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2018.11.26 22:30

『グリンチ』ジャパンプレミア開催!日比谷のイルミネーションがグリンチに”盗まれる”!

  • Fan's Voice Staff

『怪盗グルーの月泥棒 3D』(10年)に始まり、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(13年)、『ミニオンズ』(15年)、『怪盗グルーのミニオン大脱走』(17年)と、日本でもメガヒットを記録しているキャラクター「ミニオン」を生み出し、さらに『ペット』(16年)、『SING/シング』(16年)も手がけるなど、ハズれ知らずの映画製作会社イルミネーション・エンターテインメント。

そんなイルミネーションが満を持して贈る最新の長編アニメは、偉大な絵本作家ドクター・スースの名作を元にした『グリンチ』。アメリカではサンタクロースに並ぶ”クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクターが、イルミネーション最新作としてこの冬、日本にやってきます!

フーの村に住む人々はみんな陽気でクリスマスが大好き。けれど村の北にある洞窟で暮らすグリンチはクリスマスが大嫌い。今年は食料が底につき、村まで調達しに向かったものの、クリスマスを待ち遠しそうに笑いあう村人たちが憎くて憎くて仕方ないグリンチは、「村からクリスマスを盗んでやる!」と心に決めて、大計画に乗り出すが…。果たして村の人々はグリンチによってクリスマスを盗まれてしまうのか?

12月14日(金)の日本公開に先駆け、11月26日(月)、本作のジャパンプレミアがTOHOシネマズ日比谷で開催。

プレミア上映に先駆け、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場にてプレミア点灯式が実施され、本作の日本語吹替えを務めた大泉洋さん(グリンチ役)、杏さん(ドナ役)、ロバート秋山竜次さん(ブリクルバウム役)、横溝菜帆さん(シンディ・ルー役)、宮野真守さん(ナレーター役)に加え、サプライズで日本版イメージソングを担当するPerfumeの3名が登壇。そうそうたるグリンチ一味による「メリーグリンチマス!」の掛け声で、大階段のイルミネーションがグリンチカラーの緑色にジャックされ、見事日比谷のクリスマスを”盗んで”しまいました。

以下、詳細レポートです。

東京ミッドタウン日比谷では初めてとなるイルミネーションが11月14日よりスタートし、一足早くクリスマスのムード一色に染まっている本日のイベント会場。たくさんの人々で賑わう日比谷の街に、本作の主人公である超ひねくれ者のグリンチがとんでもないいたずらを仕掛けるということで、大勢のマスコミ陣と、街に居合わせた人たちが会場に殺到しました。

いまかいまかとイベントのスタートを待ちわびていると、MCの呼び込みで、主人公グリンチの声を担当した大泉洋さん、シンディ・ルーのママであるドナの声を担当した杏さん、クリスマスが大好きなグリンチの隣人ブリクルバウムの声を担当したロバートの秋山竜次さん、クリスマスを心待ちにしているシンディ・ルーの声を担当した横溝菜帆さん、ナレーターを担当した宮野真守さんが登場!

先日ニューヨークで開催された本作のワールドプレミアイベントに参加し、本国版のグリンチの声を担当した英俳優のベネディクト・カンバーバッチと、イルミネーション・エンターテインメントCEOのクリス・メレダンドリと初対面を果たした大泉さんと横溝さん。MCがワールドプレミアの感想を尋ねると、大泉さんは「ニューヨークにグリンチが溢れていて感動しました!でもプレミアイベントは、ハリウッドスターと一般のお客さんの導線がぐちゃくちゃですごかったですねえ(笑)」と、ひねくれぼやきを炸裂させせます。

横溝さんは「レッドカーペットがグリンチの色で緑色に染まっていてすごかったです!それとタイムズスクエアが数分に1回、緑色のグリンチ色になっていて驚きました!」とシンディ・ルーらしいキラキラした笑顔で答えました。

そしてここで、プレミアイベントの開催を記念して、本作の日本版イメージソングを担当したPerfumeのみなさんがサプライズ登場!豪華吹替えキャスト陣に、さらなる華やかな面々が加わり、錚々たるメンバーが大集結しました。

すでにニューヨークプレミアのレッドカーペットをグリーンカーペットに塗り替えたり、劇場のポップコーンをグリーンにしてしまったり、USJでクリスマスシーズンに開催されているミニオンのイエロークリスマスのイベントをグリーンクリスマスにジャックしてしまったりと、世界中で様々なものを盗んでいるグリンチ。そこで、大泉さんが、「本日の〈プレミア点灯式〉ではイルミネーションを盗みます!」と、堂々と宣言!

