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2018.09.21 11:00

FOXサーチライト作品『女王陛下のお気に入り』第31回東京国際映画祭で日本初上映が決定!

  • Fan's Voice Staff

去る9月8日に閉幕した第75回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、銀獅子賞(審査員グランプリ)と女優賞(オリヴィア・コールマン)をW受賞し注目を浴びている『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)。11月23日からのアメリカ公開、2019年2月の日本公開に先駆け、本作が10月25日より開催される第31回東京国際映画祭で特別招待作品として日本初上映されることが決定しました。

監督は『ロブスター』(15年)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(17年)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した、今最も注目されるギリシャ出身の鬼才、ヨルゴス・ランティモス。

ヨルゴス・ランティモス監督

18世紀初頭、最後のイングランド国王と呼ばれたアン女王を演じ、ベネチア国際映画祭で女優賞に輝いたオリヴィア・コールマン。幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)と女官アビゲイル(エマ・ストーン)という2人の側近を相手に、女王としての威厳とその深い孤独を見事に体現しています。

左より)レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)とアン女王(オリヴィア・コールマン)

貴族への返り咲きを狙う女官アビゲイル役を演じたのは、『ラ・ラ・ランド』(16年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』では、実在するテニスの女王を演じたエマ・ストーン。権力争いの中で欲望に目覚めていくしたたかな女の闘いを熱演し、新境地を拓きました。さらに女王の幼なじみで女王を操るレディ・サラには、同じくオスカー女優のレイチェル・ワイズ。実力派三女優の競演はこの作品の最大の見どころです。

アビゲイル(エマ・ストーン)

また、X-MENシリーズでビースト/ハンク・マッコイ役を演じるニコラス・ホルト、新星ジョー・アルウィンといった美形英国俳優たちが“華”を添え、女たちの闘いはより美しく過激に。

美しい宮廷を舞台に巻き起こる、三人の女たちの複雑なドラマを華麗に描きだした本作。ベネチア国際映画祭では大絶賛の嵐となり、賞レースのフロントランナーとして取り沙汰されています!

昨年の東京国際映画祭ではベネチア映画祭で金獅子賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)と脚本賞を受賞した『スリー・ビルボード』(17年)が特別招待作品として上映され、今年3月のアカデミー賞受賞発表まで熱狂が続きました。『女王陛下のお気に入り』もベネチアW受賞を追い風に、今年の東京国際映画祭の最注目作品のひとつとなること必至でしょう。東京国際映画祭での鑑賞チケットは10月14日(日)に一般発売予定です。

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『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)

18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王を動かし、絶大な権力を振るっていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が召使いとして参内し、その魅力がレディ・サラとアン女王を引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが続く中、急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。

監督/ヨルゴス・ランティモス
キャスト/エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、オリヴィア・コールマン、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン
2018年/アイルランド・アメリカ・イギリス映画

日本公開/2019年2月全国ロードショー
配給/20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox