と語り、「歌う時にプレッシャーもあったんですけど、やっぱり幸せな気持ちがとても大きかったです。”愛を感じて”を歌う時は、やっぱりナラがシンバを想う、包み込むような優しさをどうやったら表現できるだろうと思って、歌のは入りだったり、歌詞のひとつひとつを丁寧にチェックしながら、監督に指示をいただきながら、何度も歌録りをしました」と、収録を振り返りました。さらに「賀来さんのシンバがすごく素敵で、もう歌わせていただけて本当に嬉しいなって思いました」と、賀来の歌声を絶賛しました。

フォトセッションの後、賀来が「間違いなく今までに見たことのないような映像、感動、スケールの、最高の映画になっていると思います」と本作をアピールし、声優発表イベントは幕を閉じました。

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『ライオン・キング』(原題:The Lion King)

監督/ジョン・ファヴロー
声の出演/ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ
全米公開/2019年7月19日 

日本公開/2019年8月9日(金)全国公開
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン 
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