大泉さんの「メリー!」に掛け声に合わせて、全員で「グリンチマース!」と合図を出すと、一瞬にして、大階段のイルミネーションがグリンチカラー一色に!クリスマスが大嫌いな超ひねくれ者のグリンチが見事、日比谷のイルミネーションを盗みだすことに成功しました。登壇者からも「おお~!」と歓声が上がり、会場に集まった観衆も大盛り上がり。

グリーンのイルミネーションによって会場がグリンチカラーに染め上がり、本作のプレミアをお祝いするにふさわしいグリンチっぽさに溢れた会場が仕上がったところで、MCが各登壇者にクリスマスの思い出について問います。

杏さんは「学生の頃は聖歌隊の合唱部にいて、ロウソクをもって讃美歌を歌うのが恒例だったので、今もクリスマスになると歌いたくなりますね」と正統派なクリスマスエピソードを披露。

秋山さんは「父ちゃんがイルミネーションで装飾するのが大好きで、裏の山ひとつをイルミネーションだらけにして、”あの家ヤバイ”って言われていました(笑)本当ブリクルバウムそのまんまなんですよ!」と、役どころにぴったりの思い出を振り返り、横溝さんは「おじいちゃんの誕生日が12月24日なので、毎年クリスマスはそのふたりを家族でお祝いしています!」とぬくもりに溢れた家族の恒例行事について明かします。

アーティストとしても活躍する宮野さんは「ゲームセンターの前に踊るサンタクロースの人形がよくあるじゃないですか、出会うといつもセッションしています(笑)」と、ノリノリの振り付きで話してくれました。

Perfumeの皆さんは「クリスマスの時期はよくイベントガールをやっていて、サンタさん風デザインのへそ出し水着で、パラパラを踊っていました!」とそれぞれ個性に溢れたエピソードを語りました。

続いて、本日遂にお披露目の日を迎える日本語吹替え版の感想について問われた大泉さんは、「それぞれのキャラクターが生き生きとしていて完璧で、僕の声はもはやカンバーバッチなのかなと思いましたよ。菜帆ちゃんは本当にアフレコがうまくて、杏さんも素晴らしくて、宮野さんもきれいなナレーションで、ブリクルバウムはずっと笑っていて、最後に流れるPerfumeの歌声も最高で、日本語吹替えチームが一体になったような感じがしましたね」と太鼓判!Perfumeのあ~ちゃんさんは「グリンチは大泉さんそのままでしたよ!映画の中でグリンチがところどころでぼやいているじゃないですか、大泉さんの状態で自然と耳にはいってきました(笑)」と、熱のこもった役作りで、劇中でそのままグリンチと化した大泉さんの熱演について語りました。

ここで、Perfumeのみなさんが本作のイメージソング「Tiny Baby」振付をプチレクチャーしてくれることに!のっちさんの「この楽曲にはサビの部分に”愛想ってな~に?”と、グリンチらしいひねくれた歌詞が入っているその部分をレクチャーします!」という言葉から、Perfumeの皆さんがキャスト陣に振付を説明。Perfumeさんの素早い振付に、大泉さんはまたもやボヤキながらもついていき、会場からは笑いが起きました。

そして、“フーの村”のクリスマスが例年より3倍に盛り上がることになったのをキッカケにグリンチがクリスマスを盗むと決意する本作の物語にちなみ、今年のクリスマスを盛り上げるためになにか企画していること、”こんなクリスマスにしたい”と思っていることが話題に。大泉さんは「北海道出身なので、今年は家族とスキーにいってゲレンデでホワイトクリスマスをお祝いできたらいいなと思っています!」と明かし、杏さんは「毎年七面鳥を焼くので、今年も七面鳥とケーキを焼いて、家族で過ごそうかなと思っています!」、横溝さんは「大きなツリーがおうちにあるみたいなんですけど、わたしはまだ見たことないので、今年こそそのツリーを飾ってみんなでお祝いしようと思っています!」と明かしました。

点灯式に続き、プレミア上映を前にTOHOシネマズ日比谷で開催された舞台挨拶にも、大泉洋さん、杏さん、ロバートの秋山竜次さん、横溝菜帆さん、宮野真守さん、Perfumeの皆さんが登場!点灯式の模様を生中継で鑑賞していた観客は、グリンチ特製デザインのマフラータオルを身に着け、準備万端!目の前に豪華面々が実際に登場すると、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

