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2018.07.08 12:30

『アントマン&ワスプ』吹替え声優に内田有紀&ブラマヨ小杉の続投決定!就任式開催

  • Fan's Voice Staff

2015 年に大ヒットした『アントマン』の続編となるマーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』が8月31日(金)がついに日本公開されます!

映画史上最小にして最強のヒーロー&ヒロインが贈る、このユーモアあふれるバディ・アクションムービーの日本語吹替え版キャストを迎え“就任式”が都内で7月8日(日)に開催されました。

就任式には、アントマンと凸凹バディを組むワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役の内田有紀さん、そして前作から続投となったアントマンを支える友人・ルイス役の小杉竜一さん(ブラックマヨネーズ)が登壇。

内田さんが吹替を務めるホープは、ヒーロー“ワスプ”に就任。マーベル・スタジオ映画史上初の女性タイトルロールとなったことに「びっくりしました。前作と全く違う様子の声を入れさせていただき、テンションがあまりにも違いまして、前作でのホープはピムの娘役でしたが、今回はアクションがすごく多かったので、スーパーパワーを手に入れた彼女が暴れまくっているので、アフレコがいろいろと大変でしたけれども、すごく楽しく、力を得たように頑張りました」とコメント。

ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン(左)とアントマン/スコット・ラング ©Marvel Studios 2018

一方、小杉さんが吹替を務めるルイスは、元泥棒の経験を活かし、なんと警備会社の社長に就任しました。「まさか元泥棒から社長になっているとは思わなかったですけれども、ちょっと天真爛漫な感じだったルイスが、社長になったことによって、仲間を守り引っ張っていかなければという責任感が芽生えた様子を今回見られたので感動しました」と感慨深げに語る小杉さん。

警備会社の社長に就任したルイス ©Marvel Studios 2018

7月6日(金)に一足先に公開された全米では、すでに週末興収初登場No.1を記録している本作。前作よりグレードアップしたキャラクターに成長したホープとルイスですが、今回の意気込みを尋ねられると、内田さんは「2作目となる今作はさらにおもしろくなっているのと、アクションが増えていたので、日頃の疲れが全部吹っ飛ぶというか、それがいちばんの効果だと思います。私もこれから観るのが楽しみですし、この後まだアフレコが4ページ残っているので、がんばります(笑)」とコメント。また小杉さんは「(ルイスがよく口にする)”Wassup”を流行らせたいと思っていますので、ところどころで、あらゆるところで言っていこうと。Wassuuuuup!!」と声を上げ、場内を笑わせました。

場内では、エヴァンジェリン・リリーから内田さん宛の、ポール・ラッドから小杉さん宛のメッセージ映像が上映、ポール・ラッドが「ヒーハー」と言って締めると、小杉さんは「あれ俺のヒーハー!?あっち本場ですよ!えええ、ヒーハー!」と雄叫びをあげ、「あ、いや、Wasssuuuup!!」と大興奮。

続いて、アフレコ中のエピソードを尋ねられると、内田さんは「感動的なシーンがありまして、”泣く声”とか”鼻をすする”とかが(台本に)括弧書きされているのですが、声優の方はきっといろんな方法や技術を知っていらっしゃると思うのでとても上手にやられるのですが、私、その日、鼻をかんだ後だったんです(笑)。ズルズルって音がしないんですよね(笑)。『”鼻をすする”と書かれても、スースー言ってしまうんですけれどもどうしましょう、技術がないので教えてますか』と言うと監督も困ってしまい、『鼻じゃなくともいいと思います』と。片方の鼻を押さえて、無理やり音を出したりしました。感情的になるところも、技術とか、気持ちとか、鼻水ひとつとっても声にはいろいろな表現があるので、いろんな発見があって楽しかったです。アクションシーンの”ウッ”なども、自分は殴られたことがないですが、殴られた感じの”ウッ”が欲しいので、自分でこうやって(自分を殴って)みたりとか、イメージ力の勝負なので、私は楽しんでやりました」

一方、関西弁を標準語に直すのが大変だったのではと内田さんからふられた小杉さんは、「監督は僕の関西弁をうまく直そうと細かく指示してくれました。スタッフの方と二人三脚で作ったなというのが一番の思い出です」と明かしました。「すごい凝っていて、録音ブースにも囲いができていて。小さい部屋のシーン用に小さいブースが作られていたのですが、僕が入るとピチピチ過ぎて、“(小杉さんが)思ってたよりデカイなあ”と言われたのが印象的でした(笑)」

また、本作はバディ・アクション ムービーとしてコンビネーションが大切だということで、内田さんと小杉さんの相性を測る“バディ診断”が、アンケート形式で行われました。

まずはじめに、「もし自分のサイズを変えられるとしたら、1.5cm?20m?」と尋ねられ、ふたりはそろって1.5cmと回答。まずは「1.5cmを味わってみてから20mになりたい」

続いて「もし変身できるなら、アリかハチか?」という質問にアリを選んだ小杉さんは「落ちているアイスでも舐められるからアリで」と話し、一方でハチを選んだ内田さんは「アリはがんばんなきゃいけないじゃないですか(笑)」と、心の内をのぞかせました。

最後の質問として「小杉さんが流行らせようとしている”Wassup!!”は流行る?流行らない?」と尋ねられると、もちろん二人は「流行る!」と回答。「なんで選択肢に流行らないがあるんですか!!なに考えてるんですか!」「そんな消極的じゃだめじゃないですか!」とMCに詰め寄るお二人に、会場内も笑いに包まれていました。

ちなみにバディ診断の結果は、3問中2問一致ということで、お二人は「最強バディ」だそうです(笑)。

最後に、内田さんは「ワスプは、女性がスーパーヒロインになって、とても強くたくましく、しなやかに、それでいてチャーミングで、とても素敵な女性像です。映像も本当に素晴らしくて、音もかっこいいですし、話も息をつく間もなく進んでいきます。ぜひ家族みんなで観られる映画ですので、観てください」と締めくくりました。

小杉さんは「本編は当然おもしろいし、ルイスは相変わらず前置きが非常に多いですが、その辺も立場も変わってスケールもアップしますので、面白いときはぜひ声に出して、笑いながらハラハラドキドキ観てもらいたいと思います。よろしくお願いします。Wassuuuup!!!」と最後にもう一度会場を盛り上げ、就任式は閉会しました。

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『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)

バツイチ、無職、前科持ちで、離れて暮らす愛娘だけが生きがいのスコット。脅威の”スーツ“を手に入れたことで、身長1.5cmの最強ヒーロー〈アントマン〉になったものの、ある大事件をきっかけにFBIの監視下に置かれることに…。そんな頼りない彼を支えるのが、アントマンの開発者ピム博士の娘、ホープ。彼女もまた父の開発した”スーツ”と脅威の身体能力で、完璧ヒロイン〈ワスプ〉に!まったく正反対のふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女〈ゴースト〉が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる――。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!? ありとあらゆるものをすり抜けられる能力を持つ強敵から、アントマンたちは世界のサイズを操る”秘密“を守りきれるのか? いま、人もモノもすべてが大小変幻自在の「アリ」えないバトルが勃発する!

監督/ペイトン・リード
製作/ケヴィン・ファイギ
出演/ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス、マイケル・ペーニャ、ハンナ・ジョン・カメン、ローレンス・フィッシュバーン
全米公開/2018年7月6日

日本公開/2018年8月31日(金)全国公開
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2018