Report

2018.12.14 19:14

ヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督登壇『バンブルビー』香港記者会見レポート

  • Fan's Voice Staff

全世界でメガヒットを記録した『トランスフォーマー』シリーズの最新作『バンブルビー』の記者会見が香港で開催され、主演ヘイリー・スタインフェルドやトラヴィス・ナイト監督らが登壇しました。

12月9日(日)にロサンゼルス行われたワールド・プレミアで披露され、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では100%を記録するという圧倒的な評価を受けている本作。

各国での公開が待たれる中、12月13日(木)にリッツ・カールトン香港にて開催された記者会見には、日本や中国、韓国、マレーシアなど、計7カ国から約30のメディアが集結。司会の紹介を受け、チャーリー役のヘイリー・スタインフェルド、バーンズ役のジョン・シナ、トラヴィス・ナイト監督、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが会場に登場すると、会場は拍手で包まれ、熱気に溢れた盛り上がりを見せました。

これまでのシリーズから継続してプロデューサーを務めるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、シリーズで初めてオプティマス・プライム以外のトランスフォーマーが主役となった経緯について、「バンブルビーは、トランスフォーマーの中で最も理解しやすいキャラクター。面白くて、感情豊かなトランスフォーマーです。今回非常に人間らしい物語を伝えるには、最も人間っぽいトランスフォーマーの彼が必要でした。そして、何より彼はファンのお気に入り。だから、この決断はとても簡単でした」と、バンブルビーが主役として選ばれたことが必然であったと語り、自信をのぞかせました。

今作で実写監督デビューを果たしたトラヴィス・ナイト監督は、オファーの経緯について「2年ほど前に今作のオファーを受けた際には、僕のこれまでの経歴には、このシリーズに加わることが自然に思われる要素が何もなかったので、ものすごく驚きました。しかし、80年代に子ども時代を過ごした僕にとって、これはとてもエキサイティングなオファーでした。トランスフォーマーのキャラクターで遊んで育ったので、子どもの頃から大好きだったキャラクターの誕生秘話を描けるなんて、まるで夢が叶ったようでした」と、今作のメガホンを取ることになった喜びを語りました。

左より)トラヴィス・ナイト監督、ヘイリー・スタインフェルド(チャーリー役)、ジョン・シナ(バーンズ役)、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ(プロデューサー)

同様に本作から初めてトランスフォーマーシリーズに加わったジョン・シナは、この作品に加わった経緯について「完全に運だよ(笑)早い段階で脚本を読ませてもらい、自分がどの役を演じるかも知らなかったけど、作品を観た皆さんもご存知の通り、ものすごく良い物語で、読み始めたら止まらなかった。それからこの男(ロレンツォ)とこの男(トラヴィス)に会って、彼(トラヴィス)が僕について「いいね」と言って、彼(ロレンツォ)がこうしたんだ(親指を立てる)」と、WWEで長年会場を沸かせてきたエンターテイナー振りを発揮したジョークに、会場は笑い声に包まれました。

今回、シリーズ初の女性主人公を演じたヘイリー・スタインフェルドは、「普通の若い女の子を演じることができて嬉しかった。チャーリーは特別なパワーを持っていないけど、勇敢で、強くて、賢くて、目の前に立ちはだかる障害に対処できる能力を持っている。彼女は初めそれに気付いていないけど、バンブルビーとの出会いを通してその力に気付いていくの。正直で、リアルで、信ぴょう性のある物語に参加することができて、ラッキーだと感じているわ」と、チャーリーを演じた喜びについて語りました。

さらにヘイリーは、自動車修理が得意なチャーリーを演じるに当たり、「私の3歳上の兄は、レースカーのドライバーでメカニックなの。彼は車の知識がすごいから、撮影現場に来てもらったり、助けてもらったの」と、自身の兄の助言を受けていたことを明かすと、トラヴィスがすかさず「それに、彼はバンブルビーを運転したんだよね?」と挟み、「スタントドライバー には僕の求めていることができなくて、彼に聞いたら”できる”と言われたんだ。それで運転してもらった。1テイクだけね。」と、現場での仰天エピソードを披露しました。

新たな相棒、新たな監督、新たな展開と、大いに期待が集まっている本作は、Rotten Tomatoesで現在も97%フレッシュを維持。熱狂は、LAから香港、そして全世界へと、止まることの無い渦として拡がり続けています。日本公開は2019年3月22日(金)。

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『バンブルビー』(原題:Bumblebee)

自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーは、海沿いの小さな廃品置き場で、ボロボロの黄色い車を見つける。「バンブルビー」と名付け、修理したこの車が、やがて普通の車ではないと気づくのに、時間はかからなかったー。1987年、まだ地球は平和な生活を送っていた。その時までは。

監督/トラヴィス・ナイト
原案/クリスティーナ・ホドソン
脚本/クリスティーナ・ホドソン、ケリー・フレモン・クレイグ
製作/ドン・マーフィ、トム・デサント、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マイケル・ベイ
製作総指揮/スティーヴン・スピルバーグ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン、クリス・プリガム
キャスト/ヘイリー・スタインフェルド、ジョン・シナ、ジョージ・レンデボーグJr.、ジョン・オーティス、ジェイソン・ドラッカー、パメラ・アドロン、ステファン・シュナイダー
全米公開:2018年12月21日

日本公開/2019年3月22日(金)
配給/東和ピクチャーズ
公式サイト
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