これから映画を観る方へ映画の見どころについて問われると、大泉さんは「みっちり時間をかけて吹き替えた声でございます。グリンチの口が映っていないシーンのセリフも僕がちゃんと吹き替えています。もうカンバーバッチの声のままでいいんじゃないか?って思っていましたが(笑)そんな映像に映っていない細かい演技までしっかりと見てもらえると嬉しいです!」と明かし、杏さんは「この映画はフーの村が舞台なのですが、村人たちの住んでいる街がクリスマスを1か月後に控えて盛り上がっている様子が細かいディティールまでこだわって描かれていて、本当に心がワクワクするような仕上がりなので、そんなところも楽しんでほしいです!」と話します。

秋山さんは「僕が演じるブリクルバウムがこんな感じの格好なので、登場したらここにいる誰よりも一番わかりやすいと思います(笑)」と、ブリクルバウムそのままのデザインが施された自身の衣装を指しながら会場を沸かせ、「セリフのあらゆる隙間に笑いを入れるという、本当によく笑うおじさんで、笑うことにこだわっていたので、果たしてこれは本当に吹替えなのか?とおもっています(笑)ぜひ映画の中で最高の“ハハハ!”を見つけてください」とコメント。

続いて横溝さんは、「サンタさんにお願い事をしたくてクリスマスを楽しみにしているシンディ・ルーがひねくれているグリンチの心をどう開いていくかが見所です」と話し、宮野さんは「グリンチでのナレーションはいわゆる物語を説明するような堅苦しい感じではなく、グリンチの気持ちに寄り添ったような語り口になっています。原作でのリズム感のいいナレーションに合わせて、日本語吹替え版でも韻を踏んだようなナレーションとなっているので、心地よく聞いてもらえると思います」と語りました。

Perfumeのっちさんは「わたしたちは日本版イメージソングとして参加したので、ただのファンとして観てしまいました!」、かしゆかさんが「映画の中はイルミネーション・エンターテイメントならではの面白いシーンが沢山ちりばめられています!主人公だけじゃなくて、町の人々だったり、動物たちだったり、一度だけでなく何度でも観たいなと思う作品です」と話し、あ~ちゃんさんは「子供や大人も関係なく、感動するんやね。“大泉洋じゃ~”って思うところ、“語りがマモ!”って思うところとあるけど、最後には知らん間に泣いとって、感動しました!」とコメント。

Perfumeさんの絶賛コメントに大泉さんが感動するかと思いきや「広島弁多いな!」とひねくれた突っ込みをいれ、またもや会場が爆笑に包まれました。

最後には”本国”のイルミネーション・エンターテインメントから、日本語吹替え版チームに豪華プレゼントが到着!大泉さん、杏さん、秋山さん、宮野さんには本国で主題歌を担当したタイラー・ザ・クリエイターが『グリンチ』とコラボして制作した特製スニーカー。横溝さんにはグリンチの人形が施された特製イヤモフ、Perfumeの皆さんはひねくれる前のひねカワイイベイビーグリンチの絵がプリントされた特製カットソーがそれぞれ贈られました。

大泉さん、秋山さん、宮野さんは興奮のあまり、その場で特製スニーカーに履き替えるなど、登壇者全員が大喜び!12月14日(金)の公開に向けて、映画『グリンチ』日本語吹替え版チームの心がさらに一体となった、大盛り上がりのイベントとなりました。

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『グリンチ』(原題:The Grinch)

つぶらな瞳が愛らしい超キュートな幼少期のグリンチ(ベイビーグリンチ)から、すっかりひねくれてしまった大人の「グリンチ」はというと……洞窟の中で暮らし、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人達にいじわるをして楽しむ超ひねくれ者に。とにかく不機嫌で孤独なグリンチはやがて、村中のみんなが大好きな”クリスマス”を盗むという、とんでもない計画を立ててしまう。小さい頃はあんなに可愛かったのに、大人になるまでに一体何があったのか?そしてグリンチのとんでもない計画はどうなるのか?

プロデューサー/クリス・メレダンドリ
監督/Yarrow Cheney、Scott Mosier
声の出演/ベネディクト・カンバーバッチ
全米公開/2018年11月9日

日本公開/2018年12月14日(金)全国ロードショー
配給/東宝東和
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS