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2018.12.14 16:00

『グリンチ』日本公開!初日舞台挨拶に大泉洋、宮野真守ら吹替キャストが登壇

  • Fan's Voice Staff

「ミニオン」を生み出し、さらに『ペット』(16年)、『SING/シング』(16年)も手がけるなど、ハズれ知らずの映画製作会社イルミネーション・エンターテインメントによる最新作『グリンチ』が、12月14日(金)に日本公開を迎え、TOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が開催されました。

偉大な絵本作家ドクター・スースの名作が元になっている本作。グリンチは、アメリカではサンタクロースに並ぶ”クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクターです。

フーの村に住む人々はみんな陽気でクリスマスが大好き。けれど村の北にある洞窟で暮らすグリンチはクリスマスが大嫌い。今年は食料が底につき、村まで調達しに向かったものの、クリスマスを待ち遠しそうに笑いあう村人たちが憎くて憎くて仕方ないグリンチは、「村からクリスマスを盗んでやる!」と心に決めて、大計画に乗り出すが…。果たして村の人々はグリンチによってクリスマスを盗まれてしまうのか?

チケットは発売後たったの1分で即完売、満員御礼となった本日の会場。マスコミ陣も数多く訪れ、豪華吹替えキャスト陣、そしてイルミネーション・エンターテインメント作品の人気の高さが伺えます。

お待ちかねの舞台挨拶イベントがスタートし、本作の日本語吹替えを務めた大泉洋さん(グリンチ役)、杏さん(ドナ役)、横溝菜帆さん(シンディ・ルー役)、宮野真守さん(ナレーター役)の4名がステージに登場すると、会場からは大きな拍手と“洋ちゃん”コールが大炸裂!熱烈の応援で迎え入れられた大泉さんは「この映画を待ちきれないファンのみなさんがこんなにも沢山劇場に集まっていただいて嬉しい限りです!この映画はとても感動的な作品に仕上がっていて、今日映画を観た人のなかでも泣いちゃった人がいるのではないかと気になっております!是非今日は楽しんでください!」と挨拶。

続けて杏さんは「クリスマスを目前に控えたワクワクするこのシーズンにぴったりのこの映画が遂に公開ということでとても嬉しい気持ちです。会場にいる方々はまさに今感じていらっしゃると思いますが、クリスマスムードがグッと引き上げられるような作品になっていると思います。何度観ても、大人の方が観ても楽しめると思いますので、周りの方々にもぜひこの映画の魅力を伝えて、何度でも劇場に足を運んでもらいたいです!」とコメント。

横溝さんは「『グリンチ』のお仕事では大泉さんと私とふたりでニューヨークやUSJに行くことが出来てとても楽しかったです!この映画はとってもかわいい映画なので、たくさんの人に観てもらいたいです!」と語り、宮野さんは「絵本が原作となっているので、笑顔になれる教訓が映画のなかに込められていて、観終わった後は前向きに生きていけるような気持ちになれる映画となっています」と、それぞれが初日を迎えた想いとともに挨拶。

大嫌いなクリスマスを盗むというとんでもない計画を企む超ひねくれ者のグリンチが主人公の本作。劇中ではクリスマスを心待ちにしている少女シンディ・ルーと出会うことによって、心温まる物語へと変貌していきます。客席には結末を観ながら涙した方もいたようで、MCが挙手を求めると、会場のほとんどのお客さんが感動して泣いてしまったことが判明!

そんなお客さんの反応を目の当たりにした杏さんは「わたしも台本を読んで時点でうるっとしちゃいましたね。娘にあんなこと言われるとなんていい子なんでしょうって、泣いちゃいますよ!」と、母親だからこそ共感できる感動ポイントについて明かしました。

ここで、劇中で描かれるクリスマスの物語と、日本にもまもなくクリスマスが訪れるということにちなんで、キャスト陣がサンタさんへのお願い事書き込んだオーナメントをクリスマスツリーに飾り付けることに!

大泉さんのお願いは“『グリンチ2』を作ってください”!

