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2016.12.06 15:44

【DAYUTAのオモチャ好き 第4回】黒いアイツ PART1

  • Dayuta

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最近ではスパイダーマンといえばデッドプール!と反応する方も多いかと思います。確かに現在「SPIDER-MAN/DEADPOOL」というチームアップコミックが連載されていますので、スパイダーマンの“相方”とも呼べるでしょう。

しかし、15年~20年前までは「スパイダーマンといえばヴェノム!」でした。スパイダーマンの天敵であるヴェノムは、アース(earth)によって設定が違いますが、どのアースでも共通しているのはスパイダーマンにとっての永遠のライバルという事です。

そういえば、設定はまったく違いますが、サム・ライミ版の『スパイダーマン3』では、ヴェノムという名前は作中に言われたことはありませんが、エディ・ブロックをホストとしたシンビオートとして登場していたこともあります。

ホスト(ヴェノムが寄生する人間)が変わる事により、性格なども変化しますが、ここではスパイダーマンのかつてのいじめっ子であり幼馴染であったユージン・トンプソン、フラッシュがヴェノムのホストになり、その凶暴性を抑え込み、共存し「エージェント・ヴェノム」として活動していました。

初代ヴェノムはエディ・ブロックという青年がホストをしていて、スパイダーマンの最強の敵として君臨していたのです。

そもそもヴェノムとは何か? という話になりますと、これもアース(earth)によって設定が変わってきてしまうのですが、earth616、いわゆるプライムアースの設定で簡単に説明させていただきます。

画像出典:Marvel Database

画像出典:Marvel Database

シンビオートとしての初登場は「Web of SPIDER-MAN #18」です。宇宙の生命体シンビオート(宇宙では有名な存在)が地球に飛来し、それがスパイダーマンに寄生した事により、その能力を手に入れ、さらに強化されてエディ・ブロックに寄生した存在がヴェノムです。

(別アースではガン治療の特効薬として開発され、肉食で人を捕食したりもします。)

シンビオートはスパイダーマン(ピーター・パーカー)に個人的な恨みを持ったエディ・ブロックに寄生したのち、自分達を自らスパイダーマンの毒のような存在「ヴェノム」と呼び、執拗にスパイダーマンだけを狙う危険な怪物となったのです。

ヴェノムはスパイダーマンの持つスパイダーセンスに反応はしなく、いつどこでどの瞬間に襲ってくるのか分からないという特性も持ち合わせています。そしてまるで人間とはかけ離れた強靭な肉体とそのパワー、通常の糸よりも固く丈夫な黒い糸、自在に変形する触手、長く強力な舌、緑色の唾液。それはスパイダーマンの今までのヴィランとは比べ物にならないくらい、読者に強烈な印象を持たせました。もちろん、独特の一人称「We are VENOM」もエディヴェノムを説明するのにとても重要な点ですね。

シンビオートの話はもっと深く複雑なのですが、そこはフラッシュがヴェノムのホストとなったコミックシリーズを読んでいただけると幸いです。今後、お話しさせていただく機会があるかもしれません。

ではここからエディヴェノムの玩具を紹介したいと思います。

以前紹介させていただいたタスクマスターと同じシリーズの「MARVEL LEGENDS 2016」の商品「Hasbro MARVEL LEGENDS ABSORBING MAN VENOM」です。

前回と同じく、このシリーズを集めるとアブソービングマンが完成するものです。

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台座は相変わらず、マフェックス「ダースベイダー」に付属していたポージング台座 を使用しております。

コミックスなどのヴェノムよりもスマートですが、相変わらずスパイダーマンなど並みのヒーローとは違う筋肉の造形です。これこそ肉体美というのでしょうか。

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後ろからもパシャリ。

うーむ、素晴らしい背筋と腰の形ですね。背中の穴は別売りの台座アームの差込口になります。フィギュアなどにはよくある穴ですので、ここは気になりません。

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横からでもその筋肉の造形美にうっとりします。 御覧いただいた写真でも分かるとは思うのですが、可動する部分が多く、様々なポージングが可能です。

では早速、付属の別パーツ、頭と手を使って、ヴェノムならではのポージングをさせていきましょう。

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ヴェノムといえば!!な頭部パーツが付属していて、とても嬉しいですね。エディヴェノムファンとしても、ヴェノムファンとしてもたまらない商品だと思います。

こちらの玩具はアメトイショップ、またトイザらスやアマゾンなどでも販売していますので、とても手に入りやすいです。お値段もそれほど高いものではなく、3000円前後です。

ヴェノムが好きな方、エディヴェノムのファンの方、これからスパイダーマンホームカミングなどの映画を観る予定の方はどうぞ、このエディヴェノムを手に入れて遊んでみてはいかがでしょうか。

それでは、また次回お会いしましょう。