「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」受賞作品3本が4月24日より公開決定!
- Fan's Voice Staff
シャネルが2024年に始動したメンターシッププログラム「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」の受賞作品3本を一般公開するイベント「CINEMA WEEKS」が、4月24日(金)よりシャネル・ネクサス・ホールで開催されることが発表されました。

「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」は、日本映画界を牽引する是枝裕和監督と共に、次世代の映画監督の輩出を支援するために生まれた取り組み。2024年11月に開催された第1回目のマスタークラスには、是枝監督をはじめ、アンバサダーのティルダ・スウィントンと安藤サクラ、役所広司、そして映画監督の西川美和が講師として登壇。受講した参加者たちにはショートフィルムコンペティションへの応募資格が与えられ、選考の結果、首藤凜、田中さくら、古川葵による3作品が選出されました。
3本のショートフィルムは、シャネルと是枝監督によるサポートのもと制作。また、受賞した3名の監督には、コスチュームジュエリーやボタン制作で名高いメゾンダール、デリュが手掛けた特製トロフィーが授与されます。
CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS CINEMA WEEKS
日時:2026年4月24日(金)〜5月24日(日)
場所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階 シャネル・ネクサス・ホール
予約:4月13日(月)シャネルのLINEミニアプリで予約開始予定
入場無料/予約優先
受賞作品&監督コメント
『親切がやって来る』
監督:首藤凜
出演:出口夏希、佐藤寛太、筒井真理子

美央子は、夜の国道沿いですれ違った酩酊状態の女性・朝子を介抱する。その光景を見ていた青年も救援に加わるが、朝子は自宅の住所もあやふやで言えない。免許証に書かれた住所まで、他人同士の三人で向かう夜の散歩は愛おしい時間でもあったが、次第に酔いが覚めてきた朝子は、なぜ自分がこんなに親切にされているのか分からなくなってくる。
首藤凜
映画制作は資金や環境が整わなければ撮影に入ることが難しく、特に駆け出しの監督は実践的な学びの場が得られにくいのが現状です。今回、創作意欲が掻き立てられる「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」のマスタークラスの後すぐに映画を撮る機会をいただき、感謝しています。『親切がやって来る』は、生きる中で常に私を圧迫してくる「他者が何を考えているのか分からなくて怖い」という感覚を描いてみたくて書きました。互いに異なる感覚や考えを持つまさに他者である役者やスタッフの皆さんと、対話を重ねた経験は大変貴重でした。継続されてこそ真価の生まれるプロジェクトだと思います。末長く続いていくことを願っています。
『夜明け』
監督:田中さくら
出演:深川麻衣、羽瀬川なぎ

姉妹のリツコとトウコは、ともに人生の節目を迎え、二人暮らし最後の朝を迎えようとしていた。街が目覚める前の静かな部屋で、ぽつりぽつりと交わされる言葉。夜明けとともに別れの時間が近づくなか、ふいに、まだ幼かった二人の「一つの出来事」をめぐる記憶の食い違いが浮かび上がる。
田中さくら
この度は、素晴らしい映画制作の機会をいただき誠にありがとうございます。夜が朝に溶けていくその時間、人々は眠りにつき、街はひっそり息を潜める。本作では、そんな誰も知らない日常の狭間で、静かに関係性が変わろうとしている姉妹の姿を切り取りました。とるに足らない時間に立ち現れる、微かな、けれど確かな変化の予感がそこにはあります。この二人だけでなく、世界のどこかで流れる、知らない誰かの大切な時間に思いを馳せるようにして作品をつくりました。本作品がこれから長い旅を続け、一人でも多くの人に届くよう繋いでいきたいと思うとともに、あらゆる文化的背景をもった人たちに、言語を超えて語り合ってもらえることを願っています。
『夕べの訪問客』
監督:古川葵
出演:佐津川愛美、仁科貴

一人残業中の弁護士・洋子の前に、かつて離婚裁判で救うことのできなかった依頼者・田代が三年ぶりに現れる。訪問の理由を明かさないまま居座る田代の真意を探るうち、洋子の抱いていた罪悪感は、次第に恐怖へと変わっていく―。孤独な二人が繰り広げる緊迫の密室劇。
古川葵
映画制作の機会をいただき、大変光栄です。本作は、2024年11月に開催された「CHANEL & CINEMA – TOKYO LIGHTS」のマスタークラスで使用した短い二人芝居を基に、その前後の時間を描いたショートムービーです。あのとき舞台上で役者さん二人の間に立ち上っていた生の感情を、今度は映像でどのように表現できるのか、期待と緊張を抱きながら制作に臨みました。二人の芝居を取り巻く光や影、色、音など、様々な要素が画面の印象を形作っていることを改めて実感し、「なんか怖い」とドキドキしていただける数分間を目指し、ワンカットごとに撮影・仕上げを行いました。
マスタークラス講師コメント
是枝裕和(映画監督)
まずは、作品完成おめでとうございます。
2024年に「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」プログラムを立ち上げ、マスタークラスから始まったシャネルとのコラボレーションが、このような作品に結実したことを何より嬉しく思います。
三人の若い監督たちはこの出会いを一つの学びとして次のステップへ羽ばたいてくれたら嬉しいです。僕もシャネルもその挑戦を応援します。個人的には、企画選定のプロセスに参加できたことはとても責任も感じましたが、新鮮な体験でした。自分とは異なる才能に触発されながら、僕もまた次の挑戦に向かいたいと思います。
ティルダ・スウィントン
東京で素敵な仲間や若手アーティストと刺激的な時を過ごせたことに深く感謝します。受賞した三作品はどれも新しい感性で人のつながりを描いており、未来への希望を感じさせるものでした。
安藤サクラ
本プログラムで皆様と過ごした時間は私にとって、映画の未来と向き合う刺激的な時間になりました。あの時を共有し、人を見つめたこの素晴らしい三本の映画がうまれたこと、そのすべてのプロセスを心から祝福します。
役所広司
皆さん、それぞれの個性を生かした、力作だと思います。今回のマスタークラスやショートフィルム制作の経験が色々な意味で、皆さんの未来に向けてよい経験であったことを祈ります。
西川美和(映画監督)
『親切がやって来る』は人間の良心に疑問符をつけた視点が素晴らしく、『夜明け』は緊迫感のあるマジックアワーに撮影を試みた意欲作。『夕べの訪問客』は画作りと会話にケレン味があり、15分という時間の短さを遊べています。シャネルと共に皆様がより輝きますように。
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