杏さんが「なにか続編でやりたいことはあるんですか?」と尋ねると、「横溝さんともう一度NYプレミアにいって、カンバーバッチともっとお話ししたいです(笑)」と大泉さん。続けて、「この作品は物語がすごくきれいに終わってしまうけど、たとえば“グリンチマン”が登場して、悪くなったブリクルバウムと戦うとかどうですか?秋山さんとバトルしたいです!」と熱弁し、会場を沸かせました。

続けて、杏さんが“たくさん入るリュックサックが欲しい!”と私的な願いを明かすと、大泉さん、宮野さんから「グリンチと全然関係ない!」と総突っ込みを受け、会場は笑いの渦に!

横溝さんが“家族で旅行!”と明かすと、大泉さんは「家族のことを考えるなんて素晴らしいね!」と笑顔でうなずき、会場も和やかに雰囲気に包まれました。

最後に宮野さんが明かしたお願い事は、“大泉洋”!まさかの名指しに大泉さんも驚きの様子で、宮野さんに理由を問うと「この作品で一緒にイベントに登壇させてもらい、大泉さんのセンスに感服しました!どんな時もたくさん話さずには言われない、その勇気とセンスを欲しいなと思っています(笑)」とコメントし、会場から大泉さんへ拍手が贈られました。

続いてスペシャルゲストとして登場したのが、世界で唯一ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで会えるベイビーグリンチ。公開を記念して、クリスマスプレゼントならぬ“グリンチマス”プレゼントとして特製クリスマスリースを持って、大阪からはるばる東京の会場へ駆けつけてくれました。

世界中で日本にしかおらず、さらにはユニバーサル・スタジオ・ジャパンでしか会えないというとってもレアなベイビーグリンチの登場に、観客のみならず、キャスト陣も大興奮!まだひねくれる前のピュアなグリンチの純粋無垢な瞳に全員が虜になりました。

さらに、大人気キャラクター“ミニオン”も生み出したイルミネーション・エンターテインメントのCEOクリス・メレダンドリから初日を迎えたキャスト陣に向けて、サプライズメッセージが到着!MCよりメッセージが読み上げられると、心温まる言葉の数々にキャスト陣も感極まった様子でうなずきながら耳を傾けました。

(以下、メッセージ)「皆さん今日は来てくださってありがとうございます。日本で本作品が公開されることを嬉しく思います。そして声優の大泉さん、杏さん、秋山さん、横溝さん、そして宮野さんを歓迎して一緒にお祝いさせてください。イルミネーション作品の要は登場するキャラクター達と彼らからのメッセージです。彼らは、皆さんの心に触れ、皆さんを笑顔にしてくれ、皆さんの生活に笑いをもたらしてくれます。この『グリンチ』は、共感できるキャラクターがたくさん登場し、赦すこと、思いやり、優しさの力をテーマにした素晴らしい作品です。この作品を皆さんに観ていただけることを嬉しく思います。最後に、日本の声優さん達にもう一度お礼を言わせてください。素晴らしい仕事ぶりです。彼らが息を吹き込んでくれたキャラクター達を皆さんは思わず大好きになってしまうことでしょう。それでは皆さん、この映画を観て、良いクリスマスをお過ごしください!」

本作のニューヨークプレミアに参加したときにクリスと対面を果たした大泉さんは「実際にお会いしましたが、わざわざ僕らのところへご自身でご挨拶に来て、“本当に会えて嬉しい”と感謝の言葉を述べてくださって、紳士的な気遣いのある素晴らしい方でしたね!」とクリスの人柄を称賛!

クリスからの絶賛コメントに会場からも拍手が巻き起こり、キャスト陣も喜びと安堵の表情を浮かべるなど、初日という華々しい日を迎えるに相応しい大盛り上がりのイベントとなりました。

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『グリンチ』(原題:The Grinch)

つぶらな瞳が愛らしい超キュートな幼少期のグリンチ(ベイビーグリンチ)から、すっかりひねくれてしまった大人の「グリンチ」はというと……洞窟の中で暮らし、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人達にいじわるをして楽しむ超ひねくれ者に。とにかく不機嫌で孤独なグリンチはやがて、村中のみんなが大好きな”クリスマス”を盗むという、とんでもない計画を立ててしまう。小さい頃はあんなに可愛かったのに、大人になるまでに一体何があったのか?そしてグリンチのとんでもない計画はどうなるのか?

プロデューサー/クリス・メレダンドリ
監督/Yarrow Cheney、Scott Mosier
声の出演/ベネディクト・カンバーバッチ
全米公開/2018年11月9日

日本公開/2018年12月14日(金)全国ロードショー
配給/東宝東和
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS