『新凱旋門物語』日本版本予告が解禁!
- Fan's Voice Staff
第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され、第51回セザール賞では8部門にノミネートされたフランス映画『新凱旋門物語』の日本版本予告と新場面写真8点が解禁されました。
1983年、パリ。ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるか。巨大プロジェクトの渦中で、一人の建築家が下す“ある決断”とは──。

エッフェル塔や凱旋門に次ぐパリのモニュメント、通称「新凱旋門(グランダルシュ)」は、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドから一直線に連なる「パリの歴史軸」上にそびえ、パリ西部郊外のデファンス地区に建つ、ひと際異彩を放つキューブ状の巨大建築。完成は1989年7月14日、フランス革命200周年の記念日で、レオス・カラックスの『ポンヌフの恋人』のなかで花火が夜空を彩った、あの歴史的な一日に誕生しました。
本作は、ジャーナリストのロランス・コセによる著書「新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ」(草思社)を基に、理想と政治の駆け引きに翻弄されながらも、国家プロジェクトに挑んだ建築家の数奇な人生を、圧倒的な没入感で描き出します。

主人公スプレッケルセンを演じたのは、第70回カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(17年)で、現代アート美術館のキュレーター役を皮肉たっぷりに演じ注目を集めた北欧の実力派クレス・バング。本作のためにフランス語を猛特訓し、共演者を驚かせるほどの流暢さで臨みました。
主人公と協同する実務派の建築家役には『落下の解剖学』で話題を呼んだスワン・アルロー、そして二人の間を取り持つ官僚役としてグザヴィエ・ドランが『幻滅』以来3年ぶりにスクリーンに登場します。

以下、本作を鑑賞した建築家・伊東豊雄よりコメントが到着しています。
伊東豊雄(建築家)
国家が関わる巨大プロジェクトに政治は付き物である。パリの〈グランダルシュ(新凱旋門)〉の設計者に無名の外国人建築家を登用するまではさすがフランスと思わせたが、御多分にもれず、最後は政治的決着をみる。芸術作品に固執する建築家の純粋な意志は踏みにじられ、やがて重大な決断を迫られることになる。映画ではそのプロセスがドラマティックに描かれる。

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『新凱旋門物語』(原題:L’Inconnu de la Grande Arche)
監督・脚本:ステファン・ドゥムースティエ
出演:クレス・バング、スワン・アルロー、グザヴィエ・ドラン
原作:「新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ」 ロランス・コセ著 北代美和子訳(草思社)
2025/フランス・デンマーク/フランス語・英語・デンマーク語・イタリア語/106分/1.37:1/5.1ch/英題:The Great Arch/字幕:齋藤敦子
日本公開:2026年7月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開
配給:ミモザフィルムズ
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ、デンマーク王国大使館
協力:ユニフランス
公式サイト
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