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2017.07.23 14:01

【SDCC2017】サンディエゴ・コミコン発マーベル(MCU)映画情報まとめ

  • Manatee

米国カリフォルニア州サンディエゴで開催中(7月20日〜23日)の「コミコン・インターナショナル:サンディエゴ」(通称:サンディエゴ・コミコン、SDCC)。4日間のプログラムの中でも最大の盛り上がりを見せるのが、6,500人収容のメインホール「Hall H」で開催されるメジャー・スタジオによるパネル・プレゼンテーションです。例年、豪華キャストやクリエーターによる登壇や新作に関する最新ニュースが目白押し。

現地時間で22日17:30〜19:00に開催されたマーベル・スタジオによるパネルでは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の最新情報が発表されました。

※本記事には、MCU作品に関するネタバレが含まれます。

『アントマン・アンド・ザ・ワスプ』

2018年7月16日米国公開を予定している本作は、2015年に公開された『アントマン』の続編。今回のパネルでは、新ロゴとコンセプトアートの発表、さらに本編フッテージを含む制作舞台裏映像が上映されました(現段階ではオンライン未公開)。

ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン役)とマイケル・ペーニャ(ルイス役)が登壇し、追加のキャストが発表されました。

・ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン/初代ワスプ役)
・ローレンス・フィッシュバーン(ビル・フォスター博士/ゴリアテ役)
・ウォルトン・ゴギンズ(ソニー・バーチ役)
・ハンナ・ジョン・カメン(ゴースト役)
・ランダル・パーク(エージェント・ジミー・ウー役)

『キャプテン・マーベル』

2019年3月8日米国公開予定の本作は、昨年のSDCCでブリー・ラーソンが主役のキャプテン・マーベルに決定したことが発表されました。今年のパネルではマーベル・スタジオ製作社長のケビン・ファイギが登壇し、本作が1990年代初期を舞台とし、ヴィランはスクラル(コミックでは、変身能力をもつ宇宙人種族)になることが発表されました。会場スクリーンにはコンセプトアートが投影され、そこに描かれていたスクラル人は非常にコミック版に忠実に再現されていました。片目を失う前のニック・フューリー(S.H.I.E.L.D.元長官)も登場するとのこと!

『マイティ・ソー:バトルロイヤル』

11月3日日米同時公開となる米国では今年最後のMCU公開作品。豪華キャスト並びに監督が登壇しました。

会場では登壇者それぞれからのコメントの後にトレーラーが上映されましたが、まずはトレーラーをどうぞ!

さらに、新ポスターも発表されました。

© 2017 Marvel Studios

ステージに登壇したゲストはこちら。

・タイカ・ワイティティ監督(コーグ役兼任)
・クリス・ヘムズワース(ソー役)
・トム・ヒドルストン(ロキ役)
・マーク・ラファロ(ブルース・バナー/ハルク役)
・ケイト・ブランシェット(ヘラ役)
・ジェフ・ゴールドブラム(グランドマスター役)
・テッサ・トンプソン(ヴァルキリー役)
・カール・アーバン(スカージ役)
・レイチェル・ハウス

以下、各キャストがコメントした作品情報を、箇条書きでお伝えします。

・ハンマーなしの短髪に様変わりした、”中年の危機”状態のソーで映画は始まる。

・ロキは『マイティ・ソー:ダーク・ワールド』後、ずっとオーディンのふりをし、ナルシスト的な努力に全てのエネルギーを注いでいる。

・ハルクはこれまでとは少し変わり、惑星サカーで人気のグラディエーターとなり、ブルース・バナーに戻るのを拒絶している。バナーでいるよりよっぽどいいためだ。2年間ハルクのままでいるため、語彙力は2才児レベルで、会話ができる。

・グランドマスターはコレクターの兄弟。彼らはビッグバンのすぐ後に登場した、宇宙で最も古い生物”エルダーズ・オブ・ユニバース”のひとり。戦い好きで、ソー vs ハルクの戦いの主因者。サカーを統治しながら戦いゲーム”Contest of Champions”を開催している。

・ヴァルキリー はアスガルドの優秀な戦士で、とある理由でサカーにいる。グランドマスターは”仕事上での友人”。ソーを見つけてグランドマスターのもとに連れてくる。
・ハウスはワイティティの監督作5本中4本に出演。本作での役割は公表されないが、”幸運のまじない師”的な存在とのこと。

また会場内では、上記トレーラーの前に特別フッテージも上映されました。岩のモンスター”コーグ”をワイティティ監督自身が演じるほか、ハウスはグランドマスターのアシスタントとして登場します。

『ブラックパンサー』

こちらは2018年2月16日米国公開で、来年最初のMCU作品となる作品です。豪華キャスト並びに監督が登壇しました。

・ライアン・クーグラー監督
・チャドウィック・ボーズマン(ワカンダの国王ティ・チャラ/ブラックパンサー役)
・ルピタ・ニョンゴ(ナキア役)
・マイケル・B・ジョーダン(エリック・キルモンガー役)
・ダナイ・グリラ(オコィヨ役)
・フォレスト・ウィティカー(ズーリ役)
・ダニエル・カルーヤ(ワカァビ役)
・アンディ・サーキス(ユリシーズ・クロウ役)
・ウィンストン・デューク(マン・エイプ役)
・レティシア・ライト(シュリ役)

以下、各キャストがコメントした作品情報を、箇条書きでお伝えします。

・物語は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後から始まる。

・父の死を悼むティ・チャラが、目の前に脅威が迫る中、いかに王になっていくかが描かれる。

・クーグラー監督は、「ティ・チャラにとって最も重要な点は、彼は周りに存在する人々により力を与えられていることだ」と語った。

・シュリ(ティ・チャラの妹)はワカンダの技術開発の責任者である。

・オコィヨは国や先祖を愛しており、世界で最先端の技術を持った都市として、ワカンダの秘密を守るのが最大の目的。

・エリック・キルモンガーは、ワカンダがどのように統治されるべきか彼なりの見解があり、王座を狙っている。

・ズーリは、ティ・チャカのとても親しい友人で、ティ・チャラを幼少期から知っている。

・ワカァビはティ・チャラの最も古い友人で、ワカンダ国警護の責任者としてあらゆる脅威から国を守っている。

・ナキアはスパイで、覆面捜査官として世界をめぐり、ワカンダ国へ報告する役割を担っている。その仕事は“ウォードッグ”と呼ばれている。

・ユリシーズ・クロウは策略家で、どんな外国政府をも妥協させることができる。また今作では(ウルトロンに切り落とされた)“腕が戻る”とのこと。

・デュークによると、マン・エイプは「大きく強靭かつ獰猛で、威厳もあり愛されているリーダーで、信仰心のある”キャラクター」とのこと。

『ブラックパンサー』も新ポスターが公開されました。また会場では新トレーラーが上映されましたが、オンラインではまだ公開されていません。

© 2017 Marvel Studios

ここでケビン・ファイギは、パネルはもう終わりと言ってステージを去ろうとしますが、クリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンがわざとらしく「もっと出せ!」と促すと、チャドウィック・ボーズマンとマーク・ラファロも参戦。そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督のジョー・ルッソが登場!

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

2018年5月4日米国公開/4月27日日本公開予定、空前のスケールでこれまでのMCUヒーロー達が集合する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。トレーラー第1弾は7月15日にカリフォルニア州アナハイムで開催された、D23 Expoのディズニー実写映画パネルで上映されましたが、同じ映像が本パネルでも上映されました。オンラインではまだ公開されていません。

本年のマーベル・スタジオ Hall Hパネルは、以上となります!